セミナー参加報告

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VETS ACADEMY 栄養管理コース 第5回

2022年07月14日

こんにちは、看護師の石井です🐈

以前から受講していた動物看護師向けのWebセミナー最終回を受講しました。今回はLIVEで質疑応答・総復習の回でした。

全5回にわたり栄養学・疾患に合わせた栄養管理を学びました。疾患に合わせた栄養管理をする上でそれぞれの疾患に対する知識も必要になるなと感じました。まだまだ栄養学も疾患に対する知識も薄いのでより勉強していこうと思います。

飼い主様に栄養管理を指導するのにこちら側の知識や行ってほしい栄養管理を一方的に伝えるだけでは飼い主様はなぜ必要なのか、実践することが可能なのかを確認しながら伝えないとご家族の皆さんのストレス・ペットとの良好な関係も築けないと講師の先生もおっしゃっていたので減量を頑張る子・病気治療のために療法食を食べる子に対して飼い主様がどうしていいかわからない事を獣医師に伝えるなどできる事を少しずつ実践していこうと思います。

病院では療法食を出す機会がほとんどなので院内にあるフードについての知識も高めていきます。

新人研修 ブートキャンプ

2022年07月14日

こんにちは😊トリマーの鳥取です。

先日JAHAのブートキャンプオンラインを受けてきました。今年入社したいろんな動物病院の新人達がオンラインで集まり、講習を聞いたり、話し合ったりするセミナーです。

どのような対応をしたら飼い主様に喜んでいただけたかを新人同士発表し合い、この対応いいなと思ったものを他のメンバーに発表したりして、他の同じ状況で働く新人さんがこのような対応をできるなら私にもできるかもしれない、やってみようという気持ちになりました。

同期は8人いますが、それぞれがどんな対応をしたりしているなど話し合う機会はないので、いろんな病院の新人同士話し合いうことができ、負けないように頑張ろうと思えました。

まだまだ飼い主様の期待に全て応えることは難しいと思いますが、笑顔を大切にがんばりたいと思います。

循環器セミナー

2022年07月12日

こんにちは!獣医師の久米です。

先日循環器のセミナー&実習をうけました。

今回は、カラードプラのやり方や設定、連続波ドプラ、パルスドプラについて学びました。

カラードプラでは血流の逆流のような異常血流を検出することができます。

連続波ドプラでは比較的速い血流の速さを、パルスドプラでは比較的遅い血流の速さを診れます。

実習では、実際に心エコーをあててカラードプラやパルスドプラを使う練習をしました。

一つの断面を出すにも一苦労なので、同じ場所にプローブを当て続けながらエコー機械の操作をするのがとても難しかったです。

機械の設定一つで見やすさや、1秒間の画像の枚数が変化することを学び少しスキルアップできたのでは?!と思います。

今回のセミナーを機に心エコーに少しずつチャレンジしていこうと思います💪

内科セミナー

2022年07月07日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回は内分泌のアップデートとして「クッシング症候群」に関して学びました。

クッシング症候群とは副腎と呼ばれる臓器において分泌されるコルチゾールと呼ばれるホルモンの作用が過剰になることで、体重の増加、多飲多尿、血糖値や血圧が高くなったりという症状を引き起こす病気になります。

皮膚にも症状を起こすことが多く、体幹部の皮膚は薄くふっくらした体格になる一方で四肢の筋肉は痩せていくという特徴があります。

診断する上では臨床症状(先に述べた多飲多尿や高血圧、高血糖など)に加え、血液検査や画像診断から総合的に判断する必要があります。

今回に関してはここ最近のホルモン検査に関しての感度や特異度、実際の臨床現場においてどのような症状がどのくらい認められるのかなど統計を元に勉強しました。

自分自身もクッシング症候群を診断する上で知らなかったホルモンの測定方法などがあり、今後実際の臨床の現場で活用したいなと思います。

ctセミナー

2022年07月07日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回はctセミナー最終回を受講しました。

