こんにちは!
獣医師の石井です。
先日、月に1回行かせていただいている眼科のセミナーに行ってきました。
今回は、眼科の検査の流れを勉強してきました!
眼科の検査の流れは、禀告、眼科検査、散瞳処置、検査、評価・治療の順で進めていきます。
まず、禀告で、飼い主さんにお話を聞いていきます。
どんな症状なのか、いつからなのか、片方の眼だけなのか、今までどんな病気にかかったことがあるかなどを聞いていきます。
わんちゃんの場合、品種や毛色が大きなヒントにいるときなることがあります。
わんちゃんの眼の病気の多くは、遺伝性だと言われているため、ワンちゃんの種類やどこからお家に来たのかを知ることがすごく大切です。
また、毛色を決めているメラニンという色素がお腹の中にいるときに眼の発育に関わっていると言われているので、毛色も大切なヒントになります。
次に、検査をしています。
はじめに、目の周りを見ていきます。
目が大きくなっていたり、凹んだりしていないか、充血していないか、目ヤニの有無などを確認します。
目ヤニが出ていた場合は、目ヤニの色や性状も確認します。
次に、目がちゃんと見えているか、光に反応して瞳孔の大きさがちゃんと変わるかなどを確認します。
それから、前回勉強したような、涙の量
を調べる検査や、スリットランプ検査、眼圧検査、フルオレセイン染色検査などを進めていきます。
一通り検査をした後に、散瞳処置をして、スリットランプ検査や眼底検査をします。
散瞳させることで、瞳孔が大きくなるので、眼を隅々まで見ることができるようになります。
症状や検査結果などから診断結果し、治療を考えていきます。
眼の病気は早く見つけてあげるほど、できる治療の選択肢が広がります。
少しでも異変を感じたら、出来るだけ早く一度病院に連れてきてあげてくださいね(*^^*)
先日、私が飼っている猫ちゃんの去勢手術をしました!!
手術したら少しは大人しくなるかなーと期待しましたが、パワフルなままでした笑
ブログには初めて登場するあぽろです☆
パワフルすぎて困るときもありますが、甘えてくるところはとってもかわいくって、ついつい許しちゃいます笑(*^^*)