セミナー参加報告

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整形外科セミナー

2017年04月06日

こんにちは、Dr.スゴウです。

 

日曜日の午後に整形外科のセミナーに参加してきました。
今回のテーマは整形外科での視診についてでした。

 

整形外科での視診は動物の歩き方、姿勢をしっかりと見ることが重要です。
例えば、左の前足に痛みがある子は出来る限り左足を使いたくないので左足を着く時間が短くなり、着くときに頭を上げます。
また、歩の開き(スタンス)も重要で、痛いときは左右の足の開きが小さくなります。

 

例えば股関節に異常がある子は前足よりも後足の開きが小さくなります。
診察時に歩き方を診させてもらうのはもちろんなのですが、緊張しやすい子は立ちすくんでしまい歩かないことがあるので携帯などで歩き方の動画を撮影して持ってきていただくと助かります。

 

先日、千葉市のパスタが美味しいお店に行ってきました。「ラ・タベルネッタ・アラ・チッビティリーナ」というお店です。店名が長いのでナビ検索が大変でした。

 

自分はからすみとホタテと春キャベツのパスタを頼んだのですが、とても美味しかったです。

 

来店した日はスタッフの人数が少なく、食事が出てくるまでに時間がかかったみたいで前菜やデザートをいつもよりもりもりにサービスしてくれました。

 

味はもちろんよかったですが、店員さんが明るくて、サービスも良くいいお店でした

もりもりの前菜


キャベツが甘くてからすみとマッチして美味しかったです。


おまけで一種類追加してくれたデザート。

整形外科セミナー

2017年04月01日

こんにちは、獣医師の松井です。

 

毎月参加している整形外科セミナー。
半年以上にわたる内容でしたが今回が最終回となりました‼️

 

最後は骨折した骨模型の課題が与えられて各班で手術プランを組み立て競い合うというものです。
課題は大腿骨の粉砕骨折でした。
どの班も選択した方法は同じで髄内ピンとプレートの組み合わせでした。個人的にも同じ方法を考えていたので、治療方針としては合ってました。あとは骨模型をどれだけ上手く治せるかです。残念ながらトップは他の班の先生方でした。やはりキャリアもある先生は流石の出来栄えでした。
このセミナーで学んだことを普段の診療に活かしたいと思います。

 

リハビリセミナー

2017年03月25日

こんにちは看護師の田村です。
3月ももうすぐ終わりです。春らしい日も増えてきましたが、まだまだ寒い日も続くようなのでみなさん体調を崩さないように注意してくださいね。

 

先日院内でリハビリテーションセミナーが行われました。
今回は神経疾患のリハビリテーションについて行い、その中の一つの「胸腰部椎間板ヘルニア」のリハビリについてお伝えします。
この疾患の好発犬種としてダックスフンド、ペキニーズ、パグ、シーズー、ビーグル、コッカースパニエルなどに多く見られます。
胸腰部椎間板ヘルニアにはグレードが1〜5まであり、痛みの症状のみから、後肢が麻痺してしまい歩行ができなくなってしまう場合があります。

 

椎間板刺激が存在する子は内科療法で機能回復を目指します。
・ケージレスト(動きの制限、安静にする)、コルセットの装着をして患部の炎症を沈静させる。
・内服薬でペインコントロール(痛みの管理)をする。
・運動療法の一つとして起立訓練を行う。

 

椎間板刺激のない状態の子は外科療法(手術を行い)機能回復を目指します。
〈術後早期からの理学療法の開始〉
・引っ込め誘発運動→関節可動域の維持、足をつまんで感覚の刺激を与える
・起立訓連→起立姿勢の再教育、体幹筋のトレーニング
・座位訓練→座位姿勢の再教育、骨盤位置の修正
・車イスでの歩行→歩行を補助するために、四肢での姿勢維持
・マッサージ
・トレッドミル(水中、陸上)
など、その子に合わせたプログラムを組んで行います。

 

リハビリは目標設定を行いその目標に向かい無理のないプログラムで行っていきます。
院内でのリハビリテーションはもちろん、ご自宅でのリハビリテーションも必要となるため、獣医師、看護師と飼い主様が一つになって行うことが重要です。

