セミナー参加報告

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しつけセミナー

2024年01月26日

こんにちは、動物看護師の前寺です。

先日、岡田先生のしつけセミナーを受講させていただきました。

今回は子犬を迎えてからのお手入れの慣らし方について学びました。

まずお手入れ練習に入る前には、ニーズ(運動、食事、コミュニケーションなど)が満たされているかの確認をし実際にお手入れ練習に入ります。

お手入れに必要な3ステップとして

①お手入れ・ケアを受け入れやすい体勢を見つける

子犬ちゃんたちによって受け入れやすい体制は様々

   ex)お座り、仰向け、伏せ

②落ち着いて、気持ちよく触る習慣をつける

練習のタイミング、ハンドリング(触り方、アプローチの仕方、手の置き所)、ごほうびの使い方に注意します。

③実際のお手入れに少しずつ慣らす

細かいステップを刻んで 少しずつ確実に慣らしていく作業

 

お手入れ練習は、子犬の時期に最も大切なしつけの一つです。また、お手入れ練習は、格闘する時間ではなく楽しいコミュニケーションの時間です。

 

以上の学んだことを活かして、ご家族と愛犬がより快適な生活を送るための手助けとなれるよう頑張っていきます✊🏻 ̖́-‬

野崎さんセミナー

2024年01月21日

こんにちは、Dr.スゴウです。水曜日に社労士の野崎さんのセミナーがありました。

今回は来年入社する新人の教育に関してでした。

毎年この時期に新人の教育カリキュラムを決めるのですが、新人を指導する指導係を中心にセミナーを進めました。

過去の新人が先輩から教った時に良かった点、改善が必要だった点をヒアリングし、教育カリキュラムを改善していきます。

来年は獣医師、看護師、トリマーそれぞれの部門で新しいスタッフが入るのでそれぞれの部門で連携をとって進めていけたらいいなと思っています。

初めの1ヶ月は皆さんの前に出ることは少ないと思いますが、5月以降は診察の補助や散歩などに出始めるのでフレッシュな新人達を暖かく見守っていただけたらと思います。

インプルーブ 外科アドバンスセミナー

2024年01月17日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

2024年が始まりました。少し遅いですが、本年も皆様のお役に少しでもたてるよう、また、皆様のご不安を少しでも解消できるように、スタッフ一同尽力していこうと思います。

何かお気づきの点がございましたら、お気軽にお申し付けください。

私事ですが、今年は年男なので、竜のように飛躍できる年にしたいと思います🐉

 

さて、2024年最初の外部セミナーは、大阪での外科実習でした。

今回は、昨年まで行っていた外科セミナーのアドバンス編ということで、より発展的な手技を学んでいます!

初回のテーマは「消化器」。

消化器の中でも、今回は特に、胃腸をテーマにセミナーおよび実習を受けてきました。

 

胃腸は栄養吸収にとても重要な役割を担っているので、病気があると、栄養状態が悪くなり、

薬も効きにくくなり、体力が落ちてしまいます。

病気の症状としては、嘔吐、下痢、食欲不振など眼に見えやすい症状なので、気づかれることは多いですが、

病気によってはゆっくり進行するため、重症化してから発見されることもすくなくありません。

また、症状は胃腸に特徴的なわけではなく、肝臓や腎臓病など、他の病気でも同じ症状になるため、本当に胃腸の病気なのかを判断することが難しいこともあります。

また、胃腸の病気はかなり進行しても、血液検査で大きな異常を認めないこともあり、エコー検査などの画像検査が

とても重要です。

 

今回は、主に「胃」の病気をお話ししたいと思います。

①胃排出障害

胃から食べ物が出ていきにくくなる病気です。

一過性の変化では、急性胃腸炎や膵炎などの病気で胃や腸の動きが低下し、胃排出に異常をきたします。

また、胃の出口(幽門)が狭くなることもあります。幽門狭窄は、先天性(ボクサー、フレンチブルドッグ、ボストンテリアなどの短頭種や若齢で多い)と、後天性(シーズー、マルチーズなどの高齢犬種で多い)があります。

症状は慢性的な嘔吐、体重減少です。

診断はエコー検査や内視鏡検査で行い、重症の場合には手術で治療します。

 

②胃潰瘍

胃に潰瘍ができる病気です。

動物の場合は、気道閉塞や投薬(ステロイド系、非ステロイド系)や中毒が原因となることが多いです。

最悪の場合、胃腸に穴が開き、緊急手術が必要になることもあります。

症状は食欲不振や嘔吐のほかに、便の変化(黒くなる、下痢する)が起こることもあります。

治療は内科治療と外科治療(手術)です。

 

