セミナー参加報告

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眼科セミナー👁

2023年08月07日

こんにちは、看護師の石井です🐱

先日専門外来でも診察して頂いている眼科専門医の寺門先生による院内セミナーを受講しました。

今回は前回に引き続き「緑内障」がテーマでした。

前回は他の疾患がなく緑内障のみを発症する”原発緑内障”と他の疾患により緑内障が引き起こされる”続発緑内障”について学びました。

 

今回は”急性”と”慢性”についてお話頂きました。

“急性”とは視覚があり、眼圧が上昇して48時間以内、最近は1週間以内とも言われているそうです。また拡大鏡を使った眼底検査にて異常がないこと。

急性期の原発緑内障の治療はまず第一に眼圧を下げることを目的として点眼薬と充血など炎症を抑えるためにステロイドを使います。眼圧が下がって視覚の回復があるかを判断します。

急性期の続発緑内障は緑内障を引き起こした眼疾患の治療を行います。

 

“慢性”とは眼圧が上昇して1週間以上経った事であり、いわゆる牛眼と呼ばれる目が大きく見えたり飛び出して見えたりする症状があります。

慢性期の緑内障の治療は視力の回復より動物の痛みの管理を目的に行います。内科治療と外科治療になります。外科治療では眼球摘出手術と強膜内シリコン球挿入術(義眼挿入)の主な2つが当院の眼科でも行います。

眼球摘出は手術後の見た目の変化が1番気にされます。飼い主様はペットのQOL向上のため同意の上手術を行うので受け入れられますが、お外であう他の方には目がなくてかわいそう、痛そうなどマイナスなイメージを持たれてしまい飼い主様のメンタル的に辛いことがあるかもしれません。メリットとしてはその目に関する眼疾患は生涯起こらなくなるという事です。また、今まで痛みや不快感を起こしていた眼がなくなるので、動物としてはQOLの向上が見られるのでメリットも大きいかなと思います。

 

義眼挿入のメリットは見た目の変化が少ないのと、緑内障の治療が終わることです。ただ、それ以外の眼疾患(角膜潰瘍やドライアイなどなど)は起こりうるのでその際は治療が必要になります。

 

眼球摘出は術後少し痛々しく見えてしまう事もありますが、点眼が元々嫌な子などは今後の治療でまた嫌な点眼をする必要がなくなるので負担が減るかなと思います。大事なペットの事なので迷われた方は沢山悩んでご相談頂ければと思います😌

接遇セミナー

2023年08月03日

こんにちは、看護師の泉山です。
8月最初のセミナーは接遇セミナーでした。
今回の内容としては、それぞれ獣医師、看護師、トリマーに対する課題(共有ができていないところ)を出していき、改善策をグループに分かれて考えていきました。
どのグループも課題として出した内容が同じく、見直していかなければならない事だと改めて感じました。
それぞれのグループで1つ決めた課題に対しての改善策を実践し、1つずつ解決していきたいと思います!