セミナー参加報告

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眼科セミナー

2023年12月02日

みなさんこんにちは、獣医師の園田です!

先日眼科専門医の先生から白内障についての講義を受けてきました!

白内障は人でも日帰り手術できるような身近な病気ですが、もちろんわんちゃん猫ちゃんにも起こりえます。

光を屈折させるレンズのタンパク質が変性してしまうことで視覚に影響を及ぼす病気で、病変の起こる部位や犬種による特異性、またよく混同され間違われやすい核硬化症との鑑別のポイントを学んできました!

目の変化は見た目にも飼い主さんも気付きやすいところではあるので診察室でも質問の多い分野です。今回もよく復習しておきたいと思います!💪

画像診断セミナー

2023年12月02日

みなさんこんにちは!

獣医師の園田です。

 

先日画像診断専門医の先生から肝臓病変の見方を教わりました。

肝臓は栄養を蓄えたり、食べ物の消化に必要な胆汁を作ってくれる大事な臓器です。今回はその肝臓に出入りしている血管や胆汁の通る胆管の見え方に変化が出てくる病気の超音波検査上での見え方を学びました!

普段は均質な臓器ですが、心臓が悪かったり、栄養を運ぶ専門の血管が動脈と短絡してしまった場合などで脈管が様々な程度で拡張してきます。

先輩や先生に教えてもらいながらではありますが、自分も超音波検査に触れ始めているので今回教わったこともよく覚えて診察に活かしていきたいと思います!💪

リハビリセミナー🦴

2023年11月25日

こんにちは、看護師の石井です🐈

先日専門医の小笠原先生によるリハビリセミナーを受講しました!

今回から整形外科疾患に対するリハビリを学びました。今回はリハビリの仕方ではなく、どのような過程、機能回復をするのに重要なバランスについて細かい所を詰めていきました。

整形疾患では正常な動きにできるように、組織治癒→機能回復→活動適応という過程を通してリハビリを行っていきます。

そして1番大事なのは”可動性と安定性”でどちらかだけが良くても理想的な回復とならずこの2つのバランスがとても重要だそうです。

普段リハビリを行なう上でなぜ、治したい部分がどうしたら理想的なものになるか、考えながら行っていきたいと思います!

エキゾセミナー🐢

2023年11月25日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近、暑い⇔寒いが不安定ですが、体調はだいじょうぶですか?

私は、仕事で北海道に来ましたが、大雪でビックリしています⛄

 

先日、エキゾチック動物に関するセミナーに参加しました。

当院では少し前からエキゾチック動物の専門医による診療を受付はじめましたが、

診療の前にエキゾチック動物に関するセミナーを開催してくださるので、興味深く聞いています。

 

今回のテーマは「カメ」でした。

今回は少し時間が短かったので、カメの分類について触れて説明がありました。

カメにはいくつかの分類がありますが、わかりやすいものとしては、水ガメと陸ガメではないでしょうか?

水ガメの代表的なものは、ミシシッピアカミミガメ(いわゆるミドリガメ)でしょうか?

陸ガメは、動物園などにいるのしのし歩く○○リクガメですかね?

カメは英語で?

と聞くと、多くの方が、「タートル」と答えてくださると思いますが、実は「タートル」は水ガメのことです。

陸ガメは?というと「トータス」と言います。豆知識ですね✨

カメは非常に長寿なことが知られていますが、特にリクガメは長生きで、平均寿命は60年程度とされていますし、

長寿記録では150歳を超えることもあるようです💦

昔から長寿のシンボルになることもうなずけますね…。

私は、リクガメののほほんとした感じが大好きで、動物園とかに行くとついつい見入ってしまうのですが、

皆さんはどうでしょうか🐢?

 

そんなカメにについてとても大事な話をしなければなりません。

今年から法律が変わり、ミシシッピアカミミガメなどのアカミミガメ類は条件付き特定外来生物になりました。

特定外来生物とはなにか?

飼育、譲渡、捕獲、売買、放流などが厳しく制限され、日本の生態系に著しく影響を与える可能性がある動物のことです。

他には、マングースやブラックバスもこの法律で期性されています。

飼育にはマイクロチップの挿入と、申請が必要になります。

が!

ミシシッピアカミミガメに関しては、現在飼育頭数が比較的多いことが推測されるため、

すぐにこの法律は適応されず、『条件付き』となっています。

現在、飼育、無償譲渡、捕獲は可能です。

しかし、売買、放流は禁止です!

決して近くの川や池などに放すことはせずに、自宅でかわいがってあげてください。

 

エキゾチック動物はかわいく、犬や猫にはない愛らしい部分がありますよね?

ただ、どれも日本固有のものではなく、日本の生態系に大いに影響を与えます。

また、診察できる獣医師も限りがあります。

もし新しくエキゾチック動物の飼育を考えられている方がいれば、多くのことを考慮し

生涯面倒を見てあげてくださいね🐢

眼科セミナー

2023年11月17日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回月に一度参加している眼科セミナーに参加して参りました。

症例を交えた症例検討がメインのセミナーで実際の他の病院様の症例を見ながら眼科専門病院での最新の情報や一般臨床での診断治療法を学びました。

本日はマイバーム腺腫脹、免疫介在性結膜炎、眼球炎(眼の組織全体にわたる炎症性疾患の総称)や、ドライアイ、シリコンインプラント設置後におきた眼内の赤みをメインとした症例検討を行いました。

初めて聞く情報も多かったですが、治療に伴う注意事項などを整理できたので大変良かったです。

 

