セミナー参加報告

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皮膚科セミナー

2023年12月24日

みなさんこんばんは、獣医師の園田です!

 

今回全6回の皮膚科セミナーの最終回に参加してきました!

テーマは皮膚病の治療、でした。

これまで5回で学んだことを総合しつつ、症例に対して鑑別診断していき最終的には痒みや皮膚の悩みを解決するための薬選びや治療方針の立て方を学びました。

加えて遭遇しやすい脂漏症という脂っぽくなりやすい体質の子がかかる皮膚炎、外耳炎についても講義を受けました。

お薬の内服はもちろんですが、外用シャンプー、適切な保湿なども効果があります。

暑さの抑えられている今はまた暑くなる次の季節までのコンディションを整えておく期間とも言われています。診察室で相談を受けた時に適切なアドバイスができるように今回もよく学んでおきたいと思いました!

improve 口腔外科実習

2023年12月22日

こんにちは!獣医師の市川です!

今月も大阪で開催される口腔外科実習に参加しました。

海外から獣医歯科専門医の講師を招き、実施されるこのセミナーも早くも残り2回となりました。

今月はケースレポートの提出もありましたので通過できるかヒヤヒヤしております😓

さて、今回のテーマは全歯の抜歯術および口腔歯肉フラップ術、口蓋裂整復法、下顎骨折時の整復手技、口腔内腫瘤発生を想定した顎骨切除法、下顎結合分離症例に対する整復方法などなど盛り沢山で学んでまいりました。

歯周病の進行や口腔内腫瘍の出現によりどうしても抜歯の必要や病的な顎骨骨折のリスクは高まるため、歯科処置を実施する上で大切な手技をてんこ盛りで学ぶことができました!

実際に専門医の先生に指導をしていただけるので、どの点を気をつけていく必要があるのか客観視できて大変充実していました!

今後の治療に活かしていきたいです!

臨床病理症例検討会

2023年12月22日

こんにちは!獣医師の市川です!

今月も臨床病理症例検討会に参加してまいりました。

今回の内容はFIP(猫伝染性腹膜炎ウイルス感染症)に関しての症例検討が印象的でした。

FIPは猫コロナウイルスによって引き起こされる致死性のウイルス性疾患で、ウイルスに対しての免疫複合体が形成されることにより多臓器に肉芽腫のような免疫反応を引き起こす疾患になります。

従来は治療法がなく、感染は死に直結するとして、猫の飼い主様の中でも有名な病気です。

しかしながら、近年特効薬が見つかり、反応性がある子に関して長期生存が期待できるようになりました。

今回は実際症例を交えて、FIP診断までのプロセスと発生しやすい臨床兆候の整理、治療時の注意事項を学びました。

当院でもFIP治療薬を常備しておりますので、治療を検討している方がいればぜひご相談ください。

眼科セミナー

2023年12月22日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回も眼科セミナーを受講してまいりました。

今回の内容は

①眼瞼腫瘤の診断・治療ポイント

②虹彩膨隆の治療検討

③コリーアイや視神経乳頭形成不全などの眼底疾患

④ぶどう腫による強膜ヘルニア

⑤線維性血管膜形成による高眼圧症

について学びました。

中でも眼瞼腫瘤に関してポイントを整理すると、

①皮膚、マイボーム腺、結膜のどこから発生しているのか

②マイボーム腺や涙点など彼蓋している範囲と内眼角あるいは外眼角のどちらに近いのか

③角膜への損傷が現状生じているのか

この3点を念入りに観察した上で治療方針を決めるとのポイントを学びました。

今後の診察でもポイントを押さえた診察で、わかりやすい説明を心がけていきたいと思います。

improve小動物外科実習

2023年12月21日

みなさんこんにちは、獣医師の久米です🐱

今回はインプルーブ小動物外科実習で大阪まで行ってきました✈️

1日目は胸腔外科、2日目は泌尿器外科、消化器外科について学びました。

海外の先生から直接聴き、学ぶ実習はとても貴重な機会なので緊張しましたが最後まで楽しみながら学ぶことができました。

胸腔外科はまだ業務でも触れたことがないので未知の領域でしたが、その部分に触れることができてとてもよい機会になりました。

手術は手技以外にも麻酔が大切になるので、合わせて麻酔に関する講義もしっかり身につけこれからの業務に活かしていきたいです!

