CTセミナー📷✨
2022年10月02日
こんにちは!獣医師の山野です。先日CTセミナー第3回目を受講しました!
今回はCT撮影の手順について、人形を使って実際にCTを撮影しながら教わりました。
当院にあるCTは人用のものであり、撮影方法も人と同じです🤔
CT撮影は、ベッドの上にあおむけになった姿勢で行います。検査の際はベッドが自動で動き、トンネル状の装置の中に入ります。レントゲン検査でも超音波検査でも見つけられないような小さな病変を見つけるためには、まずは正確なポジショニングで撮影しなければなりません😤動物には麻酔で眠ってもらった状態で、背骨を真っ直ぐにして、できる限り左右対称になるように調節します。
CT検査は、X線を使って行います。体の周囲からX線をあてて、体の中の吸収率の違いをコンピューターで処理し、体の断面を画像にします。断面にする画像の厚みやX線の当てる強さなどの設定は、撮影する部位や動物の体の大きさ応じて適切に決めています🧐
当院のCT検査では、基本的に造影剤なしと造影ありの2パターンで撮影します。単純CTで区別がつかない病変でも,造影剤を使用することによって、明確に描出され、より正確に診断することが可能となります✨️
CT撮影は10-20分ほどで終了します。撮影後にそのまま病巣の生検を行うこともあります😮
今回は人形を使った模擬的な撮影実習でしたが、実際は動物の麻酔管理をしながら限られた時間の中で撮影条件などを瞬時に決めなければなりません😨 まだまだ慣れないことも多いですが早く撮影をマスターできるように頑張ります🔥