CTセミナー
2021年10月01日
こんにちは!獣医師の市川です!
今回は嶋崎先生のC Tセミナーに参加しました!
テーマは「肝臓・胆嚢・胆管」で、CT検査の際見られる細かい画像の変化について学びました!
肝臓は腫瘍や炎症などによって様々な変化を起こしますし、胆嚢も大きさの変化やその中の胆汁の性質に多くの変化が生じます!
細かい変化を見逃さないようなポイントを教わったので、今後の診察に活かしていければと思います!
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2021年10月01日
こんにちは!獣医師の市川です!
今回は嶋崎先生のC Tセミナーに参加しました!
テーマは「肝臓・胆嚢・胆管」で、CT検査の際見られる細かい画像の変化について学びました!
肝臓は腫瘍や炎症などによって様々な変化を起こしますし、胆嚢も大きさの変化やその中の胆汁の性質に多くの変化が生じます!
細かい変化を見逃さないようなポイントを教わったので、今後の診察に活かしていければと思います!
2021年09月24日
こんにちは、獣医師の森本です。
先日、循環器セミナーに参加しました。
今回は猫ちゃんの心臓病ついて教えていただきました。
猫ちゃんの心臓病には様々なタイプがあり、そのなかでもSAM(僧帽弁収縮期前方運動)と呼ばれる病気について教えていただきました。
この病気は心臓が縮む時に心臓の部屋を分ける弁が普段と違う方向に動いてしまうという病気で、治療として心拍数を落とすような薬を使用します。
注意しなければいけないのは、心拍数を落とす薬を使用することで心臓への負担が逆に増えてしまい、逆に心不全を引き起こしてしまうこともあるとのことでした。
なので、薬の組み合わせや用量の細かな調整が必要になることがあるそうです。
こういった専門医の先生の治療の経験や知識などをドンドン吸収していければと思います!
2021年09月24日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
先日、小笠原先生の臨床病理セミナーを受講しました。
臨床病理とは、細胞や血液検査データをどんな風に解釈するべきか?
得られた検査データから、どのようなことが体で起こっているのかときちんと解釈するものです。
今回のテーマは「リンパ組織の評価」です。
リンパ節とは、体の中に張り巡らされているリンパの流れが一度集まる場所だと思ってください。
リンパは、脂肪分の吸収や免疫の機能に重要な働きを持っています。
リンパ節自体は身体にたくさんありますが、その中でも触診で簡単に触ることができるリンパ節に
体表リンパ節があります。文字通り体の表面に存在するリンパ節で、下顎、浅頸、腋窩、鼠経、膝窩に存在します。
リンパ節が腫れた場合、細胞診検査を行うことが多いですが、そのリンパ節の細胞をどのように評価するべきか?
を中心に学びました。
大まかにリンパ節が腫れる病気として、炎症か腫瘍が挙げられます。
その中でも炎症反応は、炎症の原因によって、
化膿性炎症(細菌感染など)、好酸球性炎症(寄生虫やアレルギーなど)、肉芽腫性炎症(FIPなど)
があります。それぞれに、好中球、好酸球、肥満細胞、組織球(マクロファージ)などが多数認められます。
一方、腫瘍には、
リンパ腫などのリンパを発生源とする腫瘍、転移性腫瘍などリンパ以外を発生源とする腫瘍があります。
いずれも判断に困る場合には、専門の病理検査医に診断をゆだねることも多いです。
リンパ節が腫れることは多いですが、必要最低限の負担で、最大限の情報を得られるように、
日々の診療の中で心掛けたいと思います。
体表リンパ節の腫れは、動物の身体を触った際に、「こぶ」状に触れることがあります。
なにか気になることがあれば、スタッフまでお尋ねください。
2021年09月24日
こんにちは!
