セミナー参加報告

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インプルーブ外科セミナー

2017年06月17日

こんにちはDr.スゴウです。
今月も滋賀で行われた外科のセミナーに参加してきました。

 

今回は整形外科の講義でした。骨折の分類や整復方法の種類などの基礎的な内容と各部位の骨折の整復法を実際の症例を交えて勉強しました。

 

他の外科手術もそうですが、整形外科は術前の手術計画がとても重要になってきます。その子の体重、活動性、骨折の部位と折れ方と整復の難易度、整復方法の選択、インプラントのサイズの選択、骨折部位への外科的なアプローチ方法と準備をしっかりすることで成功率が上がると言われています。

 

これらの条件を考えると整復が困難で術後の合併症のリスクが高い症例も多いのでそれを判断して整形外科の専門医の先生を紹介することがその子にとって一番いい場合もあります。

 

いつも思っていることですが、自分は一次診療の獣医師(人の町医者ですね)なのでその判断を飼い主様と相談して温かみがあって独りよがりの治療にならないように気を付けながら診察や手術の技術と知識を向上していけるようになりたいです。

 

最近は来院する飼い主様が以前よりも増えてきたためお待たせする時間が長くなってしまい申し訳ありません。少しでも待ち時間を少なくする方法をいくつか紹介するので検討してみてくださいね。

 

①web予約をしていただき、しばらくたってから来院する
②朝一番、もしくは夕方一番すこし早く来院して順番待ちの用紙に記入をしていただく
③午後の診察終了間際は混雑するのでその時間を避ける
ご協力お願い致します。

 

先日、四街道にあるイタリアンレストランに行ってきました。
オステリアティモーネというお店で野菜がとても美味しく、サラダやお肉料理に色々なハーブが使われていて香りが良くて最近行ったお店で自分は一番良かったです。

外観は普通のお家だったので少し迷ってしまいました。


恋する豚のソテー。お肉に甘みがあって脂もしつこくなく美味しかったです

臨床病理学セミナー

2017年06月15日

先日、臨床病理学セミナーに参加しました。

 

その中で発表された脾臓腫瘍の猫についてです。
細胞診の結果から、悪性度の高いものでした。こうした悪性度の良し悪しは細胞の形から判断されます。今回、細胞内の核小体が正常な細胞より膨化しており細胞辺縁も不整でした。これらは悪性度が高い証拠です。

 

疑われる疾患は血管肉腫、平滑筋肉腫、線維肉腫等です。こうした腫瘍にはP糖タンパクというものが発現しており、これにより薬が腫瘍細胞外に汲み出されてしまい効きにくいです。肝臓に転移しやすいため、状態によっては摘出することも必要です。

 

 

少し前になりますが、お台場の肉フェスに行ってきました。色々な店舗が出店しており、食べごたえありました。夜は近くでやってたビールフェスにも行きました。

皮膚科セミナー

2017年05月31日

こんにちは、獣医師の森本です!

先日、月に1回の皮膚科のセミナーに行って来ました‼︎
今回は皮膚に起きる感染症について学ばせていただきました。
セミナーではワンちゃんと猫ちゃんでそれぞれ発生しやすい皮膚感染症、その皮膚感染症の検査方法や治療法などを学ばせていただきました。

 

その中でも気になった皮膚糸状菌症についてお話したいと思います。
皮膚糸状菌症は真菌が原因となる皮膚の感染症で、ワンちゃんに比べて猫ちゃんに多くみられる病気です。
真菌が毛に感染すると、毛がポキポキ折れてしまい感染しているところが脱毛してしまいます。
また、この病気は人獣共通感染症と呼ばれる人にもうつる病気の一つで皮膚糸状菌症にかかっている猫ちゃんの飼い主さんの5人に1人は感染していると言われています‼︎

予防法として、原因の真菌は熱に弱いのでお風呂の時にしっかり湯船にはいることや、猫ちゃんを触った後にキチンと手洗いをすることなどがあり、どれも簡単にできる予防法です!

 

セミナーの後は地元のラーメン屋のかいざんへ行ってきました!
名物のかいざんラーメンは胡麻油でからめたネギがいいアクセントになっていて、とても美味しかったです‼︎
有名なお店なので並ぶこと必至ですが、並んででも食べる価値のある美味しさなので近くにお越しの方は是非!

腹腔鏡セミナー

2017年05月28日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

 

早いもので5月も終わりますね…。
もうすぐジメジメした梅雨の季節が始まるかもしれません。
その前にたくさん出かけてみてはいかがでしょうか?

