VOAアドバンスセミナー
2021年12月15日
こんばんは、Dr.スゴウです。
VOAという整形外科の協会主催のwebセミナーを受講しました。
今回のテーマは椎体固定でした。
椎体固定というのは脊髄神経が通っている首からお尻までの背骨(頚椎〜仙椎)に骨折や不安定性が生じる病態の時に神経が圧迫される事で神経障害が生じるのを防ぐため、プレートやピン、骨セメントを用いて正しい位置に椎体を固定する事です。
椎体に不安定性を生じる病気として、犬も猫の骨折、小型犬では環椎軸椎不安定症、大型犬ではウォブラー症候群、馬尾症候群、小さい子から大きい子まで様々な病気があります。
椎体固定は首の椎体(頚椎)、胸の椎体(胸椎)、腰の椎体(腰椎)で椎体の形が大きく変わり、神経、血管の走行する場所も大きく変化します。
そのため、椎体固定をする際に神経や血管などの重要な構造物を損傷しないようにCTやMRIでどの位置にプレート、スクリュー、ピンなどを打てば良いか、その位置でしっかり固定が可能かを見極めた位置決めがとても重要になってきます。
経験とセンスが問われる非常に難易度の高い手術で大きな合併症もありますが、そのままでは命が危ない子や一生歩けないかもしれない子を救うことができる手術になります。