セミナー参加報告

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腫瘍科セミナー

2022年02月01日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、オンラインの腫瘍科のセミナーを受講しました。

今回はご家族様へ病態の伝え方といった腫瘍科診察の基礎から、体の表面にできる腫瘍についての勉強しました。

ご家族様への伝え方では「これは何の腫瘍であるか」、「今後どうなるのか」、「どうすればいいのか」といった3つのポイントをいかにわかりやすく伝えることができるかが重要であるといった、言われてみれば当たり前のことをあらためて認識させられました。

また、体の表面にできる腫瘍の8割は良性のものと言われていますが、その中には大きくなることによって切除が難しくなってしまうものや良性だったものが悪性化してしまうものがあることを学びました。

あらためて基礎的なところから勉強すると新しい発見や今後への気づきなどがあり、とても参考になりました。

この学びをいかして今後の診療にのぞんでいきたいと思います。

腎泌尿器セミナー

2022年01月31日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回もwebでの腎泌尿器セミナーを受講しました。

第4回のテーマは「蛋白尿」でした。

通常尿中にはタンパク質は検出されませんが、腎前性、腎性、腎後性の主な3つの原因により、尿中にタンパク質が認められることがあります。

しかし、尿におけるタンパク質は濃度で示されるため、腎臓の濃縮機能によってその数値のもつ意味合いが大きく変化してしまいます。(同じ数値でも濃い尿での値と薄い尿での値で大きく意味合いが変わってしまいます)

クレアチニンという物質は尿排泄される上に濃縮の影響を受けないため、尿中のクレアチニン濃度と比較することで尿中のタンパク濃度を補正する方法(UPCやUAC)があり、この項目を用いた原因の分類法などを学びました。

またタンパク尿が認められる疾患として代表的な蛋白漏出性腎症やその診断で役立つ腎生検に関しての手技も学びました。

今後の診察にすぐ活かせる内容でしたので、適切な対応が取れるよう頑張りたいと思います。

VETS ACADEMY 麻酔・疼痛管理コース第2回

2022年01月29日

こんにちは、看護師の石井です。

今回は麻酔の方法について学びました。

麻酔の方法には大きく分けて2種類あります。

局所麻酔と全身麻酔です。

局所麻酔も細かく分けると2つに分けられ、表面麻酔などそのまま部位に垂らしたりするものと、痛みを感じる神経そのものを遮断する区域麻酔法というものがあります。この区域麻酔法は上手くいけば最強の鎮痛法になるそうです。

しかし、強力な鎮痛作用があるため術後一時的に運動機能の消失が伴うので、ケアが必要だと分かりました。

局所麻酔薬でも、使う用途で麻酔薬の種類が異なり術中・術後に適しているものや、短時間の処置に適しているものがあります。局所麻酔薬では使用の仕方などを間違えてしまうと中毒になり危険な物もあるので管理方法には十分注意が必要ということも学べました。

手術中に獣医師に薬を渡す時役に立つ知識を学べたので活かして行きたいと思います。

皮膚科セミナー

2022年01月29日

こんにちは、看護師の石井です。

先日村山先生の皮膚科セミナーを受講しました。

 

今回は食物アレルギーについてでした。

来院される飼い主様のなかでもうちの子食物アレルギーかも、とおっしゃる方がいらっしゃいます。

実際に見分けるのは難しいそうです。

同じような症状が出るのが、アトピー性皮膚炎というものです。では、どうやって見分けていったらいいのか。。。

2つともに共通しているのは、左右対称性に皮膚に症状が出ることです。

違いは季節性です。アトピーは比較的涼しい冬は落ち着く傾向があります。

それに対して、食物アレルギーは季節によって食べるものを変えないため、冬でも関係なく、年中症状が出ます。食物アレルギーは何が原因となっているのか調べるにはアレルギー検査や、除去食試験と言って考えられる食物を抜いた食事を与えて行く必要があります。

今回村山先生のお話で皮膚病の子は耳が汚れている傾向にあるそうです。耳と皮膚の痒みの管理はとても難しいので長期戦になってしまいますが、少しずつ地道に治療することが大事だと思います。

私は今回皮膚科の診察も拝見させて頂いて、とても勉強になりました。これからもっと知識を深めて行きたいと思います。

 

ctセミナー

2022年01月28日

こんにちは!獣医師の市川です。

今月もctセミナーを受講しました。

今回のテーマは「生殖器および門脈シャント」でした。

生殖器に関しては若齢の子で認められる潜在精巣や腹腔内の卵巣の捜索、および中高齢の子で認められる精巣や卵巣の腫瘍化に対してのアプローチを学びました。

精巣や卵巣は左右一対で存在するため、今見つけているものが右側なのか左側なのかを調べるためにも血管の走行を解剖学的に理解しておくことが大切になります。

門脈シャントに関しては血管異常の疾患で、通常だと腸を含めた各臓器からの血液は門脈という血管に集まって肝臓を経由し、後大静脈という太い血管に流れていきますが、生まれつきの血管奇形や後天性の原因によって肝臓を通らない迂回ルートの血管ができてしまうものです。(門脈から直接後大静脈に血液が流れ込んでしまいます🩸)

