セミナー参加報告

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リハビリセミナー

2021年10月14日

こんにちは、看護師の田村です。

 

月2回リハビリ専門医としてお越しいただいている小笠原先生のセミナーに参加させていただきました。

 

今回の内容は整形外科疾患と神経外科疾患においてリハビリを必要とする子の退院時のインフォームドコンセント用ツールの作成の提案をしていただきました。

合併症の注意点や運動制限、自宅の環境設定など退院時に説明させていただく要点が多くなかなか伝えきれずにいるのが現状です。

中でも日常生活動作や自宅でのリハビリに関しては重要ポイントでもあり、正確にお伝えできるように準備をしていきたいと思います。

自宅でのリハビリメニューの提案や日常生活では、快適に過ごせる寝床の紹介、食事の与え方(立位なのか座位が良いのかなど)、排泄面では定期的なトイレ出しが必要か、オムツでの管理が必要かなどしっかり説明させていただき、退院後のお家での生活を少しでも安心して過ごしていただけるようにしていきたいと思います。

 

またリハビリ専門医外来に興味のある方も随時ご予約お待ちしております🐾

 

VOA整形外科セミナー🦴

2021年10月14日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

 

先日、VOAという整形外科グループのセミナーに参加してきました。

毎回異なるテーマでのセミナーですが、今回のテーマは「膝蓋骨脱臼」でした。

膝蓋骨脱臼は犬の整形外科疾患で非常によく遭遇する疾患です。

主に成長期で症状が出るため、2歳未満で症状が認められることが多いです。

一般的な症状は、

・遊んでいると急にケンケンする

・症状は一過性で、しばらくすると足をつくことができる

などです。

膝蓋骨脱臼は一般的にグレード1~4に分類されますが、

実はグレードは、あくまで外れやすさであり、手術適応の判断ではありません。

手術が必要かどうかは、症状の有無が大切です。

グレード1でも症状がある場合は、手術した方が良いですが、

グレード3でも症状がない場合は、手術は必須ではないかもしれません。

膝蓋骨脱臼は、骨の構造の異常により生じる病気なので、

サポーターや、リハビリ、体重制限だけで症状や病気を完治させることはできません。

症状がある場合は、手術が必要です!

 

しかし、同じ膝蓋骨脱臼だとしても、手術が難しい症例や、実は他の病気が合併している症例では

必ずしも手術が行えるわけではありません。

今回のセミナーで、手術のポイントや、手術が難しいと判断するポイントなどを多く学びました。

より適切に説明ができるように頑張りたいと思います!

内科セミナー

2021年10月11日

こんにちは🌞

獣医師の石井です!

 

先日、院内で内科セミナーが行われました。

今回のテーマは、肝臓でした!

肝臓の病気は、中毒や感染症、変性、炎症、腫瘍など様々な原因で起こります。

症状としては、元気や食欲がなくなったり、吐いてしまったり、他の病気でも見られることが多いため、症状だけで診断するのは難しいです。

そのため、飼い主さんから詳しくお話を聞いたり、検査をしていくことが必要です。

検査は、血液検査やレントゲン、超音波検査が一般的に行われます。

血液検査では、肝臓の酵素や肝臓の機能を評価しますが、肝臓の酵素の数値は、肝臓以外の病気でも数値が上がるため注意が必要です。

画像検査では、肝臓以外の病気がないか、肝臓の大きさや色に問題ないか、胆嚢や胆管に問題ないかどうかなどを調べていきます。

 

肝臓の病気は症状がわかりにくいため、診断するのが難しいことも、多いのでしっかり診断、治療できるように勉強したいと思います。

 

 

新人接遇研修

2021年10月07日

こんにちは、看護師の松下です!

先日、新人接遇研修を受けました。内容は4月に受けた研修の振り返りと、カードを用いた性格診断でした。

入社して半年が経ち、できるようになった事もありますが、まだまだ不足している部分もあり、この半年を見つめ直すいい機会になりました。

性格診断では自分がどんな傾向の性格か知ることができました。1人の人でもいろんな面があったり、他の人の意外な一面を知ることができたりして面白かったです。

これからも初心を忘れずに日々進歩できるよう頑張りたいです。

臨床病理ゼミ

2021年10月05日

こんにちは!獣医師の市川です!

本日は石田卓也先生の臨床病理ゼミに参加して参りました。

今回初めての発表で緊張しましたが、これから徐々に慣れていけるよう頑張りたいです!

塗抹標本中の細胞を見るだけで体の変化がいつから起きたのか知ることができるのは本当に凄いと思いましたし、自分ももっと知識をつけて診察に活かせるよう頑張っていきたいです。

CTセミナー

2021年10月01日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回は嶋崎先生のC Tセミナーに参加しました!

テーマは「肝臓・胆嚢・胆管」で、CT検査の際見られる細かい画像の変化について学びました!

肝臓は腫瘍や炎症などによって様々な変化を起こしますし、胆嚢も大きさの変化やその中の胆汁の性質に多くの変化が生じます!

細かい変化を見逃さないようなポイントを教わったので、今後の診察に活かしていければと思います!

