セミナー参加報告

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野崎さんセミナー

2023年09月28日

こんにちは、Dr.スゴウです。先日社労士の野崎さんの院内セミナーを受けました。

今回はセミナーというより野崎さんがファシリテーターになり部門間の情報共有を行いました。

私、浅沼、田村、猿田の4人とも書いたことは…帰宅時間の問題でした。

どうしたらより早く終われるかを考えたときに、仕事後の片付け、洗濯などを今よりももう少し効率よくできないかを議論しました。

話したことを活かして業務改善、情報共有を繰り返して気付いたら良くなったね!とみんなで話せる様にしていきたいです。

皮膚科セミナー第3回

2023年09月22日

みなさんこんにちは!

獣医師の園田です。

先日皮膚科セミナーを受講してきました!今回が3回目で、皮膚炎の単元です。

前回講義を受けた膿皮症をはじめとする感染症に続いて割合として遭遇することが多いものです。

アレルギーの種類や犬アトピー性皮膚炎、皮膚の脂症についてそれぞれ症状や鑑別するポイントを学んできました!

ノミや疥癬は寄生生の虫がいるのに感染症ではなくアレルギーとして捉えたり、脂性について自分の中でも混乱しているところを質問も踏まえて整理することができて今回も非常に勉強になりました!

皮膚炎は感染症の下地にもなっていたり、複合的なところもあります。知識を整理してさまざまな症例に対応できるようになりたいと思いました!

循環器セミナー

2023年09月22日

こんにちは、獣医師の久米です🐱

先日、院内にて循環器セミナーを受講しました。

今回のテーマは人とは違うネコの肥大型心筋症です。

猫の肥大型心筋症の有病率は15%と言われており、人の75倍で予後も人ほど長くはありません。

肥大型心筋症にもいくつか分類がありますが、猫では左室流出路に狭窄を生じる閉塞型肥大型心筋症の型が最も多いとされています。

狭窄を解除すれば心臓病が良くなるのかと思えば一筋縄ではいかないのが猫の心臓であると今回のセミナーで再度実感しました。

実習では一般的な心エコーの当て方を復讐も兼ねて教えていただきました。

まだまだ難しいと感じる心臓病ですが、猫好きの人間として猫の心臓病を見られるように頑張りたいと思います!

肝臓の画像診断セミナー

2023年09月20日

みなさんこんにちは。獣医師の園田です。

先日オンラインにて肝臓の超音波検査についてセミナーを受けました!

動物に負担をあまりかけることなく臓器の検査ができる超音波の検査ですが、肝臓という大きい臓器では端から端まで見切るということがまず大事な基本となります。

また、肝臓が正常より大きくなっているのか小さくなっているのか、画像上で正常より白っぽくもしくは黒っぽく見えるのかによりそれぞれ鑑別される疾患、その後の治療方針が大きく異なると学びました。

超音波では周りの臓器との色合いを比較して判断することも大事で、普段たくさん見えない血管が目立って見えるなどいつもと違うという違和感を感じるためにも日頃からよく観察し続けることが大事だと感じました!

整形セミナー 〜骨折〜

2023年09月20日

こんにちは。獣医師の江木です。

先日骨折についての整形外科セミナーを受講しました。

「骨折を疑う動物の診断はレントゲン!治療は急いで手術!」のイメージがあるかもしれませんが、骨折には色々なタイプがあるため、正確に評価し治療方針をしっかりと考えることが大切です。

 

以下の流れで骨折を評価します。

 

①全身状態の評価

:外傷により骨や内臓が傷害されたり、開放骨折(皮膚から骨がとびだした骨折)の場合はまず状態の安定化が必要 骨を治す前に命を救う!

②骨折を診断(レントゲンが多い)

:骨折タイプを分類 その他、軟部組織→関節面→若齢動物は成長板→筋肉・腱・靭帯付着部も確認

③骨折評価

:生物学的要因(若齢/高齢・犬種など)と力学的要因(骨折タイプから考えられる整復の難易度)を評価

④治療方針決定

:非観血的(外固定・徒手整復など)、観血的(内固定・創外固定など)かを決定

⑤経過評価

 

また、骨折手術の際にはHalsyedの外科原則を守り手術することが重要です。

具体的には、

①骨折の解剖学的整復

:骨と関節の位置(アラインメント)をまっすぐに

②強固な固定

③丁寧に手術する

:血行阻害させない・軟部組織損傷を最低限に

④術後早期からリハビリ開始

があります。

 

今回のセミナーは実際の診察の流れに沿った内容が多くすぐに実践できることが沢山あると感じました。

骨折症例をみる時はしっかりとこれらのことを思い出して、最善の治療方針をご提案していきたいと思います。

 

 

外科セミナー

2023年09月14日

こんにちは獣医師の森本です!

先日、インプルーブ小動物外科学のセミナーに参加させていただきました。

今回は整形外科の手術について学んできました✏️

テーマは前足や後ろ足の各所を手術する際のアプローチ方法がメインで、各部位の筋肉や神経、血管などに注意しながら病変のある箇所を的確に目指すといった内容でした!

とても基本的な事ですが、手術のできの多くを左右する大切な内容でした✨

他にも骨折などを治療するためのプレートやスクリューといった様々な器具の使い方を学びました📖

今回が数回に渡るインプルーブ小動物外科学生のセミナーの最終回でした。

多岐にわたる様々な分野の手術を著名な外国人講師の方から学べたことは非常にタメに回を重ねるごとに自信がレベルアップしている印象を覚えました❗️

今後は学んだことを日々の技術の向上に繋げるため復習も含めて精進したいと思います。

improve外科セミナー

2023年09月11日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

先日の台風は皆さん大丈夫でしたか?