獣医師の石井です。
先日、VOAの整形外科セミナーを受講しました。
今回のテーマは、前十字靱帯断裂でした。
前十字靱帯断裂は、わんちゃんに多く見られる疾患です。
前十字靱帯とは、膝にある靱帯で、曲げ伸ばしする時に膝を安定させるために必要な靱帯です。
そのため、断裂してしまうと膝が不安定になり、体重をかけられなくなっれてしまい、うまく歩けなくなってしまったり、
半月板が傷つくことで痛みがでます。
前十字靱帯が断裂してしまう原因として、わんちゃんで多いのは、年齢などによる靭帯の変性です。
そのため、中高齢の子に多く見られ、どの犬種のわんちゃんにも見られます。
診断するためには、
触診で、膝が緩んでないかどうか調べたり、
レントゲン検査で、膝の腫れや膝の骨の位置などを確認します。
一部が切れる部分断裂の場合、診断が難しい場合が多いです。
治療は、靱帯断裂による膝の不安定さと半月板の損傷による痛みを手術でとることです。
不安定さを改善するために、
関節外法といって切れてしまった靱帯の走行に合わせて、関節の外に糸をかけて、膝が前に出てしまうのを防ぎます。
そうすることで、周りの組織が作られて、膝が安定して、しっかり動かすことができるようになります。
他には、TPLOといって、膝の骨を一部切って、角度を変えて固定する方法があります。
骨の角度が変わることで、膝が前に滑り落ちないようになり、安定させることができます。
また、痛みをとるためには、痛みの原因となっている半月板を切除します。
前十字靱帯断裂は、様々な犬種で起こる病気です。
急に歩き方がおかしくなるなど、歩き方に違和感がある場合は、ぜひ病院で診察を受けてくださいね。
2021年09月22日
こんにちは!看護師の野手です。
2021年09月17日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
我が家の猫がずーっと毛布の上にいるのを見ると、
夏が終わったんだな…。と思う今日この頃です🎐
さて、先日画像診断セミナーに参加しました。
大学の後輩で、今は画像診断の専門医として働いている先生を招いて、
2か月に1度程度、レントゲンや超音波検査について教えてもらっています。
画像診断は、それぞれの臓器ごとにポイントとなる見方があるのですが、
今回のテーマは「胃」でした。
胃。というと1つの臓器なので簡単に思えるかもしれませんが、非常に奥深い臓器です。
まず、胃は食道から続き噴門という入り口をスタートとします。
その後、胃底、胃体と広がり、最後に幽門部を経て十二指腸といわれる小腸につながります。
大切なポイントは胃の端から端まで観察すること。
そのために重要なことは必ず食事を抜くこと。そして毛を刈ることです。
病気の子では食欲不振や嘔吐などによって食べられないことが多いので、胃には食べ物が入っていないことが多いですが、
健康診断時には食事をとってくると胃は判断できなくなってしまうので、注意してください。
また、消化管の超音波検査で重要な点は、どの部分の腸か?をしっかり確認することです。
腸は身体のなかで数か所しか固定されていないので、ぱっとみた腸がどこなのかを判断することが困難です。
そのため、胃~十二指腸。直腸~盲腸。その他(小腸)。と3つのパートに分けて通して観察することが大事です。
小腸の病気は内視鏡検査では確認できないので、詳しい検査には、開腹検査が必要となります。
超音波検査は麻酔を必要とせず、被爆の心配もなく、非常に体の負担が少ない検査です。
しかし、専門的な技術や知識が必要になり、動物の状態によって見えるものが変わる可能性があるため、
繰り返しの検査が必要になることもあります。
嘔吐や食欲不振のみならず、健康診断としても超音波検査の持つ力は大きいので、
何か気になることがある際には、お気軽にスタッフにお申し付けください!
