「どうぶつ眼科をマスターしよう」第一回
2021年06月25日
こんにちは。獣医師の市川です。
本日から毎月一回全8回の眼科セミナーに井上先生と参加します。
初回のテーマは「正常な眼を理解しよう」ということで、犬•猫種や年齢ごとに異なる正常な眼の特徴を学びました。
例えば、ロシアンブルーの猫ちゃんはブルーアイと言って目が青い子も多いですよね。
これ自体は正常なのですが、ブルーアイという眼は美しい見た目の反面器質的な眼の構造に欠損が生じることやメラニン色素が茶目や黒目のこと比べて少ないことから通常よりも炎症や興奮などで生じる充血が過剰に見えると言った症状が出やすいなどといった特徴があります。
また、このメラニン色素は一部の点眼薬を吸着させ、留まらせる作用があるので、ブルーアイの子は色の濃い眼をした子と比べて点眼薬の効きが悪いといった特徴もあります。(日本人は茶目で欧米人などの眼が青い方と比べるとメラニン色素が豊富であり、点眼薬の濃度が薄いらしいです。)
綺麗な見た目をした分、万が一眼の疾患を患った時の治療は大変になりそうですね😭
これからも眼の疾患に関して自信を持って診断や治療がなせるように真摯にセミナーを受講したいと思います。