セミナー参加報告

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眼科セミナー

2017年10月21日

こんにちは、獣医師の森本です!

 

先日、眼科セミナーに参加させていただきました。
今回は眼の検査方法に関する内容でした。
眼の検査方法には様々あり、各々の検査で分かるものが違います。
今回はその中でもいくつか代表的な検査方法を紹介したいと思います‼️

 

〈シルマーティアテスト〉
涙の分泌量を測定する検査です。
目とまぶたの間に下の写真の試験紙を挟むことで涙の分泌量を測定します。
ドライアイなどの診断に用います。

 

〈眼圧測定〉
下の写真の測定器により眼の圧力を測る検査です。
眼圧が上がっている子は緑内障が、眼圧の下がっている子は眼内の炎症が疑われます。

 

〈フルオレセイン染色試験〉
角膜表面の傷をチェックする検査です。
眼球に下の写真の試験紙をあてることで染色を行います。
傷のあるところは染色されるので、それにより傷の評価を行います。

この他にもまだまだ眼に関する検査はあり、それぞれの目的によって使い分けて診断を行っていきます!

 

スポーツの秋ということで最近、ゴルフをはじめました。
今は、打ちっぱなしで練習中でまだまだ思うように球を飛ばすことができませんが、ドンドン練習して球がちゃんと飛ぶようになったらコースデビューもしてみたいと思います。

初心者ながら、いっちょ前にゴルフ用のグローブも購入しました笑

腫瘍科研修&セミナー

2017年10月14日

こんにちは。
獣医師の石井です。

 

10月になり、急に寒くなりましたね!
体調を崩されないように気をつけてくださいね!

 

先日、腫瘍科の研修とJAHAの腫瘍科のセミナーに行ってきました。
セミナーの中で口腔内腫瘍について勉強してきました。

 

口腔内腫瘍は腫瘍全体の5~10%を占める腫瘍です。
わんちゃんでは、悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫の3つが、ネコちゃんでは、扁平上皮癌が多いといわれています。

 

症状としては、よだれや出血、腐敗臭、鼻水やくしゃみなどの鼻の症状がでることがあります。

 

口の中なので、腫瘍がはっきりわからなかったり、検査が困難な場合には、麻酔をかけることもあります。
検査は、他の場所の腫瘍と同じように針を刺す細胞診や麻酔をかける場合には、組織生検といって、デキモノの一部を切り取って検査します。
画像の検査では、レントゲンで骨への影響を確認したり、CTで腫瘍がどこまで広がっているか確認します。
口腔内の腫瘍の場合、どこまで広がっているかをしるためにCT検査をできるだけ行うほうがいいそうです。

 

治療法は腫瘍や進行度によって異なりますが、一般的には外科手術で腫瘍を取ることが一番です。
外科手術の場合、腫瘍を取りきるために顎や舌ごと取らなければならないこともあり、食べるのに支障がでたり、見た目が大きく変わってしまうことがあります。
また、鼻まで腫瘍が広がっている場合などは、手術をしても取り切れないこともあります。

 

手術以外には、放射線治療や抗がん剤免疫療法などがありますが、形のある腫瘍には効きづらいため、これらだけの治療だと、あまり効果がないため、手術を行った上での補助療法として使われることが多いです。

 

久しぶりに登場のあぽろです。


家に来て1年ちょっとたち、びっくりするくらい大きくなりました!笑

皮膚科セミナー

2017年10月04日

こんにちは!獣医師の森本です‼︎

 

 

先日、皮膚科のセミナーに行かせていただきました。
今回のテーマは皮膚病の治療方法でした。
皮膚病の治療方法はお薬を使ったり、食事や生活環境を改善していったりと様々な方法があります‼︎

 

今回はその中でもシャンプーによる方法を紹介したいと思います。
シャンプーは皮膚環境の改善により強い皮膚を作ることや脂っぽい皮膚の子の脂を流してあげることで清潔な皮膚を保つこと等を目的として行います。

 

ここでシャンプーをしてみたいけど最初はどのぐらい頻度でシャンプーをするのが良いのか?どのぐらいの量のシャンプーを使えばいいのか?という質問をよく耳にします!
頻度としては1〜2週間に1回を目安に、シャンプーの量の目安としては500円玉ぐらいの大きさのシャンプーの量でだいたい手のひら2枚分の部位を洗うのが良いと言われています!!!
最初はこの頻度と量でシャンプーを行なっていきますが、ワンちゃんによっては頻度や量を随時調節していく必要があります。
また、シャンプーをつけてからすぐに洗い流してしまうとシャンプーの効果が薄れてしまうので、シャンプーをつけてから数分は待ちましょう!