院内でのリハビリテーションの様子の一部です
ドッグマッサージ、水中トレッドミルを行っています。
健康な子でも日常ケアの一環で行うこともできます

循環器セミナー

2017年03月18日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

 

温かい日も増えてきましたね桜
私は花粉症ではないですが、
花粉症の人にとっては、しんどい時期ですねアセアセ

 

先日、院内で定期的に行われている
循環器のセミナーでした。

 

今回のテーマは『肺の超音波』

 

『肺』の超音波が『循環器』のセミナー??
と思った方もいるかもしれませんが、
呼吸器の病気(肺炎や気管支炎など)で発生する症状は、
咳、呼吸困難、チアノーゼ(舌や足先が青白くなるような変化)などなどです。

 

一方で循環器(心臓病)で発生する症状は、
咳、呼吸困難、チアノーゼなどで、重なる部分が非常に多いです。

 

そのため、心臓病の検査では常に、
今の症状が心臓病なのか、呼吸器病なのか?それとも他の病気なのか?
ということに気を配る必要があるのです。

 

超音波というものの特性上、気体を検査することが非常に困難です。
では、どうやって『肺』という空気が豊富な臓器を検査するのか?
じつは、健康な肺は超音波でほとんど確認できません。

 

簡単にいうと何も見えないよくわからない…。
肺と超音波機械の間にアーティファクト(エラーのようなもの)がでてしまう…。ということを確認できれば、その肺は正常と判断します。

一方で、
ピーっと走る白いラインが見える!
ということになれば、B-Lineといい、肺に水が溜まっている状態。
つまり、肺水腫や肺炎であると判断できます。

 

また、肺になにかできものがある!
ということになれば、腫瘍や肺の虚脱が疑われます。
さらに、肺の表面すら見えない。
ということになれば、気胸の可能性が高まります。

 

もちろん、画像検査はあくまで画像検査なので
これで確定というわけではなく、他の検査(血液検査やレントゲンなど)
を総合的に判断し診断をしていきます。
しかし、針を刺したり、横向きにしたりせずに簡単に短時間で検査を行うことができるので、とくに緊急時には非常に重宝します病院

 

健康な子でも、同様の所見がとれるとの報告もあり、
動物での肺エコー検査はまだまだ一般的とは言えない状況ですが、
検査の精度が高められるように日々努力していきたいですチワワ黒

 

先日、とってもおいしいケーキをいただきました。


幾重にも重なった抹茶ベースの生地がしっとりして一体感があるのに

それぞれに若干味が違って、何口食べても飽きません。
上には、ホワイトチョコレートをベースにした薫り高い抹茶チョコ。
触感のアクセントも加わり、
目でも、鼻でも、もちろん舌でも、楽しいケーキでした。

研修以外では出かける機会があまりないので、

買ったり、いただいたりするケーキは日々の楽しみの一つですナイフとフォーク

ちなみに写真の構図は凝ったわけではありません!

あまりにおいしそうで、写真撮る前に思わず、左側を食べてしまっただけです

眼科セミナー

2017年03月16日

こんにちは。
獣医師の石井です!
もう、3月なのにまだまだ寒いですね。
春が待ち遠しいです。

 

先日、毎月行かせていただいていた、眼科のセミナーに行ってきました‼
今回は、網膜の病気について勉強してきました☺
その中から、進行性網膜萎縮という病気のお話をさせていただきます。

 

進行性網膜萎縮(PRA)は、網膜にある細胞が進行性に変性してしまい、失明してしまう病気です。
遺伝性の病気で、好発犬種はミニチュアダックスとプードルです。

 

症状は、まず夜盲といって、暗いところで視えなくなります。進行すると、散瞳し、失明してしまいます。
また、ほぼ全ての場合、PRAから白内障が続発します。

 

診断は、明るいところと暗いところで障害物をきちんと避けれられるか調べます。
眼底検査では、タペタム領域の反射亢進や、血管の狹細化、視神経乳頭の白色化などの所見が見られます。
進行度は、網膜電位図検査で、どのくらいの細胞が刺激に反応するか調べます。

