みなさまこんにちは。
トリマーの猿田です。
先日、わんちゃんの皮膚疾患とスキンケアについてのセミナーを受けさせていただいたので
今日はそこで勉強したことをお話ししたいと思います(^ω^)
まず、スキンケアがてきめんに効果がある皮膚疾患が
・アトピー性皮膚炎
・脂漏症とマラセチア
・膿皮症
この3つになります。
アトピー性皮膚炎とはどのような皮膚病なのでしょうか?
アトピー性皮膚炎とは、皮膚のセラミド群、脂肪酸、コレステロールが不足し、
皮膚のバリア機能が低下してしまうため、皮膚にアレルギーの元(アレルゲン)が入り、赤みや痒みを起こします。
また、皮膚バリアが異常ため水分が蒸発して乾燥肌になります。
では、アトピー性皮膚炎にはどのようなスキンケアがよいのでしょうか?

アデルミルシャンプーは、アトピー性皮膚炎により不足しているセラミド、必須脂肪酸、コレステロールが含まれており
皮膚バリアを守りながら洗浄することができます!
また、赤み痒みを緩和する効果もあります!
皮膚を綺麗にしてあげたあとは、保湿をしてあげることが大切になります。

ダームワンは皮膚バリア機能回復補助や水分蒸散を防ぎドライスキンの改善、またダームワンにも赤みや痒みの緩和効果もあります!
次に脂漏性とはどのような皮膚病なのでしょうか?
脂漏性とは皮膚のターンオーバーが異常な状態のことを言います。
通常、わんちゃんの皮膚のターンオーバーは21日ほどと言われていますが、脂漏性の皮膚のターンオーバーは短縮されてしまい7日ほどになってしまっているのです。
そのため、皮膚のバリア機能が低下+乾燥肌となり
あぶらで感想を補おうとするため皮膚がベタベタになったりフケっぽくなったりしてしまいます。
更にベタベタ+フケっぽくなった皮膚にマラセチア菌が増殖し、
臭いが気になったり、皮膚炎になってしまいます。
では脂漏症とマラセチアにはどのようなスキンケアがよいのでしょうか?

ケラトラックスは、ベタつきとフケの除去、ターンオーバーの調整、皮膚の分泌調整をしてくれます!
次に保湿剤です。

ヒュミラックは保湿力が高い洗い流さないタイプの保湿コンディショナーです!
ケラトラックスなど脱脂力の高い薬用シャンプーを使ったあとにとてもおすすめです!
最後に膿皮症とはどのような病気なのでしょうか?
膿皮症とは、皮膚のブドウ球菌が増殖ことにより発症する皮膚病になります。
症状としてはブツブツができたり、痒みを引き起こします。
では膿皮症にはどのようなスキンケアがよいのでしょうか?

エチダンは殺菌効果のある薬用シャンプーになります。
膿皮症の原因であるブドウ球菌の増殖を防ぐことができます。

ビルバゾイルもおなじく殺菌効果がありますが、強力な脱脂効果もあるので、ベタつきも気になるわんちゃんにはいいと思います!
やはり膿皮症も保湿は大切になってくるので、ヒュミラックと併用して使うことがおすすめです!
シャンプー療法のメリットとして、有効成分を直接届けることができることキラキラ
そして、全身医療に比べ副作用が少ないことも安心ですよ。ミズノ動物クリニックのトリミングでは、少しお得な週に1回や2週に1回の定期トリミングコースもあるので、こちらも皮膚治療を目的とするわんちゃんにはとってもオススメです。
また皮膚病でお困りの飼い主様、どのシャンプー剤を使ったらいいのかわからない…という方がいらっしゃいましたら、
お気軽にミズノスタッフにご相談くださいおねがい。
先日久しぶりに水族館に行きました

水族館は見ていて癒されるので昔から大好きです。
特にイルカショーは、本気を出せば人間なんてイチコロであろう大きな体のイルカさんたちが
私たちを喜ばせるために芸をしてくれている姿を見ると
なんて優しい動物なんだろう…なんて可愛いんだろう…
と毎回感動させられます