口腔外科セミナー
2025年01月25日
こんにちは、獣医師のさくまです!
今回のテーマは抜歯の適応基準Part1です。
・歯周疾患罹患歯
歯科レントゲンで確認できる歯槽骨の水平性の骨吸収は垂直性の骨吸収より予後が悪く、抜歯が適応になることが多く状態です。また根分岐部病変の有無によっても保存できるか変わってきます。
・顎骨折線上にある歯周病罹患歯
歯周病性の顎骨折の場合は罹患歯を抜くこともありますが、あえて歯の一部を残し固定源とすることもあります。骨吸収の程度によっては顎切除の選択もあります。
・歯周病発生のリスクが高い歯
乳歯晩期残存によるもの、過剰歯、過剰歯根、回転歯、叢生、槍状歯、変形歯などがリスクとして挙げられます。このような場合は歯周病リスクを考え、抜歯や外科的矯正をすることがあります。
今回、抜歯の適応を学びましたがいずれの処置にしてもその後の歯磨きが大事であって、それで終わりではありません。口腔内のお悩み事がありましたらお気軽にご相談ください!