セミナー参加報告

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リハビリセミナー

2025年01月25日

こんにちは。看護師の田村です。

毎月リハビリ外来でお越しいただいている小笠原先生のリハビリセミナーに参加させていただきました。
今回のテーマは「減量と科学」ということで、減量の為のお話しでしたが、その前に基本的な栄養について講義していただきました。
まず、体重の増減の原則として、
減量したい場合:摂取カロリー<消費カロリー
筋肉をつけたい場合:摂取カロリー>消費カロリー
となっています。
カロリー(熱量)とは、1Lの水の温度を1℃上昇させるために必要なエネルギーのことを言うそうです。
栄養素には3大栄養素と5大栄養素があります。
3大栄養素とは、たんぱく質・脂質・炭水化物であり、5大栄養素はこれにビタミンとミネラルが入ります。
減量の為には3大栄養素のバランスが大切になります。
・たんぱく質(P):13〜20%
・脂質(F):20〜30%
・炭水化物(C):50〜65%
栄養を摂取するにあたり以上の割合が適切になるそうです。(PFCバランス)
これらの貯蔵場所は、
・たんぱく質:筋肉、骨、爪、毛に貯蔵される成分で、身体を構成する材料になるので、体を動かすエネルギーとしては消費されにくい。
・脂肪:体脂肪として貯蔵される。
・炭水化物:グリコーゲンとして筋肉や肝臓に貯蔵される。
運動によるエネルギー消費には有酸素運動と無酸素運動に分類されます。
有酸素運動は、ランニング・サイクリング・ウォーキングなど一定の動きをする運動です。これを行うことににより体脂肪由来のエネルギーが使用されます。
無酸素運動は、ウェイトトレーニング・ダッシュ・ジャンプなど瞬発力が必要な運動で、グリコーゲン由来のエネルギーが使用されます。
以上の栄養バランスと運動を取り入れて次回の講義から減量の話に入っていきます。
私自身も食事や運動ををする際に意識してみたいと思います!