レントゲン勉強会
2011年10月12日
こんにちは、Dr.須郷です。先週の水曜日に麻布大学で臨床放射線研究会に参加しました。
自分が気になった症例は体重が60キロのアイリッシュウルフハウンドで、前足を痛がってびっこをひいているという症状で来院し、レントゲンを撮ったところ前腕骨遠位(手首のすぐ上の場所)に骨融解と骨増生が起こっていました。
これは骨を壊す細胞と骨を作る細胞が両方とも活発な状態。この像は骨の炎症がある場合や骨の腫瘍がある場合によく見られるもので、患部の生検とこの画像からこの子は骨肉腫と診断されました。この子は手術で断脚を行い、今では元気に暮らしているそうです。
犬、猫は人間と違い足を一本失っても問題なく生活出来ると言われています。
今までに当院でも同じようなケースで断脚を行った子がいますが元気に不自由なく生活してます。
歩きたがらない、びっこをひく、足が腫れているなどの症状がある場合は骨やその周囲の組織の腫瘍の場合があります。特に中高齢の大型犬ではその可能性が高く、体重10キロ未満の子に比べて35キロ以上の子では50~60倍なりやすいと言われています。
気になる症状がある場合は当院スタッフに相談して下さいね。
今週は連休を利用して湯治に行ってきました。
今回行ったのは群馬県の尻焼温泉です。ここは川が全部温泉なんです。
人が入っている所は全部温泉です。
解放感抜群でとてもリラックスできます。
ちなみに自分は関晴館という宿に泊まったのですが、日本秘湯を守る会に入っている宿でここの宿の温泉も最高でした。
一泊二日で六回位お風呂に浸かりました。