セミナー参加報告

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リハビリセミナー🦴

2023年05月24日

こんにちは、看護師の石井です🐈

今月もリハビリ専門医の小笠原先生によるリハビリセミナーを受講しました。

月に2回セミナーがあるのですが、今回は実習回でした。

今回は整形疾患・椎間板ヘルニアなど足が麻痺している子などにもできるトレーニングで”神経促進”、”神経整体”と言われるような手技を教わりました。

神経は伸びていると灼熱感や突っ張るような感覚、長時間伸びているとしびれるような感じがあります。

まず動物で実践よりも人の腕を使ってやることで力加減、神経が伸びている感覚を体感することが大切で、今回は自分でやるのとリハビリ班同士でストレッチし合いました。

首~指先までは正中神経が走っていて、やや引っ張りながらストレッチするのですが引っ張る強さ、引っ張りながら腕を回したりするのが難しかったです。スタッフ同士自分が思っているより力を加えていい力加減を感じたり、神経が伸びて突っ張るような感じも得られました。終わってみるとやはり体が軽くなった様な感じがしました。

ストレッチをする前提として始める前には筋肉が硬くなっている部分をほぐしてから行わないと、そもそも筋肉が硬くなって痛みがあるところにそのまま続けると防御反応でより硬くなってしまうのと、十分な効果が得られないので下準備が大切ですね。

またむやみに伸ばしたりしない方がいい疾患もあるので先生と相談しながらやっていきたいと思います。

整形外科セミナー

2023年05月23日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

 

突然暑くなりましたね💦

5月なのに、真夏日が続いて春を飛ばしてしまったようです。

暑さに慣れない時期は熱中症のリスクがあがるので、皆さん注意してくださいね!

 

さて先日、整形外科のセミナーに参加してきました。

内容は、「再手術が必要だった大腿骨骨折」です。

大腿骨とは、いわゆる太ももの骨ですが、かなり太い骨なので、交通事故などの大きな衝撃を受けた時に骨折が起こることが多いです。

後ろ足の力をしっかりと受け止める必要があるので、強固な固定を行う必要があります。

骨折の癒合(治癒)には、解剖学的癒合と、生物学的癒合の二つがあります。

解剖学的癒合とは、単純な骨折などで、骨同士をぴったりくっつけることで治療する方法です。関節部の骨折など、骨が全くズレなく治ってくれないと困る部分に適応されることが多いです。

一方で、生物学的癒合とは、粉砕骨折などで、骨同士をぴったり合わせることができない場合に、骨の治癒能力を抑えないように骨折を治す方法です。骨をぴったり合わせることができない場合に適応されます。

 

大腿骨の場合は、大きな力がかかり粉砕骨折になりやすいので、解剖学的癒合は得づらいです。

生物学的癒合の場合は、治療に用いたプレートなどに強い負荷がかかるため、強固なプレートを用いる必要があります。

そのため、十分な術前計画や、丁寧な手術、正確な手術手技などが大切です。

実際の手術の症例を交えながら、手術の注意点や、陥りやすいミスを整形外科の専門医の先生から レクチャーしてもらいました。

基本原則にのっとり治療していくことが大切である。と痛感したセミナーでした。

眼科セミナー ~正常な眼について~

2023年05月22日

こんにちは、獣医師の江木です。
先日第1回眼科セミナーを受講してきました。
今回のテーマは正常の眼についてでした。
目の写真を見たときまず大切なのは、その目に病気があるかではなく、その目の動物種と左右どちらの目なのかを判別することです。
眼底検査では、タペタム領域、ノンタペタム領域、脈絡膜の血管走行、視神経乳頭など構造が正常かを確認します。
瞳孔の色によっては見え方が異なり、また特定の犬種では正常な構造が異なります。
例えば
・通常半年齢までだと瞳孔色がブルーのことがありますが、フレンチブルドックは半年齢以降でもブルーアイの場合があること
・ミニチュアシュナウザーはタペタム領域に色素沈着がみられることがあること
・大型犬では視神経乳頭が円形でなく、多角形にみえることがあること
・キャバリアキングチャールズスパニエルは脈絡膜の血管走行が蛇行していても正常であること
などがあります。
これからの講義で眼科疾患を学んでいく上で正常はとても大切なので、今回の講義内容をしっかりと頭に入れて知識を増やしていきたいと思います!

野崎さんセミナー

2023年05月19日

こんにちは。看護師の田村です!

