セミナー参加報告

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外科セミナー in ラスベガス

2023年10月06日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近、朝晩はかなり過ごしやすくなってきましたね。

残暑が厳しかったですが、ようやく秋の訪れを感じられます!

 

先日、外科のセミナーに参加してきました。

場所はラスベガスです✨

そう、アメリカのラスベガスです。

コロナ禍の前は定期的に開催されていたラスベガスでの外科セミナーですが、

4年ほどまったくそういった海外で開催されるセミナーは無くなっていました。

少し前にタイでのセミナーなどもそうですが、最近海外でのセミナーが増えてきていて、

今回も6年ぶりにラスベガスの地で外科を学ぶことができました。

 

海外は日本に比べ、設備や規模が大きく、そろっていることが多いので、

日本で長期にわたってしまう内容も、短時間で密度濃く学べることが良い点です。

今回も、胸部外科、腹部外科を3日間にわたり、みっちり勉強させてもらいました。

腹部外科では、副腎や尿管など少し難易度が高めの手術の基礎や実際の方法を学びました。

興味深かったのは、胸部外科です。

胸部外科は手術全体の数%程度しか行わないため、経験を積むことが難しい分野です。

しかし、特に犬の肺がんなどは、手術で根治が見込める手術の一つで、

しっかりとした方法を学ぶことで、動物の寿命や生活の質を劇的に高めることが可能です。

今回も、様々な手術方法の利点と欠点を学ぶことができたので、

学んだことをしっかり活かして、より丁寧で優しい診療に役立てたいと思います!

 

海外にいくとよくステーキを食べるのですが、

アメリカのステーキは大きいですっ!

写真では全く伝わらないですが、16オンス(約450g)のステーキです。

おいしいですが、1枚食べるとおなかいっぱいですね💦

 

また、ラスベガスはカジノもあって、眠らない町と言われていますが、

今回は時差ボケの影響なのか、夜目が覚めてしまって、眠れない旅となってしまいました…。

 

子犬子猫の教育アドバイザー養成講座

2023年10月06日

こんにちは!看護師の泉山です!🐶

 

10月から1回目の「こいぬこねこの教育アドバイザー養成講座」というセミナーを受け、問題行動や人と動物の関係性についての内容でした。

 

 

セミナーの中で、診察室や処置に対して動物が感じる気持ちの違いに差があるのはどうしてなのかと考えることがありました。実際、病院が苦手な子、病院が好きすぎる子と様々です。この気持ちの差が出てしまうのは、あることがトラウマになっていたり、人や動物が多い場所に慣れていなかったりと小さい頃からの環境に差があるのかもしれないとセミナーを聞いて感じました。

 

診察を少しでも安全安心に行うために、小さい頃から好きなおやつやフードを使って、病院はいい思い出の場所という認識を持ってもらうことが大切だと改めて学びました。また、しつけや問題行動を改善するためには、マイナスなこと(叩く、怒るなど)よりも、プラスなこと(褒める、できたらおやつをあげるなど)をしていくほうが動物にもストレスがないのです。診察ではたくさん褒めて、飼い主様も頑張っているペットに大好きなご褒美をあげて頂けたらなと思います!✨️

救急対応実践セミナー

2023年10月05日

こんにちは。看護スタッフの榎澤です。

今週から秋を感じる気温になり、体温調節が難しい時期になりましたね🍂

先日救急対応実践セミナー第2回に参加しました。

今回は循環をメインに勉強しました。

なぜ体が酸素を必要としているのか。それはエネルギーを効率よく体の中で生産するために必要不可欠だからです。

酸素は血液中のヘモグロビンと結合しています。ヘモグロビンと結合することで体中に酸素を運んでいます。

その酸素が上手く体を循環できなくなるとSHOCK(ショック状態)になります。

 

ショック状態かを判断するためには《見る触る聞く測る》が重要だと学びました。

普段からCRTや脈拍数、心拍など意識して見ることが大切だと感じました。

大事なポイントを抑えて迅速に気づける看護師になれるように勉強を頑張りたいと思います。

眼科セミナー 〜角膜潰瘍〜

2023年10月05日

こんにちは。獣医師の江木です。

先日眼科セミナーを受講してきました。

今回は角膜潰瘍がテーマで、実際の症例から検査方法、治療方法など多くのことを学んできました。

角膜潰瘍は大きく外傷性、露出性、上皮性に分けられます。

角膜潰瘍の症状は、目が赤い、目がしょぼしょぼして開きずらそうにする、目ヤニが増えるなどがあります。

検査では、スリットランプ検査やフルオレセイン染色検査を実施すると角膜の傷を確認できます。

治療は原因に対する対策が大切なので、特定するために問診や視診を丁寧に行う必要があります。

外傷、異物、物理的刺激、感染など様々な原因が角膜潰瘍を引き起こすことがあり、それらに対して治療を行ったり対策をとらなければ、角膜潰瘍が悪化したり、改善しないといった事になり得るのです。

治療を行い経過をみていく中で、守っていただきたいのは、再診の指示があれば必ず再診に来ていただくことです。

というのも、角膜潰瘍は目をしょぼつかせる「羞明」という症状が特徴的ですが、良くなった時だけでなく、悪化した時もこの症状が消えるからです。

動物たちは話せないこともあって、症状で目の異常がみられる時にはかなり進行していることも少なくありません。

目を気にしている様子があれば早めの病院受診と、原因の特定、それに対する治療開始をおすすめします!

