リハビリテーションセミナー
2016年08月11日
こんにちは。
獣医師の足立です。
連日、真夏日が続いていますね。
みなさん、熱中症にならないようにこまめな水分補給をしてくださいね。
先日、4連休をいただいて横浜でリハビリテーションセミナーを受けに行って来ました。
今回はリハビリテーションとはなにか?リハビリテーションの仕方について学んできました。
今回はリハビリテーションの内容をご紹介しようと思います。
トレッドミル
跛行診断、歩行・速歩訓練に使われます。
いわゆるランニングマシーンです。
陸上トレッドミル
跛行診断、ウォーキング・ランニングの
トレーニングで使用します。
まず、おやつなどのご褒美をあげながら床が動くことに慣れてもらいます。足をちゃんと着けるようになったあとに行う一般的なトレーニング法です。
水中トレッドミル
ウォーキング・ランニングのトレーニングで使用します。
浮力がかかるため、四肢全部に体重をかけれない子、神経麻痺が残る子に対しても行えるリハビリです。浮力の負荷を利用して、より筋力を強化できます。
ライフジャケット
水中トレッドミルで必ず使用します。
背中に持ち手がついているため、サポートしながらリハビリを行えます。
ヨガマット
ワンちゃんの足のすべりを軽減することが可能で、しっかり着肢させることができます。
マッサージやバランスをとる練習時に使用します。
コルセット
神経麻痺が残る子に対して使用します。
リハビリの補助として最適です。
ちゃんと着肢させて、神経にこの体の位置が正しいよと伝え続けることが大切になってきます。
バランス・アクティビティ
バランスボード
足1本ずつ乗ってもらい、バランスを取る練習をします。
神経を刺激させるのと筋力アップに繋がります。
私も片足で乗ってみたのですが、なかなかバランスを取るのは難しかったです。
スイスボール、フィジオロール
前足だけ乗ってもらってバランスを取ってもらったり、四つ足全部を乗せてバランスを取ってもらったりします。
これは身体全部の筋肉を使うため、全身の筋力をアップさせることが可能です。
かなり難しいです。
キャバレッティ・レール
アジリティーに出る子やなにかお仕事をしている子に対して行うリハビリです。
難易度は、高めです。
バーの位置を変えたりして、足をちゃんとあげること、バーに当たらないようにすることなど多彩な動きを出させることによって、より必要な筋力を強化します。
リハビリテーションにはいろんな方法が活用できます。必要なリハビリをその子に合わせて組み合わせて行っていきます。
リハビリは長期間行っていく必要があるので、大前提は楽しくリハビリをできるように工夫することです!大好きなおやつなどがある場合は、ぜひ教えてくださいね。