 

今回、シャンプーのことを学んだのでさっそく、飼っている小五郎で実践してみました。
小五郎は水やお湯を全く嫌がらない猫なので時々お風呂に入れていたのですが、シャンプーは今回が初めてで、最初のほうは困惑していたのですが、体をマッサージされるのが気持ち良かったのか最終的にはとてもリラックスしていました。

風呂上がりにさっぱりした小五郎です。

インプルーブ外科セミナー

2017年09月25日

こんにちは、Dr.スゴウです。先日滋賀で行われた外科のセミナーに参加してきました。

 

今回は整形外科の講義でした。教えてくれたハネス先生はヨーロッパでフリーランスの外科医として働いている先生でした。参加した皆でドクターXの大門未知子みたいと話題になりました(笑)

 

講義は二日間朝から夕方まで行われ前肢、後肢にあるそれぞれの関節について先天異常、関節炎、脱臼、骨折などについて好発犬種、好発部位とともに治療法に関して基本的な事を学びました。

今回は講義のみだったので次回の実習で学んだ事を復習して実際に皆さんのお力になれるように頑張ろうと思いますビックリマーク

 

だいぶ前にはなりますが、上高地に行ってきました。

初日は残念ながら雨でしたが、二日目は運良く晴れ間が出たため気持ちよくトレッキングが出来ました。

 

院内皮膚科セミナー

2017年09月17日

こんにちは!看護師の佐藤です。
台風が迫ってきていますね。
外出する時はお気を付けて下さい!

 

先日、獣医師と看護師、トリマーの当病院のスタッフ全員を対象とした皮膚科セミナーがありました。

 

今回は「犬アトピー性皮膚炎」についてです。
「犬アトピー性皮膚炎」とは炎症とそう痒を伴うアレルギー皮膚疾患を言います。

 

基本的に1〜3歳で症状が出ると言われ、好発犬種は柴犬ちゃんです犬
症状が出始めたら一生涯付き合って行かなければなりません!

 

上手に付き合っていくためには痒み止めのお薬が必要になります。
「アポキル錠」というお薬も痒み止めのお薬の1つです。
この「アポキル錠」というお薬はご飯の時に飲んでも空腹時に飲んでも効果が変わらず、飲み合わせを気を付けなくてもいいお薬です。
そして4時間以内に痒みが治まるという即効性があります!

 

ただし3頭に1頭が痒みがぶり返してしまい、約1割がお薬を飲む回数や量が少ないと痒みがコントロールできない子もいます。
その子にあったお薬を飲ませたいところですね。

 

また、ダームディフェンスという「犬アトピー性皮膚炎」の療法食もあります骨
もうすぐ終わってしまいますが、ただ今キャンペーン中で1袋ご購入いただくとなんと1kg1袋がついてきます!!
気になる方はご連絡下さい。

 

先日、アートアクアリウムを見に東京日本橋に行ってきました!
幻想的ですごく綺麗でした。

循環器院内セミナー

2017年09月10日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

 

だんだん秋めいて、朝晩はだいぶ涼しくなってきましたキラキラ
いい季節ですが、風邪をひかないように気を付けてください。

 

今月から院内の装飾も少しかわりました。
お気づきの方もいるかもしれませんが、
ハロウィンと、紅葉をテーマにした装飾です。

 

紅葉をテーマにした装飾は、一枚一枚、カエデやイチョウを切って、貼った超大作?です。
みなさんぜひ、お待ちいただいている間に、そんな院内の装飾をご覧ください。

 

さて、先日院内で循環器のセミナーを行いました。
2か月に一度、院内に循環器専門医の先生をお招きして、循環器診療の向上に努めています。

 

今回のテーマは「猫の血栓症」でした。

 

血栓症とは、体の中で発生した血の塊(血栓)が、体のいろいろな血管に詰まる結果起こる病気です。人の方でなじみのある病気だと、心筋梗塞、脳梗塞、エコノミークラス症候群などがそれにあたります。

 

