院内循環器セミナー
2016年10月17日
こんばんは。
獣医師の石井です。
最近は、寒くなってきて、秋らしくなってきましたね(^^)
食欲の秋ということで、おいしいものをいっぱい食べたいなーとわくわくしてます!
先日、循環器の先生に来ていただいて、院内で循環器のセミナーを行いました!
今回のテーマは、「肺高血圧症」でした。
肺高血圧症は、わんちゃんで、僧帽弁閉鎖不全症の次に多いと言われる病気です。
肺の血圧が上がることで、肺にうまく血液が回らなくなり、酸素が足りなくなってしまって、運動するとすぐ疲れてしまったり、失神してしまう病気です。
また、肺に血液が回りにくいことで、心臓の右側に負担がかかり、お腹や胸に水が貯まることもあります。
肺高血圧症の原因は、
①肺の血管自体の問題
②僧帽弁閉鎖不全症などの心臓の病気
③肺の病気や低酸素血症
④血栓塞栓症
⑤その他
の5つにわけられます。
診断は、心電図検査、レントゲン検査、超音波検査で行います。
心電図検査では、心拍が速くなっていないか、波形に異常がないかどうかなどをチェックします。
レントゲン検査では、肺の血管が太くなったり、蛇行していないか、心臓は大きくなっていないか肺水腫はないかなどを確認します。
超音波検査では、心臓が大きくなっていないか、肺の血管が太くなったり蛇行していないかで診断します。
確定診断は、肺動脈圧の測定が必要です。
肺動脈圧を測定する方法には、三尖弁逆流や肺動脈逆流の速度から求める方法と、右心室から肺動脈へ流れ出る血流の速度の波形から推定する方法があります。
治療は、失神など緊急の場合は、まずとにかく酸素をかがせます。
薬は、血管拡張薬や利尿薬を使用して、肺の血管の負担を少なくしていきます。
肺高血圧症は、命にも関わる怖い病気です。運動したがらなくなるなど、何か気になることがあれば、ぜひ早めに病院に連れてきてあげてくださいね(*^^*)
先日、東京に行く用事があったので、ついでにずっと食べたかったPABLOのチーズタルトを食べてきました!!

すっっごく美味しくて、幸せでした音符
流石に一人でホールを食べる勇気は出なかったので断念しましたが、機会があればホールのレアチーズタルトを食べにまた行きたいです。




