最終回は試験を行い、これまで受けてきたセミナーの総まとめとして理解度を再チェックしました。

ctとはなんぞやという基礎的な部分から実際に症例を使った読影問題まで様々な問題が出題されました。

おおよそ半年間月一回の受講でしたが、色々学んできたなと感慨深いものがあったと同時にこれからはこの知識を存分に使って実際の診断に役立てたいなと思いました。

眼科セミナー 実習編👀

2022年07月07日

こんにちは、看護師の石井です🐈

先日の事前学習をふまえて実際に道具を使って検査を体験しました。

私は月に1回の眼科専門外来で寺門先生の診察を間近で拝見していますが、獣医師目線となって目がどのように見えているかを自分で機械を操作しながら体感することができとても楽しかったです。

特にスリットランプというお部屋を暗くして眼に光を当て、角膜~網膜まで見ることのできる道具の操作はとても難しかったです。光の強さやピントの合わせ方で見れる部分が違ったので見たい所にピントが合わず苦戦しました。

また、動物たちの気持ちにもなってみようとドライアイを疑う子に行うシルマーティアテストという1分間に出る涙の量を測る検査をやってみました。動物たちと同様に下瞼に試験紙を入れ眼を閉じていましたが、、痛かったです。。。痛みには個体差がありますが動物たちは本当に頑張ってくれているなと思いました。痛いけどドライアイかを診断・程度を知るには重要で必要な検査なので検査するときには全力でお手伝い、応援するので頑張りましょう!

今回初めて実習を行い獣医師目線、動物目線といつもは見れない目線で体験することができ、保定するときにはどのようにしていたら検査がしやすいのか、検査中の子はどんな気持ちなのかを想像しながら取り組んでいこうとおもいました。

 

眼科セミナー

2022年07月06日

こんにちは、看護師の石井です🐈

先日眼科のセミナーを受講しました。内容は後日行う実習の事前勉強でした。

看護師が関わるものとして1番は問診でした。いつからなのか、発症してからどのような経過をたどっているのか、他に症状はないか。短い時間の中でいかに必要な情報を聞き出せるか重要性を考えることができました。今後は疾患にあった問診内容を聞けるように考えていきたいと思います。

事前学習では一般的に眼科診療で行う検査について使い方、基準値など学びました。いきなり触るのではなく、まずは全体を見て左右差・肉眼での異常がないかをチェックします。飼い主様は見た目での異常に気付き来院されるので飼い主様が違和感を感じていることをうまく読み取れるようにしたいです。

その後は道具を使って肉眼ではわからない異常を見つけていきます。看護師は動物たちが不安などで動いたりしないように支え、必要最低限の時間で検査を終了できるように、動物の負担になりすぎないように的確にサポートが必要だと感じました。今回学んだ事を今後の診察に活かしていきたいと思います。

研修医セミナー

2022年07月01日

こんにちは!獣医師の山野です。

先日研修医セミナーを受講しました。今回のテーマは呼吸不全に対するアプローチについてでした。

呼吸とは、空気を取り込んで肺で酸素と二酸化炭素を交換する作業のことをいいます。この作業が障害され、体内の酸素濃度が低くなることを呼吸不全と定義されています。呼吸不全は1型と2型の2つに分類されています。1型呼吸不全とは肺疾患があり酸素の取り込みができなくなる病態です。対して2型呼吸不全とは肺自体に問題はないですが、気道や肺を取り囲む胸郭といった肺以外の所で問題があり、空気が肺まで到達できなくなる病態です。

呼吸が苦しそうな場合、まずどこが問題になっているのか調べる必要がありますが、臨床症状からある程度目星をつけることができます🙆‍♀️ 特に気道に疾患がある場合は頻呼吸+呼吸時に「ガーガー」や「ゲロゲロ」といった異常な音が聞こえます。対して肺疾患がある場合は頻呼吸になりますが異常な呼吸音は聞こえません。このように臨床症状やレントゲン、エコー検査を駆使して呼吸不全の原因をつきとめています。

今回の内容は少し難しかったですが何度も復習して自分のものにしたいと思います!

