内視鏡セミナー
2011年10月26日
こんにちは、Dr.須郷です。
ハロウィンの季節になりましたね。
院内にもハロウィングッズをちらほら置いてあります。興味のある方は探してみてください。
先日、看護士のまいちゃんと内視鏡セミナーに参加してきました。
内視鏡はおもに嘔吐、下痢などの消化器症状がある場合に行う検査でおもちゃなどの異物を飲み込んでしまった場合の確認、除去や消化器の炎症、腫瘍が疑われる場合は内視鏡で胃や十二指腸を見た目の異常がないかを確認した後、鉗子(組織をつまみとる器具)で組織の一部をとり、病理検査を行うことで病気を発見できる場合があります。
また、治すのが難しい病気を持っていて食欲がなく衰弱してしまう子には内視鏡を使って胃ろうチューブという管を胃に入れてあげることでご飯をあげることが楽になってその病気とうまくつきあっていけることも多いです。
身体の小さい子では難しいですが鼻の奥の異物除去や観察も内視鏡で出来る場合があります。
内視鏡は通常の手術と同じで全身麻酔が必要なので麻酔のリスクは伴いますが体にメスを入れることはないので負担は軽く診断から治療まで幅広く活躍してくれます。
とても勉強になったセミナーでした。
今回はラーメンの写真や温泉の写真がありません。次回に期待してて下さい。
ですので自分が診察で感じたことを書きたいと思います。
知ってるようで知らない犬や猫の体温、皆さんはご存じですか。
ばらつきはありますが大体37℃後半から39℃前半です。人間で39℃あったら歩けませんが…この子たちはそれが普通なんです。体温を測るときはお尻に体温計を入れると正確に測れますが、嫌がってしまう子も多いですよね。
毎日触れて大体の体温を体で覚えていると熱があることに気づいてくれる方が多いです。特に脇の下や股の間だと分かりやすいかもしれないですね。
股の間だと脈もとれるので血圧の低下も発見することが出来ますよ!!
触って分からなければ病院に来たときに伝えてくださいね。