眼科セミナー ~緑内障~

2023年12月16日

こんにちは。

獣医師の江木です。

第7回眼科セミナーを受講してきました。

今回は緑内障についてでした。

緑内障は目の中の圧力”眼圧”が上がることで視神経が障害されて引き起こされる病気です。

人では高齢になるほど緑内障患者さんは増える傾向にあります。一方で犬の場合、一般的には中~高齢発症ですが、犬種によっては3−4歳頃から発症するこもいます。

中齢以降になったら、特に異常を感じなくても健康診断で定期的に目をチェックしておくことをおすすめします。

なぜなら、犬の場合片目で緑内障を発症して片目の視野のみが欠け始めていたとしても、なにも不自由なく暮らしているように見えることが多く、異変に気がついたときには相当進行してしまっている可能性が高く、視覚を失ってしまっていることも多いからです。

緑内障は治る病気ではなく治療により進行を抑える必要があるため、早期発見がとても大切です。

目の検診は受けたことがない、そんな方は一度ご相談いただければと思います。

救急対応実践セミナー

2023年12月07日

こんにちは。看護師の難波です。

 

 

先日、救急対応実践セミナーを受講しました。
今回は心配蘇生処置について学びました。

 

心肺停止の時には迅速な対応と判断が必要になってきます。

CPA(心肺停止)の判断は5〜6秒、可能な限り10以内に行う必要があるそうです。
このCPAの判断は呼吸を見ます。
脈や心電図では時間がかかったり誤った判断になることがあるためです。
例えば心電図の波形がとれていても、実際には脈や心拍動がないこともあります。

 

また胸部圧迫時にはモニターの設置や気道確認、血管確保など様々なことを同時に行いますが、胸部圧迫を止めずに行うことの重要性を学びました。

 

心拍再開させるためには、胸部圧迫の開始の早さと質がかなり重要になってきます。

緊急時に迅速な対応ができるよう、
普段からできることをして備えて起きたいと思います。

12月 飼い主セミナー

2023年12月06日

こんにちは!看護スタッフの榎澤です🌟
先日飼い主様向けセミナーをさせて頂きました!

5組の愛猫家の皆さまご参加いただきありがとうございました🐱💓

今回はテーマが『いいにゃんこの日!』ということで猫ちゃんの理想な飼育環境、爪切りのポイント、多い病気について話させていただきました。

私にとって初めての飼い主セミナーだったので緊張しましたが、参加して下さった皆さまがメモを取ったり質問して下さったりと熱心に聞いていただいたので楽しくできました。

皆さまの生活の手助けになれたらとても嬉しいです😊

こいぬ・こねこの教育アドバイザーベーシック

2023年12月03日

こんにちは!看護師の泉山です。

 

第3回子犬子猫の教育アドバイザーのセミナーを受け、今回は子犬の困った行動とその対処法について学びました。

 

子犬と幸せに暮らして行く中で、「しつけ」はとても大事なことです。しかし、その「しつけ」自体を間違えた方法で行ってしまうと、子犬の問題行動は直らず、増えていく可能性もあります…

 

例えば甘噛みや咬んでくる場合、無理に鼻先を手で持つことや、子犬の体をひっくり返して押さえつけようとして、飼い主が強い存在であることを教えようとします。その結果もっと強く咬むようになるかもしれません。

 

ここで改善することは、まず咬まれる状況を作らないことです!!

 

①日頃から手足を使って子犬が興奮させるような遊び方をしない。おもちゃを使う!

 

②遊んでいる間に手足に咬みついてきたら「あっ!」と言って遊びを中断する。咬むたびに毎回行う。

このように問題行動が出てしまう状況・環境をなるべく減らしていくことから始まります。

 

また、社会化として子犬同士で遊ぶことも大切です。

 

 

そして…

子犬がしっかり遊び、疲れた時間帯に優しく穏やかな気持ちで撫でたり、おやつやフードを使って「おすわり」や「待て」などのコマンドトレーニングを教えるなど、咬むこととは違う人との楽しいふれあい方を知ってもらうのです!🤲🏻🐶

 

 

お互い無理をせずに、少しずつ問題行動を減らしていき、トレーニングの時間も一緒に楽しんでいただけたらなと思います!

皮膚科セミナー

2023年12月02日

みなさんこんにちは!獣医師の園田です。

 

今回皮膚科専門のセミナーを受講してきました。感染症、皮膚科の回に始まり5回目の今回は心と皮膚の関係についてでした。

その子の癖であったり、ライフイベントの変化による一時的なストレス、慢性的なストレスによって動物は舐めたり引っ掻いたりと言った行動にでます。

 

診察室でも足先をよく舐めると言った相談を受けることが多いです。もちろんマラセチア皮膚炎など本当に痒みを呈している場合もありますが、一つには暇であったり、気を引こうとしたりといった気持ちの変化で舐めていたりすることもあり判断が難しかったりする点です。

言葉が通じない動物たちの気持ちの変化を皮膚や行動から少しは汲みとれたらと今回学んだことを活かしていきたいと思います!💪