呼吸器セミナー
2013年03月28日
こんにちは。獣医師の遠藤です。
先日「呼吸器疾患の臨床徴候」というセミナーに参加してきました。
中でも、「逆くしゃみ」と「短頭種気道症候群」についてピックアップしました。
・「逆しゃみ」とは
息を吸っているときにおこる1~2分の吸気性呼吸困難です。この発作は嚥下(ゴックンすること)によって治まります。なので、嚥下を誘うために抱っこして首の後ろをマッサージすると止まります。
・「逆くしゃみ」って悪いの
若い(1~2歳)時に生じると病的ではありませんビックリマーク特にチワワ、キャバリア、イタリアングレイハウンドに多いです。2歳以降や、猫においての逆くしゃみは異常ですひらめき電球例えば鼻炎、鼻腔内異物、鼻咽頭狭窄などの病気が疑われます。
・「短頭種気道症候群」って何
顔がベチャっとした犬種(パグ、ボストンテリア、イングリッシュブルドッグ、キャバリアキングチャールズスパニエルなど)に多い生まれ持った喉、鼻の解剖学的な異常が重なって生じる呼吸器の病気です目症状は、いびき音、よだれ、高体温など。
・「短頭種気道症候群」だったらどうすればいいの
若いうち(1歳くらい)に咽頭部の外科手術を行ったほうが良いと言われています。
あと、できるだけ暑くならないよう涼しい環境にして、水分補給をしっかりしたほうが良いです。
わかりずらかったら聞いて下さいにひひ呼吸器の異常は口で伝えづらいので、家でムービーなどを撮ってきていただけると嬉しいです。
この前かおりさんと横浜にいってきました。GLAY最高でしたー。
ちなみに写真は赤レンガ倉庫に行って、こなれてる感をだしているかおりさんです↓