 

先日、腹腔鏡のセミナーで滋賀県まで行ってきました。
腹腔鏡のことを少しお話します。

 

通常手術とは、お腹や胸を大きく切開し、行います。
血管や臓器の位置関係を把握し、危険のない様に手術を実施するためには、
大きく皮膚を切って、十分な視野を確保する必要があります。
昔から実施されている方法で、いろいろな手術方法が研究されていますし、
視野の確保に制限がないので、非常に大きな腫瘍を摘出したり、
癒着や臓器の損傷が激しい臓器の手術には向いていますが、
大きく皮膚を切れば、それだけ
手術中、手術後の痛みは大きくなってしまうという欠点があります。

 

そこで考えだされたのが、低侵襲手術というものです。
皮膚に小さな切開をして、そこにカニューレという器具を設置します。
カニューレの大きさは5mm程度、大きくても20mmなので、
実際の皮膚の傷も5mmくらいの傷が3~4か所だけという形になります。
カニューレとは、腹腔鏡を出し入れするトンネルのようなものです。

 

そして、お腹の中にカメラをいれ、映し出された映像を画面で見ながら、
カニューレから入れた専用の器具を用いて、切開や剥離、切除を行っていきます。

 

お腹を大きくあけるということもないので、痛みが非常に少ないのが特徴です。
特に、胆嚢の切除や、副腎、腎臓の切除などは、
これらの臓器がお腹の深いところにあるため、本来大きく切開しなければならなかった傷が、
小さくすむため、非常に有効です。
また、カメラで大きく拡大されるため、細かい血管などもよく見えます。
そのため、精密な手術も可能です。

 

手術時間も、開腹手術と同じくらいといわれているので、
手術時間が延長し、麻酔のリスクが上がるということもありません。
現在では、開胸手術など強い痛みを伴う手術も、
腹腔鏡で実施できるようになってきていて、適用の幅もひろがっていますキラキラ

 

しかし、その分手術には熟練を必要とし、特殊な機材が必要になります。
また、万能ではないので、腹腔鏡での手術が難しいと、手術中に判断されれば、
速やかに開腹手術に移行することもあります。

 

ご存知の方も多いかもしれませんが、
当院でも数年前から腹腔鏡を導入し、実際に、主に犬の避妊手術で実施しています。
手術後の痛みの少なさには目を見張るものがあり、効果を実感しています。

先日のセミナーで多くの手術の講義、実践を勉強してきたので、
これからますます痛みがすくなく、安心、安全な手術が実施できるように頑張ります。

 

滋賀県とはいっても、最寄りの新幹線の駅が京都駅なので、
帰りの新幹線を待つ間、京都駅をぶらぶらしていました。

京都といえば、抹茶お茶
右を向いても、左を向いても、緑の世界が広がっていて、
夢のようでした。

そんな中で、定番の抹茶ソフトを食べちゃいました

とても濃くて、おいしい抹茶ソフトでしたソフトクリーム
今度は、抹茶のかき氷か、ぜんざいか、ケーキか…
とにかく他の抹茶の甘味もいただきたいです。

インプルーブ外科セミナー

2017年05月23日

こんにちは、Dr.スゴウです。
今月も滋賀で行われた外科のセミナーに参加してきました。

 

今回は胸部と腹部、泌尿器外科の実習でした。
胸部外科は肋間および正中開胸術、肺葉切除術、心膜切除術についてでした。
腹部外科では胃固定術、腸管吻合術、泌尿器外科では腎臓切開術、腎臓摘出術、尿道切開術、尿道造瘻術についてでした。
実習で学んだことを日々の診療に生かしていきたいと思います。

 

最近は滋賀からの帰り道のラーメンがマイブームです。
今回も前回と同様に船橋です汗電車の乗り換えがあるので船橋なんです。
今回はラーメン無限大に行きました。夜だったので中盛でおさえましたが、やや物足りず後悔しました
我慢は体に毒ですね

皮膚科セミナー

2017年05月09日

はじめまして!獣医師の森本です‼︎

 

まずは自己紹介からさせていただきます。
この春からミズノ動物クリニックに勤めさせていただいている獣医師の森本健太です。
神奈川県で1年、青森県で5年間大学生活をおくり、地元である千葉県に帰ってきました!

写真は一緒に住んでいる愛猫のこむぎです。

先日、皮膚科セミナーに行かせていただきました。
皮膚の病気に対する診療への取り組み方をちゃんとした理由をふまえて新人の私でも分かりやすい形で教わることができ、とてもためになりました!
このセミナーで学んだことを1つでも多く病院での診療にいかしていきたいと思います‼︎

 

セミナーの後、セミナーで知り合った先生と一緒に柏の王道家でラーメンを食べてきました。
こってりスープにほうれん草に海苔とまさに家系の味でとても美味しかったです!