これにより肝臓に行く血液量が少なくなるので肝臓自体が小さくなる小肝症や、肝臓での解毒がされないためアンモニア血症といった様々な症状が出てくる可能性があります。

ctでは造影剤を使うことで血管の走行を確認することができるため、血管異常の検査に非常に有効とされています。

今回はその技術や基礎知識をご指導いただきましたが、実際にやってみるとかなり大変で肩凝りが一瞬で酷くなりました 笑

細かい血管を一つ一つ丁寧に追う必要があるので、しっかりと診断ができるように精進したいと思います。

ONE千葉どうぶつ整形外科センター研修

2022年01月23日

こんにちは、看護師の松下です。

早いもので、ONE千葉どうぶつ整形外科センターでの研修も後半に入りました。最初は余裕がなくあたふたしていましたが、少しずつ慣れてきて考えながら行動できるようになってきたかなと感じています。

今週は入院している動物へのリハビリなどにも参加させていただきました。具体的には、マッサージや徒手運動、ウォータートレッドミルなどを行いました。少しずつ動物が良くなっていく姿に生命力を感じて、とても感動しました✨

来週で研修は終了してしまいますが、残りの時間を大切にたくさん学びたいです。

接遇セミナー

2022年01月23日

こんにちは!看護師の宮本です。

先日接遇セミナーを受講しました!

 

今回のテーマは医療コミュニケーション🩺

 

飼い主さんとの受付でのやりとりや電話の応対、診察室でのお話の仕方など、色々な状況での接遇を学びました。

 

例に当てはまる事ばかりではありませんが、

最善を尽くしていきたいです。☺️

 

 

 

 

 

 

JAHAシニアセミナー第3回

2022年01月21日

こんにちは☀️看護師の石井です。

先日JAHAのシニアセミナー第3回目を受講しました。今回は整形疾患とそのリハビリについて学びました。

今回は講師の先生が実際にいた症例を紹介しながら説明して下さいました。術後の生活で食事のケア、歩行時のケアなど飼い主様も簡単に実践出来ることがあったので機会がある時にはお伝えして飼い主様も動物も安心して過ごせる環境作りのお手伝いをしたいと思いました。

また、リハビリをしていくことで効果がみえ、歩けるようになったり、筋肉量が増えたりする子もいて生活の質を向上させることができるので、リハビリはとても大切な事だなと改めて感じました。

VETS ACADEMY 外科看護コース

2022年01月21日

こんにちは、看護師の松下です。

先日、VETS ACDEMYさん主催の外科看護コースの第4回目を受講しました。今回のテーマは止血/輸血の方法でした。

止血は転んでてきた傷にかさぶたができるような過程をいいますが、外科的止血では、出血部位を結紮したり電気メスを用いたり、薬剤を使用する場合があります。

輸血は貧血や止血異常、低蛋白血症の動物に対して行われることがあります。実際に輸血を行う前に、動物の全身状態や血液検査、血液型判定、クロスマッチテストを行います。

クラスマッチテストとはドナー(供血動物)の血液がレシピエント(受血動物)に適合しているのかを調べる検査です。血液を混合して、溶血や凝集反応が見られれば輸血はできません。

当院でも輸血を行うことはたびたびあるのでとても勉強になりました!早いもので次回で最後のセミナーです。最後までしっかり学びたいと思います。

皮膚科セミナー

2022年01月20日

こんにちは!獣医師の市川です!

本日は同期の井上先生と一緒にオンラインの皮膚科セミナーを受講して参りました。

テーマは「内分泌疾患💊」ということで、皮膚の症状と関連する内臓臓器のトラブルに関して学んできました。

特に中高齢の犬ちゃんでは内臓のトラブルが皮膚のトラブルに直結することがあるため、その診断方法ならびに治療法を教えていただきました。

内分泌の機序は非常に複雑でこの症状が出てればこの病気が疑われるという断定した診断が困難であり、臓器同士での関わり合いを常に考えなくてはならないです。その分一つ一つを診断すると診断までにかなりの手間がかかるためこの作業を単純化してくれる今回のセミナーは大変役立ちました。

課題も提示されたので、しっかりと復習したいと思います!