腎泌尿器セミナー3回目
2022年01月17日
こんにちは、Dr.スゴウです。
webで受講している腎泌尿器セミナーの3回目を受講しました。
今回は排尿障害についてでした。
排尿障害とは尿の産生には異常がないが何らかの原因で排尿がうまくいかない状態です。
原因を2つに分ける事で整理し、神経原性と非神経原性に分けられます。
原因を調べるためには問診、尿検査、神経学的検査や画像検査(レントゲン、エコー、MRIなど)が重要になります。
神経原性は膀胱や排尿に関わる筋肉を支配する神経の異常で起こる排尿障害です。特徴としては尿意を伴わない事です。障害される神経の部位により治療薬が異なります。発見が遅くなると膀胱麻痺(治療をしても排尿機能が戻らない状態)になってしまうので早期発見が状態の改善には最も大切です。
非神経原性は先天性な尿路の異常、結石や腫瘍、前立腺の異常による尿路閉塞、切迫性尿失禁(尿意が頻繁にある状態)などがあります。
治療はそれぞれの原因に対するもの(閉塞の解除、炎症の抑制など)になります。