③胃の腫瘍

胃の腫瘍は1%程度と言われており、比較的珍しいです。

その内悪性腫瘍では胃腺癌(いわゆる胃がん)が最も多いとされています。

胃腺癌の多くが見つかった時点で転移しており、寿命も平均6カ月とされています。

早期発見であれば手術ができることもあります。もし手術でとり切れれば、一時的に症状が緩和できることはあります。

 

一般的に繰り返し症状がある場合、体重の減少がある場合は重症度が高い可能性があります。

その場合、あまり様子は見ずに早めに検査することをお勧めします。

 

検査内容や金額などわからないことがあれば、ご連絡ください。

第3回ONE ON ONEセミナー

2024年01月17日

こんにちは。獣医師の江木です。

今日は第3回ONE ON ONEセミナーを受講しました。

ネガティブな出来事や自分の短所をポジティブな長所へ変換することと、自分が怒りを感じた人に対してどうしてほしいか伝える方法を学びました。

その後、前回から今回までで課題となっていた「今の自分に点数をつけるなら何点?」の面接動画の評価を先生から各々していただき、振り返りをしました。

3ヶ月後新入社員をお迎えするにあたり、コーチング力を身に着けた上で丁寧に接せれればと思います!

 

循環器セミナー参加報告

2024年01月15日

みなさんこんにちは!獣医師の園田です。

 

先日、循環器専門の先生から血圧を下げる血管拡張薬のお薬について講義を受けさせて頂きました。

わんちゃん猫ちゃんも様々な原因から心臓や腎臓への負荷がかかることで高血圧となり、肺に水が溜まる肺水腫や血栓が血管に詰まってしまう血栓症を併発したりすることで時に命に関わってしまいます。

体の中で様々なホルモンやホルモンを作動する形に変換する酵素が関わっており、血管拡張薬も大きく五つの種類に分かれその効果を発揮して血圧を下げるように働きます。

 

今回は具体的な症例や文献の紹介をして頂き薬の容量や休薬のタイミング、効果の判定を教わりました。

小動物医療に関わり約一年、循環器分野は特に技術的にも知識的にも高度に感じる部分が多いのですが、資料をもとによく復習をしてまずは知識を身につけようと思います!

VOA整形実習

2024年01月11日

こんにちは、獣医師の江木です。

今日は小林聡先生によるVOAの整形実習セミナーに参加してきました。

整形器具の使用方法を学び実際に使用し、脛骨と大腿骨の3D模型を用いて手術手技を学び実践しました。

大腿骨頭遠位成長板骨折の整復、大腿骨頭切除術、脛骨粗面転移術の実習をしました。

骨模型を使用すると皮膚や皮下組織、筋肉、靭帯などがないため、それらをより意識して手技を学ぶ必要があります。

今回実際に自分の手を動かしたことで、器具の使い方に慣れ、これまでよく分からなくて苦手意識を持っていた手技が1つあったのですが、よく理解できてとても楽しく学ぶことができました。

外傷の子で組織損傷がひどかったり、経過が長く筋萎縮が進んでいたりすることもある為、正常の子と解剖が異なる子の手術でも困らないよう、筋肉の起始・終止などを含め、より細かく解剖学を知っておく必要があると感じました!

救急セミナー🫀

2024年01月11日

こんにちは、看護師の泉山です!

先日に救急対応実践セミナーがありました。

 

今回は心肺蘇生について学び、その中でも「電気的除細動」が印象に残りました。電気的除細動は不整脈になっている心臓のリズムを一旦リセットし、正常なリズムに戻す役割があります🫀

 

《電気的除細動の方法》

1.準備ができるまで胸部圧迫を止めない。

2.動物の姿勢は仰向けにする。

3.バトルで心室を挟むイメージ

4.「離れて」の声がけ

5.充電後、ショックを実施

6.ショック実施後、すぐに胸部圧迫開始

 

基本的には胸部圧迫を続けた上で、電気ショックを与えます。そして、どんな時でも声かけが1番大切だということを改めて思いました。

電気的除細動を行う際も周りの安全確認のために「離れて」と声をかけます。他にも、急患が来た時の対応の動画を見て、スタッフそれぞれが自分の役割を声に出して言っていました。(例→薬吸ってます。時間測ります。など)

また、事前の準備も大切で重要です。セミナーの先生が病院で行っているのは、注射・薬などが準備されている救急用のボックスがあったり、緊急薬投与早見表でどんな動物、犬種が来てもパッと見て必要な分量の薬を吸えるようにしていました。前もって準備しておくことで、焦らず早く適切な対応ができるようになります。

今回学んだことや実際に使えそうなことは自分でも取り入れていきたいなと思います!

皮膚科セミナー

2024年01月11日

こんにちは、獣医師の森本です!