大学時代にもよく家系のラーメンを食べに行っていたのでなんだか懐かしい気持ちになりました。
その先生いわく柏にはたくさんラーメン屋さんがあるとのことなのでこれからドンドン開拓していきたいと思います‼︎

院内循環器セミナーと腫瘍科研修

2017年05月05日

こんにちは☺
獣医師の石井です!

 

もうGWですね。
私は、友達と旅行に行く計画を立てようとしたのですが、うまく予定が合わずに断念しました。
お出かけする方は、お気をつけて行ってきてくださいね。

 

先日、院内での循環器セミナーと腫瘍科の研修に行って来ました!循環器セミナーでは、心臓のエコー検査の基本を教わりました。

 

心臓の画像検査には、レントゲンやエコー、CTがあります。
レントゲン検査では、心臓の大きさや肺の状態をチェックします。
CTでは、立体的に心臓や血管、気管などを評価します。
エコー検査は、心臓や血管の断面や動きを評価したり、血流の速度を評価できるため、心臓の検査に最も適しています。

 

心臓のエコー検査では、エコーを当てる場所が決まっていて、そこに当てることで心臓を覗いて見ることができます。
決まった場所に当てて、心臓の断面をみて、心臓の大きさや動きなどを評価します。
また、エコー検査では、血流を測ることができ、その速度などから心臓病の進行度なとを評価することができできます。

 

春は、フィラリア予防や狂犬病の注射で病院に来ることも増え、心臓に雑音が見つかる子もいるかもしれません。
雑音があるといわれたりして、気になる方は、ぜひ一度心臓のエコー検査を受けてみてくださいね!

 

腫瘍科の研修では、よく細胞診を行うので、細胞診についてお話したいと思います。細胞診というのは、デキモノなどに針を刺したりして、デキモノなどの一部を取り、どんな細胞が取れたかを見ることでそれがどんなものかを判断する検査です。

 

細胞診で、細胞を取るのにはいくつかあります。
注射ポンプを刺して、デキモノの中身を吸引する方法、デキモノに針を刺す方法、デキモノの表面をスライドグラスで擦る方法などがあります。

 

細胞診をすることで、腫瘍性疾患、炎症性疾患、沈着症、病原体などの原因があるかどうかがわかります。
腫瘍性疾患では、良性か悪性かだいたい判断することができます。
炎症性疾患では、どんな炎症なのかを知ることができます。
沈着症は、代謝障害があると起こります。代謝障害があると、脂肪やグリコーゲンなどの物質が細胞の中や外に沈着してしまうので、それを判断します。
病原体は、細菌や真菌、ウイルス、寄生虫などがありますが、細胞診は、細菌や真菌を鑑別するのに適しています。

 

しかし、細胞診では、細胞の変化しかわからないため、確定診断には病理組織検査といって、デキモノなどを全部取って検査することが必要です。
細胞診でそれがどんなものなのか大体わかることで、取ったほうがいいのかなどの目処をつけることができるため、腫瘍の診断には欠かせない検査になっています。

 

先日、友人とハリネズミカフェに行ってきました!!
意外と人に慣れていて、すっごく可愛くって癒やされました。
元々、学生の頃からハリネズミを飼ってみたかったのですが、ますます飼いたい欲が増しちゃいました。

2017/04/22

2017年04月22日

こんにちは。
看護師の菅野です!
4月になり暖かい日も多くなる中、風邪を引いてしまいました。
今年はインフルエンザもまだ流行ってるそうなので皆さんも体調管理にお気をつけ下さい(o^^o)

 

先日メリアルジャパンの社員による「ノミ、マダニ、フィラリア」の院内セミナーを開催して頂きました。
ライフサイクルや病害と予防についてお話しして頂きました!

 

★ノミ
ノミは、通常1.0日~6日間で卵からふ化して幼虫になり、2度の脱皮をした後、さなぎから成虫になります。ノミの成虫は、光や熱、二酸化炭素に反応して動物の体表に寄生します。寄生すると8分以内に吸血を開始し、24時間~48時間以内に産卵します。その後も体表上にとどまり、吸血と産卵をくり返し通常1~2カ月で一生を終えます。ノミの成虫が犬・猫の体表で過ごすのは、生涯で見るとほんの一瞬にすぎません。多くは犬・猫の周囲(飼育環境)で過ごしています。
ノミは体表に5匹いたらその環境中には95匹いるといわれています。

 

★ダニ
マダニは、幼ダニ期から若ダニ期にかけて2度の脱皮をへて成長し、成ダニ期を迎えます。発育期ごとに異なる宿主動物へ寄生・吸血するマダニを「3宿主性マダニ」と呼び、すべてのマダニ種のうちのほとんどが3宿主性マダニです。一生の中で吸血する期間は20~25日間ほどといわれ、他の期間は脱皮や産卵、動物へ寄生する機会を待ちながら自然環境のなかで生活しています。
マダニは9〜10月が1番多い時期です!