2021年09月17日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
すっかり秋めいてきて、過ごしやすい季節ですね。
先日、月に一度のセミナーに参加しました。
主に、部門間での共有や、病院で起こっている問題に対する改善策を話合う場です。
今回テーマとして挙がったものはいくつかりますが、
1つは、新人獣医師の教育です。
今年も2人の新人獣医師が入り、約半年がたちます。
2人とも非常に勉強熱心で、日々精力的に業務にあたってくれていますが、
卒業して働き始めるとすぐに一人前とはいきません。手術も診察も、経験不足であったり、
学校で学ぶことでは不足していることもたくさんあります。
しかし、段階を踏んで成長に導いていくことが病院の目的なので、どの新人も無理なくやりがいをもって、
仕事に取り組むためにはどうしたらいいのかを時間をかけて話し合いました。
その中で最後にテーマになったものは、「普段の仕事の中に楽しみをもたせる」というものです。
医療の現場は常に緊張感があり、ともすればピリピリしてしまいがちです。
しかし、緊張感は時として、動物に伝わり、安心やリラックスできる診察現場ではなくなってしまいます。
緊張感がありつつも、1人1人の動物や飼い主様に安心感が伝わるように、
また、病院の掲げているアットホームで清潔な病院を維持するために、
掃除や整理整頓などの単純作業でさえ、やりたくてしょうがない!と思えるような気持ちを
もってもらうことが肝心だということを共有しました。
難しいテーマなので、数年かけて取り組む必要がありますが、毎日少しづつでも進歩できるように
スタッフ一同頑張りたいと思います✨
2021年09月12日
こんにちは✨獣医師の足立です🐰
先日、理学療法医の小笠原先生に『姿勢の評価』についてのリハビリセミナーを行っていただきました。リハビリを実施するにあたって、姿勢の評価を行い、どこが問題点となるのか、どこが痛いのか、を評価することが大切となります。またリハビリを実施していき、姿勢の評価を再度していくことで、どれだけ改善しているのかも分かってきます。
①頭の位置
②四肢の位置
③脊椎の弯曲
④腰の位置
⑤重心の位置
姿勢は上記の5つのポイントを評価し、痛みの部位を探ります。普段の何気ない立ち位置だけでも、痛みの部位を表していることがあります。身体は1番楽な体勢を取ることが多いため、元気だった頃からなんとなく姿勢が変わったなと思う場合、どこかしら痛みがあることが多いです。
ワンちゃんによってはクセで正常とは異なった体勢を取ることもありますが、痛みがある場合は再現性といって、正常な立ち位置にしても必ず同じ体勢に戻してしまうという行動を取ります。クセの場合は、正常な立ち位置にしても何食わぬ顔で維持できるかと思います。
頭の位置が低かったり、片方の足を前後にずらしたり、横から見ると背中が丸まっていたりと、明らかに姿勢が元気な時と違う場合はどこかしらに痛みを感じている時になります。少しでもあれ?と思われた場合は、ぜひ診察に来てくださいね✨
2021年09月12日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
最近、朝晩は涼しくなってきて過ごしやすい季節になってきましたね🌰
秋らしくなってきて、気持ちがいいです。
急に寒くなることで、体調を崩しやすくなる子もいるので、
気になることがあれば、早めにご来院くださいね。
先日、エキゾチックアニマルセミナーにオンラインで参加してきました。
今回のテーマは、「ハムスターの消化器疾患」です。
前回からの続きで、今回はその中でも、蠕虫(蟯虫、条虫)の病気、歯科疾患、消化管閉塞についてでした。
ハムスターの蟯虫(ぎょうちゅう)には、盲腸に寄生するものと、大腸に寄生するものの二種類がいます。
盲腸に寄生するものは、他の動物の蟯虫と同様に肛門周りに産卵するので、テープを肛門にはることで検査が可能です。
一方で、大腸に寄生するものは、便検査で虫卵を確認します。
両者とも病原性はあまりなく、症状が出ないですが、検査で確認された場合は投薬により治療します。
ハムスターは果物の多給などで虫歯になりやすいので、注意です🐹
また、前歯は常生歯といって伸び続ける歯です。
ケージを噛むなどの力がかかることで、歯が曲がる、折れるなどが生じ、トラブルの原因になります。
また、ハムスターでは胃や腸に異物が詰まることがあります。
多くは、ケージに入れる綿や、自分自身の毛であり、短期的な回復には手術が必要です。
しかし、ハムスターは身体も小さく、検査が難しいこともあり、早期発見、早期治療には積極的な検査が必要です。
当院にはCT検査機器があるため、負担を最小限に詳細な検査を行うことが可能です。
ハムスターを始め、小動物は詳しい検査に麻酔が必要となることも多く、
元気や食欲がまったく無くなってからでは、検査自体が難しくなることも珍しくありません。
小さな異変でも気づいた際には、早めのご来院をおすすめします!
2021年09月08日
こんにちは、看護師の野手です!