先日、皮膚科専門の先生による院内セミナーがありました✏️

今回は「皮膚科の検査」に関して、教えていただきました。

皮膚科の検査は様々な種類があり、代表的なものは以下のものになります。

・毛検査:毛を抜いて、毛の状態などチェックする検査

・掻爬検査:皮膚の表面を削り病原体の検出などを行う検査

・皮表細胞診:皮膚の表面にガラスを押し当て菌の感染の有無などを検出する検査

今回のセミナーではこれらの検査で検出できる病気の概要、検査結果の解釈の仕方や教科書には書いていない皮膚科の専門の先生ならではの検査のコツなどを教えていただきました✨

教えていただいたことを糧にして、一頭でも多くの動物に還元していければと思います❗️

 

眼底疾患👀

2024年01月05日

こんにちは!獣医師の山野です。

本日は眼科セミナーを受講しました✍🏻

今回のテーマは眼底疾患でした👀

眼底とは網膜といった目の1番奥の組織のことをいいます。

網膜は外から入ってきた光を光信号に変換し、視神経に送信する役割をしており、視覚の維持をしています。

わんちゃんや猫ちゃんの網膜にはタペタムという人間にはない組織があり、この構造物が網膜にあるおかげで、暗いところでもわずかな光で見えることが出来ます👀 暗いところで動物の目が光っているように見えるのはタペタムのおかげです🥺

さて、わんちゃん猫ちゃんでいちばん多い(ほとんどがわんちゃんですが)網膜疾患に遺伝性網膜変性症という疾患があります👁

遺伝性網膜変性症とは、遺伝性、両眼性の網膜の変性が進行する病気で、最終的には盲目に至ると言われています😨

遺伝性の病気で、最初は網膜の血管が細くなり、だんだん網膜の血管が無くなってしまいます。網膜の血管がなくなると、網膜の栄養が行き渡らなくなり、視細胞が機能しなくなり、視覚を失います。

ダックスフンド、トイプードルにおおく、多くは3-5歳で発症します👀

残念ながらこの疾患に治療法はなく、失明を遅らせることもできません💦

ただ早期発見することでその後の併発疾患に備えることができるので、何かご不安なことがあればすぐにご相談ください

エキゾセミナー🐢②

2023年12月25日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

年の瀬ですね。

2023年も早いもので、あっという間に終わってしまいそうです💦

 

先日、院内で開催されたエキゾチック動物のセミナーに参加しました。

今回のテーマは、前回に引き続き「カメ」です。

前回の話から進んで、今回はカメの雌雄と、生活を学びました。

 

まずはカメの雌雄判別から。

カメの雌雄判別の最初のステップはサイズです。

基本的には、カメはオスが小さく、メスが大きいという特徴があります。

メスは卵を産む必要があるので、体格が大きいようです。

他には、尻尾のサイズで判断可能です。メスは短い尻尾ですが、オスは大きく長い尻尾を持ちます。

時として甲羅に入りきらず、横向きに収納する様子が見られます。

最後に爪です。

特にミシシッピアカミミガメに特徴ですが、オスは爪を使った求愛ダンスを行うので、

長い爪をしています。

家で飼育するために長い爪は邪魔になるかもしれませんが、爪切りはカメにとって魅力を半減させる行為なのかもしれません💦

 

そして、飼育環境です。

まず前提として、カメは外気温動物(以前は変温動物と言われていました)です。

つまり外気温に自分の体温が左右されます。

動物の体には様々な酵素があり、新陳代謝や生命活動に役立っています。

酵素などの物質には、ある特定の温度域で活性が最大になる。という特徴があります。

そのため、カメも自分の体温をしっかり適温にしないと、暑すぎても寒すぎても十分に活動できません。

丁度いい体温のことを、至適体温といいますが、それを作り出すために最良の外気温を至適環境温度範囲といいます。

カメを自宅で飼育するためには、その至適環境温度範囲を作り出す必要があります。

そのため、ミズガメでも、リクガメでも、

①ホットスポット:体温をあげるための場所(自然界では日なた)

が必要です。

また、甲羅の発育には紫外線が欠かせません。そのため

②紫外線ライト

も必要です。

基本的には、①、②は別々に必要ですが、一つのライトで二つの機能を併せ持つライトもあります。

また、飼育環境の中に温度勾配が必要なので、全面に①のライトが当たるようでは、暑くなりすぎてしまいます。

一部に①を当て、それ以外の場所には、水をいれる(ミズガメ)、シェルターを作る(リクガメ)ことが必要です。

他にも必要なものはいくつかありますが、長くなりそうなので、ここで区切りにしたいと思います。

 

カメはとても長寿な動物ですが、

生活環境のトラブルによって寿命がとても短くなることが多いです。

代謝が遅いため、一度病気になるとなかなか治らないという問題もあります。

当院では、月に一度エキゾチック動物専門外来を設けております。

カメなど専門性の高い動物の診療も受け付けておりますので、ご心配な場合は、お電話でご連絡をお待ちしております。