 

 

 

野崎さんセミナー

2023年09月28日

こんにちは、Dr.スゴウです。先日社労士の野崎さんの院内セミナーを受けました。

今回はセミナーというより野崎さんがファシリテーターになり部門間の情報共有を行いました。

私、浅沼、田村、猿田の4人とも書いたことは…帰宅時間の問題でした。

どうしたらより早く終われるかを考えたときに、仕事後の片付け、洗濯などを今よりももう少し効率よくできないかを議論しました。

話したことを活かして業務改善、情報共有を繰り返して気付いたら良くなったね!とみんなで話せる様にしていきたいです。

皮膚科セミナー第3回

2023年09月22日

みなさんこんにちは!

獣医師の園田です。

先日皮膚科セミナーを受講してきました!今回が3回目で、皮膚炎の単元です。

前回講義を受けた膿皮症をはじめとする感染症に続いて割合として遭遇することが多いものです。

アレルギーの種類や犬アトピー性皮膚炎、皮膚の脂症についてそれぞれ症状や鑑別するポイントを学んできました!

ノミや疥癬は寄生生の虫がいるのに感染症ではなくアレルギーとして捉えたり、脂性について自分の中でも混乱しているところを質問も踏まえて整理することができて今回も非常に勉強になりました!

皮膚炎は感染症の下地にもなっていたり、複合的なところもあります。知識を整理してさまざまな症例に対応できるようになりたいと思いました!

循環器セミナー

2023年09月22日

こんにちは、獣医師の久米です🐱

先日、院内にて循環器セミナーを受講しました。

今回のテーマは人とは違うネコの肥大型心筋症です。

猫の肥大型心筋症の有病率は15%と言われており、人の75倍で予後も人ほど長くはありません。

肥大型心筋症にもいくつか分類がありますが、猫では左室流出路に狭窄を生じる閉塞型肥大型心筋症の型が最も多いとされています。

狭窄を解除すれば心臓病が良くなるのかと思えば一筋縄ではいかないのが猫の心臓であると今回のセミナーで再度実感しました。

実習では一般的な心エコーの当て方を復讐も兼ねて教えていただきました。

まだまだ難しいと感じる心臓病ですが、猫好きの人間として猫の心臓病を見られるように頑張りたいと思います!

肝臓の画像診断セミナー

2023年09月20日

みなさんこんにちは。獣医師の園田です。

先日オンラインにて肝臓の超音波検査についてセミナーを受けました!

動物に負担をあまりかけることなく臓器の検査ができる超音波の検査ですが、肝臓という大きい臓器では端から端まで見切るということがまず大事な基本となります。

また、肝臓が正常より大きくなっているのか小さくなっているのか、画像上で正常より白っぽくもしくは黒っぽく見えるのかによりそれぞれ鑑別される疾患、その後の治療方針が大きく異なると学びました。

超音波では周りの臓器との色合いを比較して判断することも大事で、普段たくさん見えない血管が目立って見えるなどいつもと違うという違和感を感じるためにも日頃からよく観察し続けることが大事だと感じました!

整形セミナー 〜骨折〜

2023年09月20日

こんにちは。獣医師の江木です。

先日骨折についての整形外科セミナーを受講しました。

「骨折を疑う動物の診断はレントゲン!治療は急いで手術!」のイメージがあるかもしれませんが、骨折には色々なタイプがあるため、正確に評価し治療方針をしっかりと考えることが大切です。

 

以下の流れで骨折を評価します。

 

①全身状態の評価

:外傷により骨や内臓が傷害されたり、開放骨折(皮膚から骨がとびだした骨折)の場合はまず状態の安定化が必要 骨を治す前に命を救う!

②骨折を診断(レントゲンが多い)

:骨折タイプを分類 その他、軟部組織→関節面→若齢動物は成長板→筋肉・腱・靭帯付着部も確認

③骨折評価

:生物学的要因(若齢/高齢・犬種など)と力学的要因(骨折タイプから考えられる整復の難易度)を評価

④治療方針決定

:非観血的(外固定・徒手整復など)、観血的(内固定・創外固定など)かを決定

⑤経過評価

 

また、骨折手術の際にはHalsyedの外科原則を守り手術することが重要です。

具体的には、

①骨折の解剖学的整復

:骨と関節の位置(アラインメント)をまっすぐに

②強固な固定

③丁寧に手術する

:血行阻害させない・軟部組織損傷を最低限に

④術後早期からリハビリ開始

があります。

 

今回のセミナーは実際の診察の流れに沿った内容が多くすぐに実践できることが沢山あると感じました。

骨折症例をみる時はしっかりとこれらのことを思い出して、最善の治療方針をご提案していきたいと思います。

 

 

外科セミナー

2023年09月14日

こんにちは獣医師の森本です!

先日、インプルーブ小動物外科学のセミナーに参加させていただきました。

今回は整形外科の手術について学んできました✏️

テーマは前足や後ろ足の各所を手術する際のアプローチ方法がメインで、各部位の筋肉や神経、血管などに注意しながら病変のある箇所を的確に目指すといった内容でした!

とても基本的な事ですが、手術のできの多くを左右する大切な内容でした✨

他にも骨折などを治療するためのプレートやスクリューといった様々な器具の使い方を学びました📖

今回が数回に渡るインプルーブ小動物外科学生のセミナーの最終回でした。

多岐にわたる様々な分野の手術を著名な外国人講師の方から学べたことは非常にタメに回を重ねるごとに自信がレベルアップしている印象を覚えました❗️

今後は学んだことを日々の技術の向上に繋げるため復習も含めて精進したいと思います。