皮膚科勉強会
2015年04月04日
こんにちは、獣医師の松井です。
月一回で半年続いた皮膚科勉強会も今回で最後となりました。
今回の内容のひとつ、外耳炎は多くのワンちゃんを悩ませる問題です。一度良くなっても、繰り返してしまう傾向があるのも特徴です。
外耳炎の原因となるものの中で多いのが自傷、脂漏性皮膚炎です。こうした原因があって、さらに繰り返す要因となるもの(素因)があるとやっかいです。素因となるのは先天的(耳の構造的問題)なものと後天的(ホルモンの異常や生活環境)なものがあります。
そして、慢性化の原因となる持続因子には薬、二次感染、外耳・中耳の病理変化があります。病理変化とは耳の粘膜で分泌細胞が増生しすぎたり、肉芽ができて腫れた状態をいいます。正常な構造が維持できないため、治りづらいんですね。
外耳炎の治療では、耳垢などの異物除去と炎症を抑えることが中心になりますが場合によっては外科的な治療が必要になります。お家で最近やけに耳を掻いたり、振ったりしてるな~と思ったら早めに来院してくださいね。
勉強会後にお世話になった先生、セミナーメンバーで食事にいきました^_^
永田先生、一緒に勉強した先生方、
ありがとうございました。