 

治療法はありません。
抗酸化剤のサプリメントで、進行を遅らせることができる可能性があると言われています。

 

進行性網膜萎縮は、治療法がなく、最終的には見えなくなってしまう病気です。
進行を遅らせるためには、早期発見が重要です。
PRAの子では、「散歩が嫌い」や「目がキラキラして見える」ということがよく見られます。
そういった様子があれば、早めに病院で検査を受けてくださいね。

 

今回で眼科セミナーは最後でした。
勉強したことをしっかり復習して、日々の診察に活かして行けるように頑張ります☺

 

先日、高校の友人と草津温泉に行ってきましたー‼
いっぱい温泉に入って、癒やされました。
湯もみ体験もでき、楽しかったです(^^)

眼科セミナー

2017年02月17日

こんにちは。
獣医師の石井です!

 

先日、毎月行かせていただいている眼科のセミナーに行ってきました(^^)

 

今回は、緑内障について勉強してきました!
緑内障は、眼圧が上がり、神経障害が起こり、目が見えなくなってしまう病気です。
眼圧は、主に前眼房水というレンズと角膜の間の水によって決まります。
前眼房水の産生が多くなったり、排出が上手くいかないと眼圧が上がります。

緑内障の原因には、原発性と白内障や水晶体脱臼、ぶどう膜炎、糖尿病などによって起こる続発性の2つに分けられます。
続発性の場合、原因を治療することで眼圧を下げることができますが、原発性の場合は、眼圧を下げる目薬を使って、コントロールしていくことが必要になります。

 

緑内障は、一般的に中高齢に多く、柴犬、シーズー、ビーグル、コッカーがなりやすいといわれています。

症状は、結膜炎や充血、涙目、痛くて目をしぱしぱさせる、散瞳、角膜浮腫(黒目全体が白っぽくなる)などが見られます。
また、痛みから目を気にして痒がったり、寝てる時間が多くなったりもします。
進行すると、牛眼といって、目が飛び出るほど大きくなり、目が見えなくなってしまいます。

 

緑内障の診断には、眼圧測定と眼底検査が用いられます。
眼圧が20代後半になったり、左右で大きく異なる場合、緑内障を疑います。
牛眼では、40以上にまで上がってしまいます。
眼圧は、1日の中で変わるため、できれば1日の中で1番眼圧の高くなる午前中に測る方がいいと言われいます。

 

眼底検査では、眼圧が上がったことで起こるカッピングといわれる視神経乳頭の凹みなどを確認します。

 

治療としては、眼圧を下げるために前眼房水の産生を抑えたり、排出を促す目薬を使います。
また、進行して、目が見えなくなっていて、目薬でのコントロールが難しかったり、痛みが強い場合は、手術の適用になります。
手術では、レンズなどの目の中身を取り出して、代わりにシリコンのボールを入れます。それにより、目の大きさも元に戻り、痛みもなくなります。

 

緑内障は、はやく見つけて、積極的に治療してあげることが視力を維持するために重要です。
目が赤かったり、気にしていたりなど、気になることがあれば、早めに連れてきてあげてくださいね☺

 

先日、友人の結婚式で大阪に行ったので、ついでに大学の友人とUSJに行ってきました(^o^)
絶叫系大好きなので、フライングダイナソーが楽しすぎでしたカナヘイきらきら
久しぶりに大学の友人と会って色々話せたし、意外と色々乗れて、満喫できました

猫の腎臓病に対する診断・治療法の実際

2017年02月11日

獣医師の足立です。

先日、インフルエンザにかかってしまいました。本当にご迷惑をおかけしてしまい、すみませんでした。予防接種受けてても、かかるものですね。でも予防接種のおかけで、症状は軽症でした。猛威をふるって流行っているみたいなので、みなさんもお気をつけくださいね。

 

『猫の腎臓病に対する診断・治療法の実際』というテーマの勉強会に参加させていただきました。猫ちゃんの腎臓病はよくみる病気の1つです。その原因・背景をしっかり理解した上で診断・治療を進めて行く大切さを学んできました。

 

