研修医セミナー
2022年07月31日
こんにちは!獣医師の市川です!
今回は研修医セミナーとして臨床病理【血液検査の基礎】をテーマにセミナーを受講しました。
血液検査は項目数が多い分、注意深く見ていかなければ多い項目が多く、今回は特に血液中の細胞にフォーカスを当てて実際の症例をもとにその考え方に関して学習しました。
例えばですが、一概に貧血という症状があったとしてもその原因は様々で、外傷や腫瘍による出血が原因となる貧血や、免疫学的な異常からくる貧血、腎臓から分泌されるエリスロポエチンという造血ホルモンの異常による貧血など何が原因かによってその治療法も大きく異なっていきます。
貧血の種類を判断する上で、赤血球という細胞の変化が極めて重要であり、原因別の赤血球の形態の変化を学ぶことが診断の上で重要になっていきます。
さらに貧血は症状の進行に合わせて体から赤血球の赤ちゃん(網状赤血球)が作られる反応が起こるか否かによって再生性貧血と非再生性貧血に分類されるのです。