循環器セミナー🫀

2023年11月14日

こんにちは!獣医師の山野です。

先日循環器セミナーを受講しました📖

今回のテーマは利尿剤についてでした。

 

利尿剤とは尿を出させる薬のことです💊

人でも動物でも心不全の状態になると、多くの症例が利尿剤を使うようになります。

心不全で心臓から全身に血液を送り出す力が低下すると、腎臓に流れる血液も少なくなって尿の量が減り、体に水分が溜まります。

わんちゃんの心不全では肺に最も水分が溜まりやすく、肺水腫に発展しやすいです。肺水腫になると酸素が上手く取り込めず、呼吸困難になってしまいます。

 

利尿剤は、体に溜まった水分を外に出すことで、心臓にかかる負担を減らし、また、心臓の負担を下げることで心臓の保護作用もあるといわれています

 

ただ、気をつけないといけないこととして、利尿剤は腎臓に負担をかけるという副作用があることです⚠️

心臓の負担を取るために利尿剤を使ったものの、今度は利尿剤が腎臓の負担になり、体調が悪化してしまうこともあるので、利尿剤の量や種類の選択には注意が必要です⚠️⚠️

高齢で心臓も腎臓も悪い症例は、薬の副作用を考えながら両方の治療をしなければなりません💊

 

今回は利尿剤の種類や量の調節、実際の症例について学びました✍🏻

皮膚科セミナー

2023年11月11日

こんにちは!看護スタッフ宮本です!

先日は、村山先生に皮膚科セミナーをして頂きました!

目の周りの皮膚炎は、眼科と皮膚科どちらの病気なのでしょうか、、、

文字だけだと悩みますが、目の周り一周全体、両眼に炎症が起きている場合は免疫系の病気の可能性、下瞼のみなど一部位に炎症がある時は皮膚の炎症の可能性があるそうです。

また湿っている箇所は炎症が治りにくいそうです。瞼の他にも、包皮、陰部、肛門、口囲、鼻孔など。ただ皮膚病では左右対称に症状の出やすい部位でもあるそう。

判断が難しい症状でも、珍しい病気ではない可能性がある事も!基本の検査を一つずつクリアしていきましょう。

例えば、ニキビダニの検査ですと

①少し血が滲むくらいの掻爬検査

②セロハンテープで採取して鏡検

③毛を抜いて鏡検

などです!

先生たちと一緒に、動物たちの性格や負担、オーナーさんへの問診など踏まえて診察をしていけたら良いなと思いました🐶🐈

子犬子猫セミナー

2023年11月09日

こんにちは。看護師の難波です🐈

 

先日、子犬子猫セミナーの第二回目を受講しました。
犬ちゃんを飼い始めるときの犬種の選び方や子犬の問題行動などといった内容を学びました。

 

犬種によって、元々の気質やなりやすい病気などがあります。
そのため自身の生活環境と照らし合わせて、ペットを選ぶ必要があります。

 

例えば狩猟犬や牧羊犬といった、人と一緒にお仕事をしていたような歴史のある犬はとても活発な子が多いです。
運動量の確保が出来ないとストレスが溜まり、イタズラや破壊行動に繋がることもあります。

そのため日常的に運動の欲求など、その犬に必要なニーズを自身の生活環境で満たしてあげることが出来るかを考える必要があります。

 

また犬種だけでなく、性別やお迎え先の環境、年齢など多くの要因が犬を形成して行きます。

 

犬ちゃんのお迎えを検討する時には、元々の性格の他に犬種、お迎え先なども参考にしてみてくださいね。

眼科セミナー

2023年11月08日

こんにちは、看護師の石井です🐈

今月も専門医の寺門先生による眼科の院内セミナーを受講しました👀

今回は白内障がテーマでした。

眼科の診療に付いていると、最近目が白くなってきたという主訴が多くあります。

目が白いというのには大まかに2つあり、1つは人でもある白内障が有名ですね。あと1つは核硬化症といって老齢性の変化で水晶体の核が混濁してくる病気です。近くのものが見えにくくなったりするが、遠くのものは問題なく見えることが多く、人で言う老眼と同じようなものです。

白内障にも細かく分類するといくつかあり、なぜ発症したのか原因によったり、症状の程度によっても分けられます。

程度によって治療の提案は異なりますが、成熟白内障(水晶体全体が混濁している)と過熟白内障(水晶体が溶けて液状の状態)では手術の提案もあります。

ただ、術後の合併症として緑内障や網膜剥離などが起こる可能性もあるので定期的な検診でしっかりとした評価を行うことが大切なようです!

若い子でも白内障は見られるので、手術するメリットとしては活発な年齢で行うことで活動性の上昇などがみられる事もあるので気になる方は1度診察に来て頂けるといいと思います!

眼科の診察の補助に入っていることで学ぶことが沢山あるのでこれからも沢山学べるのを楽しみにしたいと思います😊

リハビリセミナー

2023年11月08日

こんにちは、看護師の松下です🐝
先日、小笠原先生のリハビリセミナーを受講しました。今回は実習形式で筋膜リリースの手技を習いました。スタッフわんちゃんがいなかったのでスタッフ同士で行いました。
方法は首から肩につながっている筋肉を適度な強さでつまみ、受けている人に腕をぶらぶらさせてもらいます。そうすることで筋肉と筋膜がほぐれて動きがスムーズになります。
実際にやってみると筋膜リリース後のほうが首が軽くなりよく回るようになりました!リリース中の手の感覚を覚えることが重要だということで、暇がある時にスタッフや家族にもやってみたいと思います😊