セミナー参加報告

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皮膚科セミナー

2024年07月25日

こんにちは、獣医師の今井です。

先日、皮膚科セミナーを受講させていただきました。今回は初回で、皮膚を診ていく上で重要となる“疾患群”の考え方について学びました🔍皮膚疾患の原因をざっくりと分類すると、感染症、皮膚炎、先天的要因(生まれながらの体質)、精神的要因、内分泌疾患、外傷、腫瘍、自己免疫疾患に分けられます。
皮膚を診察する時にはご家族からの問診やその子の品種、年齢などの情報、そして実際に動物の身体検査を行って病変の分布・色・形から疾患を絞り込んでいくことが求められます。

湿度が高く蒸し暑いこの季節には、毎年決まって皮膚トラブルに悩むという動物も多く来院されます💧気になる症状があればぜひご相談ください!

超音波セミナー

2024年07月24日

こんにちは。動物看護師の石毛です。

 

動物看護師向けの超音波セミナーを受講させていただきました!

今回は初回だったので超音波仕組みや、機械のモードの説明などでした。

獣医師が超音波検査を行い、看護師は保定をすることが多いのですが、見慣れるまではただの白黒画像を見てるようでちんぷんかんぷんでした(;_;)笑

このセミナーを通して直接超音波検査を行うことはないですが、検査の理解を深めてより良い検査補助が出来るようなり少しでも動物たちの負担が減らせたら良いなと思っています😊

 

動物看護師リーダー研修会

2024年07月18日

先日、千葉seaside動物医療センターで行われた動物看護師教育担当者が集まるミーティングに参加させていただきました。

 

内容は動物病院における教育についてで、ミニゲームやディスカッション、自分のつとめる病院紹介などを行いました!

 

いままで他の動物病院の方とお話する機会が少なかったこともあり凄く緊張しましたが、同じ教育担当としてどのようなことで悩み、解決または対策しているのか、また自分の悩みを相談する機会にもなり、とても勉強になった研修会でした!

 

実際にこんな場面だったらどうアドバイスするか?というケーススタディでは、私では思いつかなかったアプローチ方法や実際に院内で行っているルーティーンなどを教えていただきもっと広い視野で物事を捉える必要があることが分かりました!

 

今回の学びを生かし、教育担当としてしっかりと努めてまいります💪

千葉seaside医療センター 待合室です!物が少なくきちんと整頓されておりとっても美しかったです✨

しつけ方セミナー

2024年07月15日

こんにちは。看護師の難波です。

先日しつけ方セミナーを受講しました。

 

それぞれの犬種ごとの原産や背景、目的からどういう犬なのかというのを学びました。例えばコリー犬は牧羊・牧畜犬として活躍していた犬です。そのため体力が他の犬に比べてもかなり高いです。
一般家庭で体力を消費するには、頭・心・体力の3つを使うことで満たしてあげることができます。
またグレードデーンなど大型の使役犬として活躍してきた犬は、自立して生活してきたので人に頼ることを教えてあげることで一緒に暮らしやすくなっていきます。そして力と力の対決にならないよう、ご褒美を使ってあげることが大切です。

このように犬種ごとに歴史あり、犬を飼う際にはこの違いを理解し選択、飼養する必要があります。

小型犬ではベルドックとして活躍していた犬種も多いです。しかし現代では集合住宅など吠えでの悩みも沢山聞きます。

犬種の特性を理解した上で吠えの予防することで、お互いに快適に過ごせるかもしれません。

 

 

犬種を意識し、困り事を減らせるようしっかり復習したいと思います。

 

子犬子猫教育セミナー

2024年07月15日

こんにちは。看護師の難波です。
子犬子猫教育セミナーを2日間にわたって受講させていただきました。

 

今回のセミナーではワンちゃんと飼い主さんの適切なコミュニケーションから信頼関係を築くための、コミュニケーションプログラムを実践的に学びました。
人と動物間のコミュニケーションで主に使われるのが視覚(ハンドシグナル)、聴覚(声による合図)です。

 

実際にコミュニケーションの1つとして、ワンちゃんのトレーニングがあります。おすわり、ふせ、バーンなど。このトレーニングには正の強化(合図に反応すると良いことがある!)を用います。
昔はトレーニングをする上で飼い主の方が上だと教える「優位性理論(オオカミの群れに例えて考えられていた)」というのが言われていたこともあります。

ですが、現在ではオオカミと犬は別だということがわかっており、主従関係ではなく親子関係と言われています。
実際に押さえつけたり、ひっくり返したりという行動で、関係が悪化する・より強く咬むようになった事例もあります。
そのためトレーニングには罰はあまり使わず、ご褒美・良いことを用います。

特に深刻な攻撃行動の予防として挙げられるのが、
・子犬の時期に甘がみはいけないと教える
・犬と格闘しない、犬を追い詰めない
・体罰を与えない
です。

 

適切なトレーニングのアドバイスができるよ、復習し勉強していきたいと思います。

 

 

 

循環器セミナー(猫の肥大型心筋症)

2024年07月13日

こんにちは。獣医師の山﨑です。

 

今日は循環器セミナーで猫ちゃんの肥大型心筋症について学びました。

 

肥大型心筋症は遺伝的要因や高血圧、末端肥大症、甲状腺機能亢進症、心筋炎、還流障害などの2次的な要因で心臓の筋肉に負担がかかると肥大していき、心不全へと進行することのある病気です。

 

また肥大し血液の流れが悪くなると、肺や胸腔に水がたまり急性の呼吸不全に陥ることがあります。

 

心臓の超音波検査や必要に応じて種々の検査を行い早期発見をし、状態に合わせた治療で進行を遅らせることが大切です。

リハビリセミナー🏃‍♂️

2024年07月12日

こんにちは、看護師の泉山です!

