セミナー参加報告

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インプルーブ外科セミナー

2024年06月20日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近暑い日が多くなってきましたね☀

昔は、25℃で暑い暑い言っていたような気がしますが、最近は25℃は涼しいのでは??

と思うようになってきています🎐

 

さて、先日大阪で行われた、外科のセミナーに参加してきました。

前回のセミナーは海外のセミナーに参加していたので、欠席することになってしまい、

少し久しぶりの参加です。

 

今回のテーマは「生殖器」、「腹膜炎」、「血管異常」です。

生殖器の分野では、主に膣の疾患を学びました。

近年では予防的な避妊手術が行われるようになったので、子宮や卵巣の病気は非常に少なくなりました。

膣の病気も多くがホルモンの影響を受ける病気なので、最近は珍しい病気になりました。

珍しいですが、無くなったわけではないですし、

珍しいからこそ、手術経験が多くない病気としてきちんと学ぶ必要があります。

また帝王切開のことも学んできました。

自宅で繁殖される方は多くないかもしれないですが、犬の場合、短頭種を除くと、難産の発生率は16%です。

犬は安産の象徴でもあるはずなので、もう少し低いかと思っていましたが意外です💦

一方で短頭種は80%以上で難産が生じるともされており、非常にリスクが高いです。

いずれにしても、人間の産科検診と同じで、妊娠したらきちんと定期検診を受けてあげてくださいね!

 

また血管異常では、主に肝臓の血管異常を学びました。

肝臓の血管異常として有名なものは、「門脈シャント」という病気です。

肝臓に血液を送る門脈という血管の一部が、誤ってほかの血管(後大静脈)につながってしまう生まれつきの血管の異常です。

多くの子が、成長不良、発作(けいれんなど)などの症状で気づかれますが、

最近は、

・元気だけれども血液検査で異常を指摘された

・ほかの病気でCT検査をしたら見つかった

など偶然見つかる子も増えてきています。

診断には血液検査のほかに、エコー検査やCT検査が必要です。

早期に見つかれば手術で完治できるかもしれない病気の一つです。

当院でも手術して元気になってくれた子がいます✨

しかし、肝臓の血管は非常に複雑で、健康な子でもたくさんのバリエーションがあります。

しっかりと、実習や経験を積むことで、より安全に手術が迎えられるようになります。

今回のセミナーではそういったバリエーションや、正常な血管の状態をしっかりと学ぶことができました!

 

日頃の診療に活かせるようにしっかり復習していきたいと思います!