外耳炎セミナー👂

2022年06月27日

こんにちは!獣医師の山野です。

先日外耳炎がテーマのセミナーを受講しました。

動物も人も耳の奥には鼓膜があって、鼓膜よりも外側(外界がわ)を外耳、鼓膜よりも内側(頭がわ)を中耳や内耳と呼んでいます。この外耳に炎症が起きていることを外耳炎といいます。

わんちゃんでよく見られる外耳炎の原因は主に2つあります👂

1つ目は湿疹です。お耳が赤く腫れぼったくなったり、ブツブツができるのが特徴です。湿疹は犬アトピー性皮膚炎や食物アレルギーが関連していることがあります。毎年この季節になると耳を痒がる、耳以外にも痒がる所がある、ご飯を変えてから痒がり始めた、などの症状があれば要チェックです

2つ目は脂症です。同じようにお耳が赤く腫れぼったくなりますが、こちらはベトベトした耳垢が沢山出ることが特徴です。トイプードルやフレンチブルドッグ、ビーグルは元々脂腺が多い犬種で、むしむし暑い今の時期に脂をたくさん分泌します。お耳に耳垢が付いているのを見かけたら濡れたガーゼなどで優しく拭いてあげてくださいそれでも痒みが収まらないようなら病院でのお耳の洗浄が必要かもしれません

これからの夏にかけて、お耳の痒みはもちろんのこと、皮膚の痒みも多くなる季節です🌞🌻何かトラブルがあれば是非ご相談ください。

獣医循環器学会参加&循環器認定医取得のご報告

2022年06月26日

こんにちは、獣医師の浅沼です。

先日、2日間に渡り東京農工大学で開催された獣医循環器学会に参加してきました!

以前は年に2回各地で開催されていた学会ですが、

新型コロナウィルス感染症の影響で、長らく対面開催が見送られていました。

今回は、対面とWEBでのハイブリッド開催となりましたが、2年振りくらいに参加しました。

WEBではもちろん参加していましたが、やはり現地で参加することで、緊張感や盛り上がりを感じることができ、より身が入る学会となりました。

以前と比べプログラム数や規模が縮小されているので、今まで通りとはいかないですが、また以前と同様に闊達な意見交換がされる学びの場になればとと思います!

今回は、症例報告会で多数の症例報告を聞いてきました。

一人が経験できるものには限界がありますが、いつ何時悩ましい病気に出会うかわかりません。

そんなとき、沢山の経験を共有していれば、自分がわからなくても、誰かがわかる!このときの学会で報告されていて知ってる!

とういことで、その子を助けられるかもしれません✨

特に学会では難しい病気に対し、飼い主様の許可をいただき死後に解剖検査をし、病気の原因や死因を特定している病気も多数取り上げられます。

獣医の循環器分野は、確定診断がとても難しく、なかなか病気の把握が難しいですが、亡くなったあとまで、後の子達のために詳細な検査に協力してくれる動物たちには、感謝しかありません。

また症例報告以外に、アドバンスセミナーという形で、日進月歩の循環器分野での新たな知見を深めるセミナーがありました。

今回のテーマには循環器疾患の外科治療。

というテーマもありました。

少し前まで心臓病といえば治らない病気でした。

しかし近年、技術や機器の進歩によって、今まで治らなかった心臓病がどんどん治る病気になってきています。

一般的な動物病院では難しいものばかりですが、手術できる病気を知ることは、正しく飼い主様に情報を伝えることができ、治療の選択肢を増やすことになりますし、なにより完治できるかもしれません!寿命が短くなりがちな心臓病ですが、これから先病気があっても元気に生活できる子が増えてくれるといいな。と思います✨

 

最後に···

私事ですが、この度獣医循環器学会の認定医に合格することができました!!

認定医制度は20年ほど前に、循環器分野に深い知識を持つ獣医師の育成および認定を目的に制定された制度で、現在全国で150名程度しか認定医はいません。

毎年約5〜10名が認定医として合格しますが、今年は12人の合格者を輩出し、光栄にもその一人となることができました!

今後も慢心することなく、地域医療の発展および、もちろん循環器以外の分野でも、動物の力になれるよう。また飼い主様の希望や心配に沿った医療がご提案出来るように、一層頑張りたいと思います!

循環器分野でも、それ以外でも何かお困りのことがあればご遠慮なくお声掛けいただければと思います!