先日リハビリセミナーを受け、今回は筋肉の強化について学びました。
手術後のリハビリは、まず痛みが無くなってから使っていなかった筋量の増加、そのための運動を行います。

運動をする際、以下のことを考えながら行っていきます。

 

①どの部位の筋量が減っているのか

②運動の機能と日常生活の動作を関連づける

③その筋肉を標的とした動作を取り入れた運動を行う

 

運動には何種類かあり、負荷が大きいものはジャンプ(階段の上り下りなど)、引っ張り、歩服前進があります。負荷が軽いものはバランスディスク、ジョギング、ガバレディレール(障害物)などで、これらの運動を組み合わせながらリハビリは行います。

 

次に運動の効果について、負荷が大きければ大きいほど良いというものではなく、低い負荷でも回数を多く行うことで効果は強くなります。また、運動のスピードは早いほうが多くの筋肉を使うので、大きな運動効果が期待できます。(水中ドレッドの速度を早くするなど…)

 

最後に今回のセミナーで1番印象的だったのは、運動前のストレッチはいい事ばかりではないということです。
ケガの防止になりますが、筋トレの効果を下げてしまう可能性があります。筋肉の粘りが低下や筋肉内の血流が乏しくなり、疲労物質を除去できずに疲れやすくなります。
運動前にストレッチをする場合、1つの筋肉に対して30秒以内と短い時間で行うのがベストです!(これは人も一緒!🏃)

今回学んだことを意識して、リハビリの活動に活かしていこうと思います。

画像診断セミナー

2024年07月11日

こんばんは、Dr.スゴウです。

今夜、画像診断セミナーが院内でありました。

今回は膀胱の超音波について学びました。

膀胱は袋状の臓器ですが、エリアにより尖部、体部、三角部に分けることができ、それぞれの部位で起こりやすい病気が違います。

また、発症年齢によっても疑う疾患は変わってきます。

一般的には若齢の子では先天的な異常に伴う病気が多く、中高齢の子では腫瘍が増えてきます。

また、腫瘍に関しては膀胱の腫瘍がどこまで浸潤しているか(腫瘍の進行度合い、ステージ)の評価も行うことができます。

どの臓器にも言えることですがポイントを押さえて細かく観察することが大切です。

胸部外科セミナー

2024年07月07日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近ムシムシしてきましたね。特に夜がどんどん寝苦しくなります💦

皆さんもしっかりエアコンを活用して快適な日々を過ごしてください。

 

さて、先日、大阪で行われた外科のセミナーに参加してきました。

今回のテーマは『胸部外科』です。

胸部外科は主に、胸部に存在する臓器を扱う手術です。

胸部には、心臓や肺が存在しますが、心臓の手術は非常に特殊なので、

今回は、肺や胸膜、心膜の手術を学んできました。

 

今回の手術は

①肺の病気(腫瘍、捻転など)

②乳び胸

③胸腺腫

などの時に実施することが多い手術です。

胸部の手術は、心肺機能に直結する臓器を扱う手術なので、適切な知識を学ぶことが重要です。

肺には空気を通す気管と、肺に血液を送る動脈、静脈があります。

特に血管は心臓から直結しているため、不適切な手技で手術を行うと、命の危険もあります。

 

初日は、肋骨の間を切開して、肺を切除する手術を学びました。

2日目は、胸骨を切開して胸部を大きく探索可能な術式を学びました。

非常に大きな肺の腫瘍や、胸腺腫を切除するときに使用する方法です。

 

胸部の手術は決してよく遭遇するものではないですが、

いずれの手術方法もいざというときに備えて、十分に習得しておく必要があるものです。

今回のセミナーで学んだことを活かし、今後の治療に役立てたいと思います。

もし、胸部の病気でお悩みのことがあれば、遠慮なくお申し付けください!

リハビリセミナー

2024年06月29日

こんにちは、看護師の石井です🐱

リハビリ専門医の小笠原先生のセミナーを受講しました。

今回は前回に引き続き、術後の管理や注意点を学びました。

整形疾患の手術で筋肉、骨を切っているので術後すぐは痛みが強くでるのでリハビリをする時は注意が必要で、痛みが取れてきたら筋力強化・姿勢改善・筋肉再教育などリハビリしていきます。

また術後3~4日間は炎症が強く起こっているのでアイシングが大切になります。20分ほど行うとアイシングの効果が最も発揮されます。ただ、長時間のアイシングは低温やけどを引き起こす事もあるので一概に長くやるのがいいとは限りません。

アイシングの効果として血管の収縮、血行減少、鎮痛、浮腫の予防と軽減などがあります。

術後10~20日で回復期となり、適切な負荷をかけていく段階になります。この時期から水中で浮力を用いて歩く練習などを行って行きます。

今回アイシングの意味や何を目的に行っているのかを明確にすることが出来たので、術後からリハビリまでを見ることができる経過や術後の注意点などを考えながら行って行きたいと思います。