しつけセミナー
2025年05月31日
みなさまこんにちは!トリマーの猿田です🐒
先日、しつけインストラクターの岡田先生による、しつけセミナーを受講させていただきました😌
今回のテーマは「動物病院での恐怖・ストレスを減らすためにできること」です。
新しいスタッフも増えたため、改めてわんちゃんがストレスを感じた時に見られるボディランゲージを教えていただき、ストレスを減らしてあげるために私たちができることを教えていただきました。
まず、わんちゃんがストレスを感じた時に見られるボディランゲージとして
・震え
・パンティング(あえぎ)
・筋肉の硬直
・重心がうしろに下がる
・フケ、脱毛
・鼻鳴き
・尾を下げる
・視線をそらす
などなど、他にもありますが、よく見られる行動としては上記のようなものが挙げられます。
恐怖で攻撃行動が出てしまうわんちゃんも、固まって動けなくなってしまうわんちゃんも、感じているストレスは同じ😢
もちろん、診察や検査、トリミングではやり切らなければならないことはありますが、
治療やカットスタイルの選択肢の幅をひろげていくためにも
わんちゃんたちのボディランゲージをよく観察し、ストレスを感じていることを察知し、そのストレスをできる限り和らげてあげることが大切だと考えます😌
では、わんちゃんはどのようなことで恐怖を感じるのでしょうか。
もちろん、検査による痛みや不快感から恐怖を感じていることもあると思いますが、
その他にも私たちが普段何気なくとってしまいがちな行動でも、わんちゃんたちを怖がらせてしまう行動がないかを考えます😌
わんちゃんが恐怖を感じやすい行動としては、
・大きな声
・大きな動き、素早い動き
・上から、または正面からのアプローチ
・手を伸ばして触ろうとする、いきなり頭を触ろうとする
・顔を覗き込んでごあいさつ(視線をジーッと合わせる)
などなど…
ついついやってしまいがちな行動がたくさん挙げられます💦
逆にわんちゃんを怖がらせない接し方としての例は、
・優しく声をかけながら自然に近づく
・落ち着いた動き、静かな口調で接する
・横向きに立つ、しゃがむ
・顔を覗き込んだり、目をじっと見たりしない
・こちらから手を伸ばして触らない
などといった接し方があります😊
日頃から、わんちゃんをお預かりする時や体に触れる時に、このような”ちょっとしたこと”を気をつけてあげることで、わんちゃんに必要以上にストレスを与えてしまうことを防ぐことができるのです😌
また、このような接し方だけではなく
人好きなわんちゃんや、社会化お勉強中のこいぬちゃんであれば、お散歩のついでに病院に立ち寄っていただき、”病院に行ったけど、怖い思いをしなかった”という経験を重ねて、病院へのストレスを防ぐこともできます😌
パピークラスに通っていただき、他のわんちゃんや家族以外の人との触れ合い、病院スタッフとの触れ合いに慣れ、楽しい経験を重ねたり、
診察台に乗って、おいしいおやつを食べる経験なども積んでおくと、いざ検査や治療をしなければならない時が来ても、必要以上にストレスを感じさせることなく、スムーズに検査や治療を行うことができるようになります✨
普段の診察やトリミングを行う中で、わんちゃん自身が苦手な作業だったとしても、ごほうびのおやつを取り入れながら行ったり、
少し落ち着くまで時間を待ってみたり、
“こわかった”という印象だけでお家に帰ることがないよう、工夫してあげることが大切なんだそうです☺️
最後に病院から出て行く前に、”たのしい””うれしい””おいしい”など、プラスの感情で帰れたら理想的✨
病院なので、痛い思いや不快な思いをさせてしまうことをゼロにはできないけれど、
わたしたちの少しの行動や工夫の積み重ねで、わんちゃんたちのストレスを軽減させてあげることができるということ😌
そして、それができれば治療やカットスタイルの選択肢の幅も広がり、良いサイクルができるということを学びました😊
わんちゃんの気持ちを第一に考えるトリマーとして、わんちゃんのボディランゲージをよく観察し、それぞれのわんちゃんに合った接し方や工夫を、今後も取り入れていこうと思います✨