糖尿病セミナー
2020年08月27日
こんにちは☀️看護師の田村です!
本日オンラインセミナーの糖尿病セミナーに参加させていただきました。
今回は糖尿病の基礎知識を学びました。
まず糖尿病とは、インスリンの作用不足により血糖値が持続的に一定の基準を超えている状態のことを言います。それにより代謝異常が起こりさまざまな病態や合併症を引き起こします。(血糖値は血液中のブドウ糖濃度のことです。)
インスリンは膵臓のランゲルハンス島から分泌され、血液中の糖を全身の末梢まで運ぶ働きを持つホルモンです。糖は末梢まで届くことにより体を動かすエネルギーになります。血糖値を上げるためのホルモンはいくつかありますが、下げるためのホルモンはインスリンのみのためとても大切なホルモンとなります。
糖尿病には大きく二つの型に分けられます。インスリンの分泌が上手くできないことにより糖を末梢まで運ぶことができず高血糖となり糖尿病になるI型と、インスリンは分泌されるが体内で上手く使えず高血糖になり糖尿病になってしまうII型の二種類です。
糖尿病の症状には多飲多尿、体重減少、多食があります。健康な時の飲水量や体重を知っておくことは糖尿病の症状の指標になるので日常的に気にして見ておくと良いです。
そして合併症を引き起こす場合もあります。
慢性的な合併症には代表的な物として白内障、感染症(膀胱炎や皮膚炎など)、ぶどう膜炎にかかりやすくなります。
急性の合併症では血糖値の値がさらに高くなり糖尿病性ケトアシドーシスや高浸透圧血糖症候群を引き起こし、生命に関わる危険もあります。
糖尿病の治療にはインスリン製剤を使用した血糖管理を行います。血糖維持のため持続型のインスリンを注射します。そして定期的な血糖値検査を行うことにより適切な治療ができているかを確認します。
糖尿病の際の食事管理で大切なことはその子に合った適正体重を維持すること、規則正しい食事時間をすることです。
何かご不安なことや気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
写真は久しぶりの登場の病院犬ルカです🐶
元気に過ごしてます!