毎月お越しいただいている社会労務士の野崎さんのセミナーに参加しました。

 

今月はスタッフ全員で参加させていただき、ミズノ動物クリニックのクレドの共有を行いました。

グループに分かれ、それぞれのグループで6つの項目がある内、3つのクレドについて共有し合います。

 

何かを学ぶとき、自分の身に残る比率として、

講義(5%)読書(10%)視聴覚(20%)デモンストレーション(30%)グループ討論(50%)自ら体験する(75%)他の人に教える(90%)

このような割り合いになると言われています。今回はグループ討論という事を意識して取り組み、以下のような意見が出ました。

 

 

クレド1:みんなで共有より良い一歩

報連相の徹底、情報共有のしやすい環境、獣医師・看護師・トリマーの部署ごとの連携、など

 

クレド2:スタッフの仲の良さはpriceless

常にあいさつを大切にする、ありがとうを言い合える、など

 

クレド3:常に相手の気持ちを考えて行動します

相手の気持ちを汲み取る、共感する、困っていそうな人への声かけ、忙しい時でも感謝の気持ちを忘れない、など

 

以上の事をスタッフ全員で共有しました。

全員集まってのクレドを共有する機会も少なく、今回行ったことにより今一度スタッフで同じ気持ちと方向を向くことができました。

今後も定期的に内容を見直し、ご来院される患者様が安心してご来院いただけるよう日々努力していきたいと思います。

 

皮膚科セミナー

2023年05月19日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回は「多汗症、白い毛が生える疾患、血行障害」をテーマに皮膚科セミナーを受講しました。

それぞれが違うテーマになりますが、特に興味深いお話が多汗症に関してのセミナーでした。

人の肌はCMでお馴染みの通り、弱酸性に保たれることにより細菌の感染から身を守っています。

一方で犬の肌は弱アルカリ性に保たれています。

細菌はアルカリ性の環境下で増殖しやすくなるため、犬の肌トラブルとしては膿皮症という感染症の問題が多くなるということになります。

また汗の成分も人ではエックリン腺と呼ばれる体温調整に関わる汗腺が主体となりますが、犬ではアポクリン腺とよばれる汗腺が主体となります。

これは人では脇に比較的多く存在するもので、皮膚常在菌が分解すると強い臭気に変わります。

合わせて皮膚をより強いアルカリ性に傾けるので、より皮膚感染が起こるのです。

治療としてはエチダンという皮膚環境を酸性に傾けるシャンプーやノルバサンサージカルスクラブという抗菌シャンプー、またステロイドの内服が有効になりますので、強い臭いが体から出ているわんちゃんはご相談いただければと思います。

臨床病理症例検討会

2023年05月18日

こんにちは!獣医師の市川です!

本日は臨床病理症例検討会に参加しました。

3病院合同での検討会は他の病院のお話を聞ける貴重な機会です。

今回は当院からは貧血の猫ちゃんと超音波検査において消化管の構造破綻を認めた猫ちゃんに関して発表させていただきました。

今後の診察に活かしたいと思います。

リハビリセミナー

2023年05月13日

こんにちは、看護師の松下です。

今回は減量について学びました。減量するには脂質制限と糖質制限があります。簡単に減量できるのは糖質制限だそうで、これは筋肉や肝臓に貯蔵されているグリコーゲンが消費されるのですが、その時に糖と水分が一気に減少するので減量しやすいそうです。しかし、糖質制限は筋肉も減ってしまうため筋力を残しつつ減量するには脂質制限のほうが適しているそうです。

またPFCバランスについても学びました。P(protein)はたんぱく質、F(fat)は脂質、C(carbohydrate)は炭水化物を意味します。どの栄養素かが偏ってしまうと体のバランスが崩れたりそれぞれの働きが悪くなってしまうことがあります。減量するために一部の栄養素を過度に制限することはかえって体に良くないそうです。

減量してもしなくてもバランスの良い食事を心がけたいなと思いました😌

 

獣医麻酔学セミナー

2023年05月13日

こんにちは、獣医師の園田です!

先日は獣医麻酔学のセミナーを受けさせていただきました!

手術を安全に行うことはもちろん、手術中や術後の痛みの管理のために様々な薬品があります。

その中には組み合わせてしまうことで作用を打ち消しあってしまうものや、逆に組み合わせることで全体の麻酔量を少なく済ませられるものまで様々あることを学びました。

動物種によっても薬の聞き方が違う点は非常に興味深い点で日々の診療で生かしていきたい知識になりました!

わんちゃん猫ちゃんたちが痛みで苦しむことを最小限に抑えられるように本日教わったことを参考にさせていただこうと思いました!

外科セミナー

2023年05月11日

こんにちは、獣医師の森本です!

先日、外科のセミナーに行かせていただきました。

今回は班に分かれて様々な手術の手技を学ばせていただきました!

若手の先生からベテランの先生など様々な世代の人と同じことを学ぶことによって、自分だけだと気付けないような視点での疑問や基本的な手技の確認など多くのことに気付かされ、とても刺激を受ける実習でした✨

今回、学んだことをミズノ動物クリニックでも活かせるように励んでいきたいと思います❗️

猫保定セミナー

2023年05月11日

こんにちは看護スタッフの菅野です。

猫の保定スキルセミナーを受講しました。
今回は保定のテクニックを学ぶ前の猫の診察への心得や猫の最適なキャリーについて、猫種で違う性格、待合室の環境、診察時間を短くするための工夫などを学びました。
当院でもバスタオルやエリザベスカラーを使い診察を行うことが多いのですが使うタイミングや使い方も少し違ったりしたので勉強になりました。
猫がいかにストレスを感じにくく治療を受けられるようにするか当院でも改善できるところがあると感じました。
もっと猫について理解し、安全に安心して治療を受けてもらえるよう努力していこうと思います。