救急セミナー
2024年12月09日
こんにちは、獣医師の佐久間です。
先日、オンラインで救急のセミナーを受けました。今回のテーマは中枢神経でした。
痙攣発作を起こす原因として脳に問題がある構造性てんかん、特発性てんかん、脳以外に問題がある反応性発作があります。救急で来院した場合は、まず反応性発作の鑑別を行います。反応性発作は中毒、低血糖、電解質異常などがあります。
発作が起きている動物に対しての治療の最大の目的は、その発作を止めて脳の不可逆的な損傷を防ぐことにあります。また、治療は発作を止める、防ぐ以外に発作の止まらない動物に対して麻酔薬を使って寝かせることもあります。
痙攣発作が持続してしまうと過剰運動のような状態となり、体温の上昇から臓器障害・脳障害に陥る場合があります。5分以上止まらない痙攣(重積発作)はとても危険な状態といえます。
今回のセミナーで危険な発作、まずは何を考えればいいのかよく考え実践できたらと感じました。