循環器セミナー

2021年09月24日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、循環器セミナーに参加しました。

今回は猫ちゃんの心臓病ついて教えていただきました。

猫ちゃんの心臓病には様々なタイプがあり、そのなかでもSAM(僧帽弁収縮期前方運動)と呼ばれる病気について教えていただきました。

この病気は心臓が縮む時に心臓の部屋を分ける弁が普段と違う方向に動いてしまうという病気で、治療として心拍数を落とすような薬を使用します。

注意しなければいけないのは、心拍数を落とす薬を使用することで心臓への負担が逆に増えてしまい、逆に心不全を引き起こしてしまうこともあるとのことでした。

なので、薬の組み合わせや用量の細かな調整が必要になることがあるそうです。

こういった専門医の先生の治療の経験や知識などをドンドン吸収していければと思います!

臨床病理セミナー

2021年09月24日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

先日、小笠原先生の臨床病理セミナーを受講しました。

臨床病理とは、細胞や血液検査データをどんな風に解釈するべきか?

得られた検査データから、どのようなことが体で起こっているのかときちんと解釈するものです。

今回のテーマは「リンパ組織の評価」です。

 

リンパ節とは、体の中に張り巡らされているリンパの流れが一度集まる場所だと思ってください。

リンパは、脂肪分の吸収や免疫の機能に重要な働きを持っています。

リンパ節自体は身体にたくさんありますが、その中でも触診で簡単に触ることができるリンパ節に

体表リンパ節があります。文字通り体の表面に存在するリンパ節で、下顎、浅頸、腋窩、鼠経、膝窩に存在します。

リンパ節が腫れた場合、細胞診検査を行うことが多いですが、そのリンパ節の細胞をどのように評価するべきか?

を中心に学びました。

 

大まかにリンパ節が腫れる病気として、炎症か腫瘍が挙げられます。

その中でも炎症反応は、炎症の原因によって、

化膿性炎症(細菌感染など)、好酸球性炎症(寄生虫やアレルギーなど)、肉芽腫性炎症(FIPなど)

があります。それぞれに、好中球、好酸球、肥満細胞、組織球(マクロファージ)などが多数認められます。

一方、腫瘍には、

リンパ腫などのリンパを発生源とする腫瘍、転移性腫瘍などリンパ以外を発生源とする腫瘍があります。

いずれも判断に困る場合には、専門の病理検査医に診断をゆだねることも多いです。

リンパ節が腫れることは多いですが、必要最低限の負担で、最大限の情報を得られるように、

日々の診療の中で心掛けたいと思います。

体表リンパ節の腫れは、動物の身体を触った際に、「こぶ」状に触れることがあります。

なにか気になることがあれば、スタッフまでお尋ねください。

 

VOA整形外科セミナー

2021年09月24日

こんにちは!

獣医師の石井です。

先日、VOAの整形外科セミナーを受講しました。

今回のテーマは、前十字靱帯断裂でした。

前十字靱帯断裂は、わんちゃんに多く見られる疾患です。

前十字靱帯とは、膝にある靱帯で、曲げ伸ばしする時に膝を安定させるために必要な靱帯です。

そのため、断裂してしまうと膝が不安定になり、体重をかけられなくなっれてしまい、うまく歩けなくなってしまったり、

半月板が傷つくことで痛みがでます。

前十字靱帯が断裂してしまう原因として、わんちゃんで多いのは、年齢などによる靭帯の変性です。

そのため、中高齢の子に多く見られ、どの犬種のわんちゃんにも見られます。

診断するためには、

触診で、膝が緩んでないかどうか調べたり、

レントゲン検査で、膝の腫れや膝の骨の位置などを確認します。

一部が切れる部分断裂の場合、診断が難しい場合が多いです。

治療は、靱帯断裂による膝の不安定さと半月板の損傷による痛みを手術でとることです。

不安定さを改善するために、

関節外法といって切れてしまった靱帯の走行に合わせて、関節の外に糸をかけて、膝が前に出てしまうのを防ぎます。

そうすることで、周りの組織が作られて、膝が安定して、しっかり動かすことができるようになります。

他には、TPLOといって、膝の骨を一部切って、角度を変えて固定する方法があります。

骨の角度が変わることで、膝が前に滑り落ちないようになり、安定させることができます。

また、痛みをとるためには、痛みの原因となっている半月板を切除します。

前十字靱帯断裂は、様々な犬種で起こる病気です。

急に歩き方がおかしくなるなど、歩き方に違和感がある場合は、ぜひ病院で診察を受けてくださいね。

リハビリセミナー

2021年09月22日

こんにちは!看護師の野手です。

今日はリハビリの専門医の小笠原先生によるリハビリセミナーを受けさせて頂きました!
今回の内容は、歩行の評価です。
歩行の評価は、
①歩行時の頭、腰の位置
歩行時に頭が上下している→前肢の痛み
腰が上下している→後肢の痛み
②四肢の運び方
後肢→前肢の順で動き出しているか
③四肢の挙げ方
それぞれの関節の伸展、屈曲
④四肢の歩幅
歩く時の歩幅が一定かどうか?
短くないか?左右差はないか?
⑤重心の位置
前かがみでないか?腰が下がっていないか?
などを順番に評価していきます。
目で見るだけだと動きが早かったり、細かい動作に気づかないことがあるので、動画を真横からとってスローモーションで見るとすごくよく分かりました。
今日は石井先生のお家のチロルちゃんに協力してもらいました。
初めてのトレッドミルで怖がっていましたが一生懸命に歩いてくれました🐕💦