腎疾患とは、腎組織が障害を受けて機能が低下していくことを言います。急性と慢性とに分けられます。急性のものでは、一時的な症状のこともあれば慢性に移行することもあります。慢性のものでは不可逆的な病態であるため、一度失った機能は元に戻りません。

 

慢性腎臓病とは、3ヶ月以上持続する腎障害または3ヶ月以上持続する糸球体濾過量の低下と定義されています。また慢性腎臓病は、糸球体疾患と尿細管間質性疾患とに分類されます。

犬では糸球体疾患も認められますが、猫ではほとんどが尿細管間質性疾患に当たります。尿細管間質性疾患は、ほとんどが原因不明の特発性、また下部尿路での問題で起きる尿路閉塞・腎盂腎炎が原因だと言われています。慢性腎臓病は進行すると腎不全に陥ってしまいます。

 

慢性腎臓病の診断方法は、採血によるBUN・Cre・SDMA測定、尿検査による尿比重・尿蛋白・UPCの測定などがあります。腎機能の低下は糸球体濾過量によって分かるのですが、糸球体濾過量が33%の時に尿比重が低下、25%の時に高窒素血症(BUN・Creの増加)、10%の時に高リン血症が起こってきます。

糸球体濾過量がかなり低下した時にしか、診断ができないのです。腎機能が2/3失われた時に、多飲多尿の症状が出てくるので、すごくお水を飲んで、薄いおしっこがたくさん出る場合はなるべく早めに病院に連れてきてあげてくださいね。

 

治療は慢性腎臓病の進行抑制と生活の質を改善することを目的とします。進行抑制にベストなのは、やはり食事療法が挙げられます。リンの制限、低蛋白食、オメガ3脂肪酸の添加、塩分制限がよいと言われています。

 

療法食を食べてくれるのであればそれが一番よいですが、食べないから療法食をやめるというのは避けた方がいいです。おいしいと感じるご飯は高蛋白食が多いため、より慢性腎臓病を悪化させてしまうことになるのです。選り好みをしてしまう子には、蛋白とリンが多くないご飯を試してあげてみてください。一般食でも比較するとより蛋白とリンが少ないご飯が売ってあるので、食べてくれる物を探してみてあげてくださいね!

 

またリン吸着剤もいいと言われているので、リンが少ないご飯を選ぶのと同時にリン吸着剤のサプリメントを使用するのもいいですよ。生活の質を向上させるためには脱水の管理が必要となるため、水飲み場を増やしたり、ウェットフードを利用したり、皮下補液をする必要があります。

 

慢性腎臓病の診断・治療は、上記に挙げた物以外にもいくつかあります。その子の体調に合わせたベストな診断方法・治療ができるよう、精進して参りたいと思います。

 

今回は猫ちゃんテーマだったのでかなり前になるのですが、気になっていたカフェに行ってきました。猫好きな人にはぜひ行ってもらいたいです。

なんと3D猫ちゃんアートのドリンクを作ってくれるんです。かわいすぎて飲むのをためらっちゃいました。


お店の至るところに猫ちゃんデザインの装飾がありました。

 


押上猫庫(おしあげにゃんこ)。
猫好きの方はぜひ行ってみてくださいね

院内皮膚科セミナー

2017年02月11日

みなさまこんちには!看護師の柴田です
先日の雪は積もらなくてよかったですねぇ

 

今日は皮膚科セミナーで教わったことをご紹介します

 

今回はスキンケアについてです
そのなかの保湿についてとお耳の洗浄について少しお話します
わんちゃんも猫ちゃんも皮膚の乾燥はあまりよろしくないです
ですが、さすがに毎日保湿剤を塗るというのは大変ですよね
皮膚の乾燥が気になる子に使える保湿剤と言えば、セラミド と言われる成分になります

 

皮膚の表面には「角質層」といわれる層があり、主にケラチンというタンパク質からなる「角質細胞」と、その間を満たすセラミド(細胞間脂質)で構成されています。角質層は細菌などの異物が皮膚に侵入するのを防ぎ、セラミドは保湿成分として皮膚の乾燥を防いでくれます

 

湯船に浸かる、ゴシゴシ拭く
みなさん、この2点についてどう考えますか?