 

マダニは命にかかわるSFTS重症熱性血小板減少症候群という危ない病気を媒介します。
症状
1.38度以上の発熱
2.消化器症状(嘔吐、腹痛、下痢など)
3.白血球減少
4.血小板減少
5.AST,ALT.LDH上昇
6.他に明らかな原因がない
7.集中治療を要する

 

★犬フィラリア症
フィラリアは、蚊の吸血によって犬の体内に侵入し、約6~7カ月で幼虫から成虫に成長します。フィラリアが成虫となり、犬の肺動脈に寄生すると、深刻な症状を起こすようになります。

★症状
慢性犬糸状虫症
疲れやすくなり散歩などの運動を嫌がります。興奮したときや早朝などに乾いた咳をするほか、かっ血、呼吸困難、腹水、ネフローゼ症候群などが現れます。
大動脈症候群
突発性の虚脱、血色素尿、貧血、呼吸困難などの症状がみられます。
フィラリアはしっかり予防を行なっていれば100%
皆さんのお家の子もしっかり予防をしてあげて下さい!

 

先日桜が満開の時に病院の看板娘ルカちゃんと桜の写真を撮りました。
ルカさんなかなか前を向いてくれず周りをキョロキョロ気にするばかり。
でもそこはルカさん!決める時はいい顔頂きました!

インプルーブ外科セミナー

2017年04月17日

こんにちは、Dr.スゴウです。

今月も滋賀で行われている外科のセミナーに行ってきました。今回は消化器の外科についてでした。胃、腸の外科から肝臓や膵臓の外科まで二日間朝から夕方までみっちり勉強してきました。セミナーに参加している先生の大部分は自分よりも臨床経験が長い先輩が大部分なので自分が悩んでいる子の相談を出来るので有難いです!

 

六月までは月1回あるので大変ですが、頑張って勉強して日頃の診療に活かしたいと思っています。

 

このセミナーの帰りに船橋のラーメン屋で夜ご飯を食べました音譜「三代目麺処まるは極」というお店です。以前に何度が行ったことがあり、今回久しぶりに食べに行きました。お腹が空いていたので特製鳥白湯ラーメン大盛りを注文しました!

濃厚でとっても美味しかったです

臨床病理学セミナー

2017年04月12日

こんにちは
獣医師の足立です。

 

まだ肌寒い日もありますが、春の陽気が感じられる気候になってきましたね!家の前の桜も満開でとっても綺麗です。

 

先日、月一の臨床病理学セミナーに参加させていただいてきました!今回も難しい症例がたくさん発表されました。

 

2歳のチワワちゃんが食欲低下、元気消失を主訴に来院されました。ここ2〜3日ぼーっとしているとのことでした。一般的な身体検査ではとくに異常が見当たらなかったため、血液検査とレントゲン検査が進められました。

 

レントゲン検査ではとくに異常は見当たらず、血液検査でも軽度の貧血、白血球の上昇、ALPという胆管機能数値の上昇のみが認められました。

 

そこで血液の塗抹検査という目で見る検査を行ったところ、赤血球で異常が認められました。破砕赤血球といって、壊された赤血球が散見されました。破砕赤血球とは、赤血球が体中の血栓を通過する時に壊れてしまったものをいい、貧血の中でも溶血性貧血という部類に分類することができます。その破砕赤血球をよくよく見ると、ヘルメット様の見た目であったため、ヘルメット細胞と分かりました。ヘルメット細胞が認められる場合、ハインツ小体性溶血性貧血と分類でき、異物が原因で、ほぼ『たまねぎ中毒』であることが多いです!

 

このチワワちゃんは誤食癖があるようで、おそらく『たまねぎ中毒』であると血液塗抹検査でようやく判明しました!飼い主様が見ていない隙に誤食してしまっていた場合、なかなか原因が掴めないことが多いですが、血液塗抹検査で原因がわかることもあることを再確認しました!

 

少し前に、めちゃくちゃ行きたかったAfternoon Tea TEA STANDに行ってきました

もともとAfternoon Teaのグッズなどが大好きで、TEAROOMにはよくご飯に行っていたのですが、念願叶ってTEA STANDという少しコンセプトが違うカフェに行けたのです。

めちゃくちゃ美味しかったスフレオムレツ

オシャレなフレンチトースト


大好きな抹茶、抹茶ラテ


ここでしか味わえないスムージーファウンテン

大好きなAfternoon Tea、大好きなカフェ巡りとあって、テンションMAXな1日でした