接遇セミナー11月6日
2024年11月10日
こんにちは!愛玩動物看護師の岩國です。
先日行われた接遇セミナーの報告を致します。
今回のテーマは、【頼るスキルを身につける 】です。
ミズノ動物クリニックは30人を超えるスタッフで構成されておりだいたい約半数が同日に出勤しています。そんなチームとして医療を提供する上で欠かせないのが「頼る」ことです。
診療のみならず、入院管理や薬剤調合など多岐にわたる業務内容は決して1人で行えるものではありません。
そのためスタッフ個人の力を最大限生かすためには、お互いに補い合って働く必要があります。
しかし実際の現場では、多忙な状況の中で誰かに頼ることは勇気が必要なものです。迷惑にならないか、仕事ができないと思われるのではないか、そんな根拠の無い不安に駆られて躊躇してしまうかもしれません。自分が余裕のない状況であるほど悪い方へと考えてしまうものです。
今回のセミナーは「頼る」を知ることでそのハードルを下げることを目的としていました。
そもそも、頼ることは悪いこと?
頼られる側の目線から考えると、頼られることは決して悪い印象を受けません。
頼りにされた!という実感はより仕事への意欲となり、頼る-頼られることはより良い組織の関係性を構築する一助となります。
上手な頼り方とは?
誰かに頼りたい時、忘れてはいけないのは相手への配慮です。相手の状況も加味したうえで声をかけ、最後には感謝を相手に伝わるよう言葉にすることです。
何かを頼みたいけど相手に上手く説明できない…そんな経験をしている方も少なくないと思います。かく言う私も、もっと簡潔に伝えて欲しいと幾度も指摘を受けておりました。
そんな中取り上げられたのがSBAR。
situation background assessment recommendation の頭文字です。
何があって どんな背景を持ち 自身の考えを基に 提案するといった具合で、相手へ状況理解と依頼を簡潔に行うことができます。
ディベートを通して、身内や友達の会話を例にとると分かりやすいと気づきました。
〇〇で卵が特売だって!
でもおひとり様1パックまでなんだ…
せめて2パックは確保したい。
良ければ一緒に来てくれない?
日常の中で割と自然にできている数十秒のやり取りが、仕事の中だと上手くまわっていないことに気付かされます。
私はこの講義を通して、頼ることへ対する苦手意識が少し改善されました。SBARの話し方も実践を通して自然なものに仕上げたいです。
今は頼れる先輩方に支えられて日々を過ごしていますが、いつか頼りあえるチームの一員になれるよう今回の講義内容を活かしていきたいと思います。