セミナー参加報告

seminar

腫瘍科セミナー第5回

2022年04月08日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、腫瘍科のオンラインセミナーを受講しました。

今回は、お腹の中の臓器に発生する腫瘍について学びました。

お腹の中に発生する臓器には、臓器には針を刺すことで診断ができるもの、実際に臓器を摘出しないと診断できないものがあり、この判断は動物にとって大きいものです。

今回はそういった部分の判断や診断のポイントを臓器毎に学ぶことができ、また、講師の先生の経験に基づいたその後の転帰も学ぶことができたので、腫瘍の全体像を感じることができ非常にためになりました!

腫瘍科のオンラインセミナーも残り1回になりました。

最後の1回も多くのことを吸収できるように心掛けて受講したいと思います!

救急セミナー

2022年04月07日

こんにちは、Dr.スゴウです。先日院内にて救急医療のセミナーがありました。

今回は中毒物質摂取時の対処法についてでした。

有名な物としてはチョコレートや玉ねぎがありますが、その他にも犬で腎不全を引き起こす可能性がある「ブドウ、レーズン」、猫で腎不全を引き起こす可能性がある「ユリ」、不凍液の成分である「エチレングリコール」、犬で低血糖や肝障害を起こす可能性がある「キシリトール」などがあります。

食べた疑いがある場合、様子を見ずに病院に連絡を下さい。

摂取して暫くは症状が無いので様子を見てても落ち着いてます。

摂取後数時間から半日で様々な症状が現れるので体が中毒成分を吸収する前に対処をする事が重要になります。

摂取物の種類にもよりますが、お腹の中にフードが残っている場合は催吐処置で吐かせてあげる事で中毒成分の吸収を大幅に抑える事が出来ます。

また、麻酔下での胃内の洗浄処置も有効です。

中毒症状が出てからはそれぞれの物質に合わせた治療を行いますが、手遅れになる事があるので早めの対応が重症化を防ぐ一番の対処法です。

また、日頃から誤食を防ぐため、ペットに危険な物の管理には注意をしましょう。

眼科セミナー

2022年04月03日

こんにちは、看護師の松下です。

先日、眼科セミナーを受講しました。今回のテーマは角膜の非炎症性疾患についてでした。その中でも重要なものとして、角膜の結晶沈着物と角膜浮腫について学びました。

角膜の結晶沈着物は名前の通り、角膜に結晶状の沈着物が認められる状態です。同じような症状でも痛みがあるものとないものがあったり、両眼にできているかどうかなどで異なる病気です。治療が必要ないこともありますが、点眼薬や手術を行うこともあります。病名としては角膜ジストロフィー、角膜変性症、脂質角膜症などが挙げられます。

角膜浮腫は角膜内の水分量が増加し眼が大きく見えたりします。視覚障害を伴うこともあるので、早期治療が大切です。病気としては角膜ジストロフィーやぶどう膜炎、緑内障などがあります。

眼の病気は飼い主様の気付きがとても大切です。少しでもおうちの動物たちの眼を気にかけていただけると幸いです。

私は現在眼科専門外来の診察に携わらせていただいているので、とても勉強になりました👀