久しぶりの豪雨で少し焦りました…。

これから台風の季節なので、しっかり備えていきたいですね。

 

先日、大阪で行われた外科のセミナーに参加してきました。

今回のテーマは「整形外科」です。

整形外科とは、骨折や脱臼などの手術を行う分野です。

整形外科疾患は多くの場合に、命にはかかわらないですが、その子の運動機能など、

一生を左右するとても大切な分野です。

他の手術に比べ、手術の成功が見た目ではっきり表れてくる分野でもあり、

軟部外科(骨や関節以外の手術)と異なる理論があり、非常に緻密な手術分野です。

 

今回は、プラスチックや骨の模型を用いて、

実際のプレートやピン、ワイヤーなどの基礎的な手術手技から、

実際によく遭遇する疾患にあわせた手術方法の習得まで3日間みっちり勉強してきました。

実際手を動かして練習することも大切ですが、

病気や治療の理論をきちんと学ぶことも大切なので、実習の前には軽く講義もありました。

 

良く遭遇する病気を一つだけ紹介します。

「膝」の病気です。

膝蓋骨脱臼という病気をご存知ですか?

俗にパテラとも呼ばれますが、膝のお皿の骨である膝蓋骨がその名の通り脱臼してしまう病気です。

成長期の小型犬に多く、多くは2歳までに症状が出ます。

脱臼、と聞くと大病をイメージするかもしれませんが、実は比較的よく遭遇する病気です。

また、脱臼していても必ずしも症状があるわけではなく、全く問題なく歩いたり、走ったりする子もたくさんいます。

一方で、跛行、痛み、運動を嫌がるなどの症状がある場合は、内科的治療はあまり効果的ではなく、

手術が必要となる可能性が高い疾患です。

また、高齢になると、関節炎や靱帯損傷を合併し、跛行を起こすこともあり、

その場合は、ただの膝蓋骨脱臼とは全くことなる治療方針が必要になることも少なくありません。

 

特に脱臼に関しては、症状のある、なしがはっきりしていることが多く、

突然痛がったかと思えば、仮病のように全く症状がなくなることもあります。

 

高齢になってからの膝蓋骨脱臼は

他の疾患との合併の可能性もあるので、スタッフまでお声掛けくださいね!

接遇セミナー

2023年09月09日

こんにちは。看護スタッフの榎澤です。

先日接遇セミナーを受けました。前回情報共有について各班が1ヶ月間どうしたら上手く共有出来るのかを考え、新しい事にチャレンジしていました。

そのフィードバックを今回させていただきました。

 

既存の方法+新しい方法をするのはやはり難しく、意識をしないと実行できないことが多く改善点がたくさん上がってきました。

フィードバックを受け今後ミズノをより良くすることを意識しながら働きたいと思います。

 

 

 

皆さん、”アンコンシャスバイアス“という言葉を聞いたことはありますか?

私はこのセミナーで初めて聞いたのですが、『無意識の思い込み、偏見』という意味です。

先入観で『この人は○○だからこうだろう。』『これは自信がなくて無理だろう』『周りに流されてしまい意見が言えない』などバイアスにはたくさんの種類があります。

これらが続いてしまうと《決めつけ》《押し付け》が現れます。

そうならない様に、起きたことにすぐ反応せず思考を止める、相手の非言語メッセージに気づく、感情的になる前に深呼吸、自己認知力を高めることがあげられます。

 

どんな時でも相手を思いやる言葉遣いを意識し、労いの言葉感謝の言葉を忘れずにしましょう!

救急対応実践セミナー

2023年09月04日

こんにちは。看護師の難波です!

 

救急対応実践セミナーの第1回目を受講し、呼吸困難の動物に対しての対応を学びました。

 

呼吸が苦しい動物のサインや、上気道の閉塞を起こしている動物の異常呼吸音などを勉強しました。

 

今回のセミナーで特に印象に残っているのは、チアノーゼの確認についてです。チアノーゼは重度低酸素の指標になりますが、チアノーゼがないから低酸素ではないと安心して判断してはいけません!ということでした。
低酸素状態でチアノーゼが出ないことがあるためです。

 

動物の”苦しい”というようなサインや様子を見逃さないよう、また救急時に迅速な対応ができるよう、今回のセミナーを活かして勉強に励んでいきたいと思います!

内科セミナー

2023年09月04日

こんにちは!獣医師の市川です!

本日は「免疫介在性溶血性貧血」をテーマにセミナーを受講しました。

免疫介在性溶血性貧血は免疫機構の誤作動により、自分の免疫細胞が自身の赤血球を破壊してしまう病気になります。

診断に関しては①免疫異常所見(球状赤血球の出現や自己凝集試験陽性など)および②溶血所見(高ビリルビン血症やゴースト赤血球の出現など)を認めることで判断していきます。

治療はステロイドの内服がベースで、免疫抑制を起こす高容量での内服が必要になります。

経過に応じて免疫抑制剤の併用も必要になります。

免疫細胞を抑え込むことで新しい赤血球が再度作られる様になることが一般的です(再生像が認められます)。

飼い主様が気づかれる症状としては貧血によるふらつき、食欲元気の低下、鼻先や口の粘膜が白くなる変化(可視粘膜の蒼白)などがありますが、放置することで命に関わる可能性のある疾患になります。

応急処置として輸血が治療として必要になるケースも多いです。

よりスムーズに診断治療が実施できるように今後も精進していきたいです。