猫の場合、心筋症により、心臓の動きが悪くなり、血液のうっ滞が生じます。
特に、大きくなった心臓の上の部屋(心房)で血栓が初めにつくられることが多いです。
血栓は、心臓の中にあるときは大きな問題を起こしませんが、
いざ、その血栓がはがれて、全身を流れ始めると大問題です

 

脳に詰まれば、脳梗塞を引き起こし発作を起こすかもしれません。
腎臓に詰まれば、急性の腎不全を引き起こします。

 

しかし、血栓の詰まる場所として最も多いのが…

「鞍部(あんぶ)」と呼ばれる、後ろ足に向かう動脈の分岐部です。
大動脈という体の中心を流れる太い大きな動脈は、
左右の足と、尻尾に血液を送るため、下腹部(膀胱の付近)で3本に枝分かれします。
その枝分かれの部分に心臓からはがれた血栓が詰まり、
その結果、左右の後ろ足に血流がいかなくなり、後ろ足が動かなくなります。
強い痛みを伴い、後ろ足は冷たくなります。

 

両方の後ろ足が全く動かない子の死亡率は50%以上になるともいわれ、
非常に治療が難しい病気です。
たとえ、うまく治療ができたとしても、その後も抗血栓療法を続けねばならず、
治療を続けても半年以上生きられる子は半分程度しかいないとも言われています。

 

そのため、猫の場合、
心雑音が聞こえる、不整脈がある、高齢である
など、心臓病をもつ可能性がある子は、定期健康診断できちんと心臓の超音波検査をしてあげることが大切です。

 

心臓病の症状は末期にならないとわからないことが多いので、
元気だから…ではなく、元気なうちに検査をしてあげましょうね。

 

最近、マクロレンズを買ったので、
うちの子たちの写真をやたら接写でとることにはまっています。
マクロはピント合わせがシビアでまだまだ上手に撮れませんが、
寝ていればこっちのもんです。

これからもドシドシ撮っていきます。

皮膚科セミナー

2017年08月29日

こんにちは!獣医師の森本です‼︎

 

先日、皮膚科のセミナーに行ってきました。
今回のテーマは「精神と皮膚疾患」でした。
精神と皮膚にはお互いに影響を及ぼす関係があり、どちらかの状態が良くないともう片方にも悪い影響が出ます。
なので、心のケアが皮膚のケアに、皮膚のケアが心のケアに繋がるのです。

例えば、何か環境が変わると不安で手や足をしきりに舐めたり噛んだりして、その場所が脱毛したり赤かったりするのは心の問題が皮膚に与える影響です。
このような症状は環境を整えてあげるだけで改善することがあります。

 

環境とは本来の動物にとって無理のない環境ののことをいい、例えばネコちゃんでは高い所や狭い所を好むのでそういった場所をお家に用意してあげることでネコちゃんにとってストレスのかからない環境ができます。

 

また、トイレの環境も非常に大切でネコちゃんのトイレの条件は以下のようなものが良いと言われています。
・トイレの数は頭数+1
・屋根の無いオープンタイプのトイレ
・ネコちゃんのくつろげる所からは場所を離す

 

なにかワンちゃんやネコちゃんの環境のことで分からないことがありましたら、是非、病院でご相談にのらせてください‼️

我が家の小五郎の成長報告です。

すくすくと順調に大きくなっていて元気に家の中を駆け回っています!
写真は我が家の先住猫のこむぎとのツーショット写真です

眼科セミナー

2017年08月17日

こんにちは!獣医師の森本です‼︎

 

先日、眼科のセミナーに行かしていただきました。
今回のテーマは「正常な眼とは」でした。
正常な眼を知らないとどういう状態の目が異常であり、どのような病気にかかっているかが分からなくなってしまうので正常な眼の状態を知ることは非常に大事だと思いました。

 

一言に正常な眼といっても犬種や年齢によって見え方は様々で、ある犬種だと異常なように見えることも、別の犬種だと正常であったり、成長した動物だとおかしなことも若い年齢の動物だと普通なこともあります!

 

例えば、若いネコちゃんの目の色が青だったのが段々と黄色みがかって来るのはネコちゃんが成長することで目の虹彩という部分にメラニン色素の沈着が起きて色付いていく現象で異常なことでは無く、ネコちゃんの成長の一環なのです。

 

また、犬種ごとによく起きる目の病気も学びました。
例えば、柴犬では緑内障、ミニチュアダックス・ミニチュアプードルでは進行性の網膜萎縮、シーズーでは角膜潰瘍といった病気の発生が多いと言われています。

 

これらの病気を早期に発見し、治療をすることができればワンちゃんのその後の生活を良くすることができる可能性が上がります。
なので、ぜひ定期的な健康診断をお願いします。

 

セミナーの後はいつものラーメン屋探しを。
田町でのセミナーだったので美味しそうなラーメン屋さんがたくさんあり、どこにしようか非常に悩みました^^;
悩んだ結果、むらさき山というお店で紫ラーメンを食べてきました!

