救急セミナー🚑
2022年10月26日
こんにちは!獣医師の山野です。
先日、心肺蘇生についてのセミナーを受講しました🚑
心肺蘇生とは、何らかの原因で心肺停止、またはそれに近い状態になった動物に対して、心臓マッサージや人工呼吸などの救命処置を行うことをいいます🚑💨
心肺蘇生で最も重要なことは、とりあえず心臓を動かすこと!!です!! 🫀
人のデータでは、心肺停止状態になってから心臓マッサージを始めるのが早ければ早いほど、心肺蘇生(=心臓と肺が再度動き始めること)する確率が高くなるそうです。心肺蘇生率を高めるために、①心肺停止を素早く判断する ②適切な心臓マッサージをする 必要があります🙆♀️
今回はこの①と②についてお話していこうと思います。
①心肺停止を素早く判断する
心肺停止の判断基準は昔はAirway(気道閉塞の有無の確認)、Breath(呼吸有無の確認)、Circulation(循環有無の確認)の3つを行うとされていました。しかし、Circulationまで確認しようとすると、聴診器持ち出して心音を聞く+脈取れるか触診しなければなりません。そうしているうちにどんどん時間は過ぎてしまうということで、現在はAirwayとBreathの確認を10秒以内で行って、呼吸していないと判断できればすぐに心臓マッサージを開始するべきだ!となっているそうです😳 仮に心臓が動いている子に間違って心臓マッサージをしたとしても、有害事象の発生は極めて限定的であり、心臓マッサージの遅れによる不利益を上回るものではない、といわれています。
とにかく心臓マッサージをすぐ行うことが大事です!🫀
②適切な心臓マッサージを行う
心臓マッサージは胸を闇雲に押しても効果はありません。ポイントは
・肘を真っ直ぐ伸ばして垂直に圧迫
・胸郭の1/2-1/3が沈むくらい圧迫
・胸郭が反動で戻るのを確認しながら行う
・1分間に100-120回
・中断してはならない
です。小型犬や猫ちゃんなど体の小さい子は心臓の位置で心臓マッサージしますが、中型~大型の子は胸郭が大きく心臓まで上手く力が伝わらないため、胸郭の1番膨らんでいる所を圧迫して胸郭の内圧を変えることで心臓マッサージします。
動物も人もいつ何が起こるか分かりませんし、心臓マッサージについて少しでも知っていただければ幸いです☺️ 何かあればすぐに病院までご連絡ください📞