歯科セミナー
2016年10月25日
こんにちは!
獣医師の足立です。
最近冷え込んできましたね。風邪気味の方が増えているので、みなさんお身体にはお気をつけくださいね。
先日、歯科セミナー第4回目に参加してきました!今回で最後の講義となります。今回のテーマは『抜歯の適応症と抜歯の実際』でした。
抜歯をしなくてはいけない時って、どういう時だと思いますか?抜かなくてはいけない歯もありますが、できれば残してあげたいですよね。抜歯が必要な場合は、
1)歯周疾患があり保存治療による回復が望めない歯
2)折れて神経も見えてしまっている歯
3)2/3以上が折れてしまっている歯
4)レントゲン検査で歯根に外部吸収がある歯
5)顎の骨折部にある歯周病のある歯
6)軟部組織を傷害する不正咬合歯
7)歯周病の発生リスクの高い歯
8)埋伏歯
9)変色歯
10)口内炎などの対症療法&外科処置後の不正咬合の緩和など
の10通りが適応となります。どれも歯・歯肉の状態、レントゲン検査によって判断します。
もう1つ、抜歯をしなくてもいいかの判断材料になるのが、飼い主様がどこまで歯のケアをできるか?になります。歯のケア、すなわち歯磨きになるのですが、前歯のみできるのか?奥の歯・内側もできるのか?によっても変わってきます。ワンちゃんがどこまで耐えられるか?にかかってるんですね!しっかり歯磨きができる子であれば、歯を温存することが可能となることもあります。人も一緒ですが、改めて歯磨きの大切さを感じました。
あとはワンちゃん自身の状態も大切です。歯の処置をしたあとは、基本的に半年ぐらいの間隔で麻酔下での歯の検診・処置をしてあげることがベストとなります!なので、心臓病を患っている子や麻酔のリスクが高い子に関しては、一度に全ての処置、すなわち抜歯の必要がある歯はすべて一度に抜いてあげた方が負担が少なく済みます。
抜歯が絶対必要か?抜歯した方がいいのか?総合的に判断していく必要があることを、今回のセミナーで改めて感じました。歯を守って美味しくご飯を食べ続けてもらうためには、やっぱり歯磨きが大切なんだなぁと身に染みて感じさせられました。歯の日常のケア、口臭・歯垢・歯石について、なにかありましたら、ぜひご相談ください。

先日、久々にスタバに寄ってきました。
お目当ての「ネクタリンピーチクリームフラッペチーノwithティーババロア」をいただいてきました。めちゃめちゃ美味しかったです。やっぱりピーチと名がつく物はハズレがないです。

患者様にいただいたバームクーヘン。
みんなで美味しくいただきました。
ニャンタちゃん、いつもありがとうございます。




















