セミナー参加報告

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救急セミナー 8/25

2025年08月29日

こんにちは!看護師の岩國です。

先日行われた救急セミナーについて報告致します。

今回のタイトルは「トリアージ」。

フランス語で選別を意味し、本来はコーヒー豆やブドウなどの品質を選り分けることに使うものだったそうです。医療的な位置取りは、緊急度評価とされています。

当院でも、問診の内容や動物の状態を評価し場合によっては早期対応の処置をとる場合があります。

今回の論点になるのは、正確なトリアージができているかどうか。実際のミストリアージを参考に評価の見直しをおこないました。

トリアージにおける主な着眼点は元気、食欲、嘔吐、下痢の体調変化に加え、体温、呼吸数、脈拍など視診、触診によって評価していきます。ここで課題となるのが、動物の種類や個体差です。

同じ犬であっても若齢犬と成犬、大型犬か小型犬かでも基準となる数値が変わってきます。また、その子の環境や活動性にも左右されます。

立ち会った際の状況や問診を通して、普段はない違和感に気づけるかが重要になります。

また、トリアージは電話の中でも行います。先にあげたように、動物の種類や年齢、性別(避妊去勢の有無)により、疑われる病気や状態が絞られるため、少しでも早期の対応のため問診を行います。

また、到着までの時間を伺い処置の準備とスタッフ間共有を行います。

痙攣や意識低下、呼吸器系など特に救急度の高いと判断されるものもありますが、来院するべきかどうかの判断は難しい内容も多いです。如何にささやかな変化であっても、確実に大丈夫だと判断するには直接診察をしなければ判断出来ないことが多いです。

そんな中、特に要注意な3選は

・事故などの高エネルギー外傷

・妊娠、出産関係

・中毒物質の摂取     との事です。

いずれも状況の急変の可能性が高く、症状の有無や反応が軽微であっても素早い対応を必要とします。これらの相談があった際には、トリアージのレベルは高く見積もる必要があります。

トリアージは短時間で必要な情報を集め、早期の判断、処置を行う上で不可欠な方法です。正しく見積もる、あるいはそれ以上に警戒して評価を行い対処する必要があります。そのためにも、普段のその子について知ることと、基準となる指標を明確に覚えて判断できるよう努めたいと思いました。ただし、いざ自分がその場に立ち会った際に冷静に分析する余裕はあまりないと思います。状況に応じ、スタッフやオーナー様方含め病院が一丸となって救急対応に望むことができればと思います。

今回も講師として杉浦先生に来ていただきました。とても貴重な現場でのお話、ありがとうございました。