麻酔学校🏫✨
2025年09月20日
こんにちは、看護師の泉山です。
先日麻酔セミナーを受け、手術中に見る麻酔モニターに関しての内容を学びました。
麻酔中に見るモニターとして、循環モニター、呼吸モニターの2種類に分けられます。循環モニターは心拍数、血圧、ETCO2、脈拍の高さ、CRTを見ることで体の循環が正常であるか確認します。呼吸モニターはSPO2、ETCO2、呼吸数、呼吸様式を見ることで正常に呼吸ができているか確認します。
この中で、血圧は特に重要で麻酔モニターの平均血圧(MAP)を気にしながら見ていかなければならないのです。この平均血圧というのは、臓器への血流を意味し、ある程度一定に保つ必要があります。血圧が高すぎると血管が締まりすぎて少しずつしか血が流れないことになり、逆に低すぎると血管が開きすぎて血を十分に送り出せません。そこで私たちは麻酔中、平均血圧を70下回る時点で血圧をあげる注射薬を準備し、備える必要があります。
今回学んだことを活かして、今後の麻酔モニターでは数字が意味することまで考えながら見ていきたいと思います。