濃厚な豚骨醤油のスープなのですが後味がサッパリしていてどんどん箸がすすみました。
田町にはまだまだ気になるお店がたくさんあるのでセミナーの度に開拓していきたいと思います‼️

循環器セミナー in 北海道

2017年08月11日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

 

 

お盆ですね。
帰省されていたり、ご旅行中の皆さん
渋滞などで疲れると思いますが、くれぐれも事故には気を付けてくださいね。

 

先日、北海道、札幌まで循環器のセミナーに参加するため行ってきました!
動物薬メーカーさんに誘っていただいて参加することができました。
少人数制のセミナーだったので、最先端の貴重な話を聞くことができました。

 

今回紹介された話は、犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療に関してです。
犬の僧帽弁閉鎖不全症は、犬で非常に一般的な後天性心疾患です。
小型犬で特に多く、チワワ、ポメラニアン、トイプードル、シーズー、キャバリアなどが代表的な犬種です。

 

以前から、僧帽弁閉鎖不全症の治療には内服薬を用いた内科治療が一般的ですが、薬の種類は、血管拡張薬、強心薬、利尿薬の主に3種類に限定されています。それらの薬をどのように使うかが議論の的になります。
以前から逸話的に血管拡張薬(動物病院ではよく「心臓の薬」といわれることが多いです)を用いることが一般的でした。
しかし最近、強心薬をより早期に用いる方が生活の質の改善が得られたり、
寿命を延ばす可能性が示されました!!

 

今回のセミナーでは、強心薬を単独で使用すべきか、強心薬と血管拡張薬を併用するべきかという議論について話がありました。
結論はまだまだ先になりそうですが、少なくとも今まで通りの治療法を漫然と行う。ということは見直していく必要があります。

 

昨日まで正しかったことが、明日には間違った知識になる。
日進月歩の医療現場ではよくあることですが、
それに取り残されないように、少しでもいい治療ができるように頑張っていきたいと思います。

 

10年近く住んだ北海道、札幌にも3年近くいたので、北海道へは行くというより帰るという感覚です。
でも、車窓から見る風景にはやっぱり癒されます。

あぁ、帰ってきたな。という感覚です。

皮膚科セミナー

2017年07月30日

こんにちは、獣医師の森本です‼︎
先日、皮膚科のセミナーにいってきました!
今回のセミナーのテーマは「デルマドローム」でした。

 

デルマドロームとは皮膚以外の病気が原因で起きる皮膚の病変のことをいいます。
皮膚は内臓の鏡とも言われているので内臓に何か問題が生じると、それの結果として皮膚にも問題が起きることがあります。
つまり、皮膚の病変から内臓などの病気を読み取ることができるのです!

 

このデルマドロームに関係するもので身近なものが脱毛です。
一言で脱毛と言っても様々なパターンがあり、毛の途中で毛が弱ってしまうことで起きてしまうもの、毛穴に問題があって起きてしまうもの、毛の成長サイクルが止まってしまって起きてしまうものなどがあります。

 

この脱毛のパターンを見極めることで脱毛が皮膚の感染症や皮膚炎などによるものなのか、内臓の問題によるものなのかをある程度予測することができます。

 

例えば、ある一箇所が局所的に脱毛していたら皮膚の感染症などが疑わしく、左右対称的に脱毛するなどといった規則性のある脱毛は内分泌の病気が疑わしいといった感じです!

 

なので、病院に脱毛でお越しの際は脱毛がどのように広がっていったかや脱毛部位の詳細な情報などを教えていただけると診察の助けになります‼︎

 

セミナーの後は柏の匠神角ふじで特製ふじ麺を食べてきました。

大量のもやしと極太の縮れ麺に甘辛い背脂のかかった豚骨醤油のスープが良くからんでいてとても美味しかったです。
ボリュームのあるラーメンを食べたいかたは是非、匠神角ふじへ!
味が濃いので飲んだ後にも最高です‼︎