麻酔セミナー🏫✨
2025年10月17日
こんにちは、看護師の泉山です。
本日麻酔セミナーを受け、今回は人工呼吸管理に関しての内容でした。とても内容の濃いセミナーだったので一部を紹介します。
自発は陰圧呼吸(注射器を引く時と同じ圧)、
人工呼吸は陽圧呼吸(風船を膨らませるときの圧)となっています。麻酔を使うことによって、呼吸は止まってる状態になるため、気管チューブを設置することで直接肺にガスを送ることが必要になります。しかし、膨らませすぎるとダメージが大きくなるため、肺にダメージを与えすぎないように呼吸仕事量を穏やかにし呼吸筋力を疲れさせないようにサポートすることが重要です。
麻酔モニターだけを見るのではなく、呼吸様式を見逃さないようにしなければならないのです。モニター上は、自発呼吸が出ていないように見えても、体重や犬種、麻酔のかかり具合いによっては浅い自発呼吸が出ている場合もあるため患者が呼吸しているか実際に見て確認することも必要だと学びました。
呼吸仕事量が増えると呼吸筋が疲れてくるため、そのままだと心停止してしまう可能性もあります。そのため、人工呼吸で呼吸仕事量を減らし、疲れないようにすることで麻酔中も穏やかな呼吸を促すことができます。
今回、人工呼吸とは患者の負担を減らすためのサポートという考えを学ぶことが出来たので、今後の麻酔でも見方を変えながら管理をしていきたいと思います。