皮膚科セミナー
2024年11月10日
こんにちは、獣医師の今井です。
先日、院内で行われた皮膚科セミナーを受講しました。今回のセミナーは病院スタッフ全員で受講し、前半は先生がスタッフからの質問(日頃の業務の中で感じる疑問、悩みなど)に答えてくださり、後半は皮膚の病気である膿皮症や可能性外傷性皮膚炎について講義していただく形式でした。
ワンちゃんのお手入れをする際に使うシャンプーには、フケを取る薬用シャンプーや保湿効果のあるセラミド配合シャンプー、皮膚病の治療に用いられるノルバサン・マラセブシャンプーなど様々な種類があります。
複数のシャンプーを併用する場合には、先に薬用シャンプーを使ってフケや汚れを取り、その後にセラミド配合シャンプーでの保湿、またはクロルヘキシジンの入ったシャンプー(ノルバサンやマラセブ)を使うのが効果的です!ワンちゃんの皮膚のpHは中性〜弱アルカリ性ですが、犬種によっても多少違いがあり、シャンプーの泡立ちもそれに伴い変わるそうです。ちなみに脂っぽい皮膚の犬種としてはフレンチブルドッグなどが知られており、弱酸性です。
夏場と比べれば、発汗や蒸れ(特に耳の中など)を原因とする皮膚トラブルは落ち着いてくる気候になってきましたが、気になる症状があればお早めにご相談ください!