画像診断セミナー
2025年03月31日
こんにちは、獣医師の今井です。
先日画像診断セミナーを受講しました。今回のテーマは消化管(空腸、結腸)でした。
消化管のスクリーニングを行う際には
・層構造(消化管は5層構造!肥厚している層がないか?構造の消失は認めないか?)
・病変の分布(全周性、偏心性、全周かつ偏心性)
・病変の増殖方向(求心性、遠心性)
・病変の長さ(例えば…腸腺癌は短く、リンパ腫は長めの傾向)
・病変の局在(孤立性、多発性、びまん性)
・消化管拡張の有無
これらのポイントを押さえながら観察することが重要になります。
また、消化管のスキャンを行う際は
①上部:胃〜十二指腸
②下部:結腸〜盲端、回盲部付近を下から上に追う
③その他:①②でスキャンしていない部位
この3箇所に分けて観察することで病変の見落とし防止や効率的なスキャンができることを学びました。
自分の技術を磨けるよう経験を積んでいきたいです!