セミナー参加報告

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循環器セミナー

2022年03月12日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近は、朝晩も暖かくなってきて春めいてきめますね!

過ごしやすい季節になったな。と思いますが、

昨年の今頃の写真を見てみると、今よりも薄着で、今年はまだまだ寒いんだな。

と感じています。

三寒四温ですが、体調に気を付けて皆さんお過ごしください!

 

さて、先日循環器のセミナーが開催されました。

今回のテーマは、「肺高血圧症」です。

肺高血圧症と聞くと、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか?

ただの高血圧症はどうですか?耳なじみのある方が多いのではないでしょうか?

体にはそれぞれの場所に応じた血圧があります。

体全体の血圧が高くなるものが、高血圧。

肺に向かう血液の圧力が高くなるのが、肺高血圧です。

 

通常、肺に向かう血液の圧力は、25mmHg程度です。

しかし、それが上昇し、40mmHgを超えるようになると、肺高血圧と診断します。

肺の血液の流れが悪くなるため、うまく酸素を取り込むことができず、

疲れやすい、息苦しいなどの症状や、失神を起こすことが多いです。

診断は心臓エコー検査で行います。

肺高血圧にはいくつかの原因があり、それに応じて治療法が少し異なります。

犬フィラリア症や、肺血栓症、肺炎、僧帽弁閉鎖不全症なども原因になることがあります。

しかし、動物の場合、本当の原因を特定することが難しいことも多いので、治療反応などを見ながら判断することもあります。

治療方法として、一般的なものは、内服治療です。

肺高血圧の薬剤は数種類ありますが、どの内服薬も比較的高価です。

治療することで比較的長生きできる子もいますが、

多くの子は短命で、早いと数か月、一般的には1~2年で症状が強くなってしまったり、亡くなってしまうことが一般的です。

 

少し診断が難しく、診断されないこともありますが、

最近は認知度も上昇し、適切な治療が行われていることが多いです。

治らない失神などの症状は、脳の病気ではなく、心臓の病気の可能性もあるので、

気になる場合は、ご相談下さい✨