 

まず、 湯船に浸かる というのは
お湯に浸かると必要なものまで流れてしまいます
水分を含むとキューティクルが膨らみ、毛が傷んでしまう可能性があります

 

次に ゴシゴシ拭く
ゴシゴシ力強く拭いてしまうと皮膚炎など、皮膚の状態が悪化してしまうので、優しく拭いてあげましょう

 

耳洗浄について、、
わんちゃんの耳の温度は約38度
この時期の耳洗浄液は常温でも冷たく感じますね
そこで、温めてみる(38度よりも低めに)
温めてあげることで汚れは落ちやすくなり、普段より温かい液体が耳に入るので、びっくりしないはずです

 

温めた液体を並々、耳の中にいれ30回揉んで拭き取ってあげる。 というのを5セットやると8割型汚れは落ちるそうです
ぜひやってみて下さい

先日、実家に帰り お父さんの自家製あゆの塩焼きを食べました
天気がよかったので庭でゆっくりでき、いいお休みでした
ひさびさにちくわも連れて帰りました

インプルーブ外科セミナー

2017年01月30日

こんにちは、Dr.スゴウです。
今月も滋賀で行われている外科のセミナーに行ってきました。

 

今回は泌尿、生殖器系と胸部外科がテーマでした。

泌尿器では異所性尿管(腎臓からの尿管が膀胱ではなく違う場所につながっている状態)、生殖器では膣の腫瘍や過形成、胸部外科では開胸術が必要な肺の腫瘍や肺葉捻転、気胸などについて勉強してきました。あまり頻繁に診る病気ではないのですが、もしこれらの病気を診ることがあれば今回学んだことを活かしていけたらと思っています。

 

毎回セミナー後の懇親会やセミナーの合間に同年代の獣医師と話をするのですが、彼らが頑張ってる姿をみて「自分ももっと頑張らないとな」と思います!!

 

先日、久しぶりに両親と親子水入らずで出かけました。たまには両親と旅行に行くのも良いものですね。

これからは時間を作って定期的に色々なところに行こうと思います。

写真はあまり撮ってないのですが四季折々の花が綺麗な鋸南町の「をくずれ水仙郷」に行ってきました。寒かったですが、水仙が綺麗に咲いていました。

画像診断セミナー&循環器セミナー

2017年01月24日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

今回は二つのセミナーがありましたので、ご紹介します!

 

一つ目は、画像診断セミナーです。
画像診断の専門医が来てくれて、病院内でセミナーを行います。

今回のテーマは「肺のレントゲン」でした。
肺にはいくつかの異常パターンがあります。

 

1.肺胞パターン
肺の中の肺胞という場所に液体や細胞などの滲出物が溜まる状態です。肺はいくつかの葉に分かれていますが、その境目にラインが見えるようになったり、普段見える血管が見えなくなり、空気の通り道だけ見えるようになったりします。肺水腫や肺炎で見えることがあります。

 

2.気管支パターン
肺に空気を送る気管支という場所の壁に炎症が起こり、太くなる状態です。普段は見えにくい気管支がはっきりするため、ドーナツのような気管支や、線路のようなライン状の気管支が見えるようになります。気管支炎などで見えることがあります。

 

3.間質パターン
間質パターンにはさらに二つの分類があります。
3-1. 結節性
肺に腫瘍などがあるときに、白い塊状に見えるものです。
3-2. び漫性(非構造性)
なんとなく全体が白い。という状態です。
肺炎や肺水腫など様々な状態で見られます。

 

4.血管パターン
普段見える肺の血管が太くなったり、細くなったりするものです。太い時はうっ血などが考えられるため、心臓病や犬糸状虫症などが疑われます。逆に細い時は、脱水やショック状態などが考えられます。

 

これらのパターンが一緒に見られるときもあります。
また、肺のレントゲンの評価は、かなりの熟練を必要とします。
日々勉強ですねプンプン

 

もう一つ。
先日名古屋へセミナーへお呼ばれしてきました!

企業の方が全て手配してくれて、日帰りでしたが、新幹線で行ってきました。新幹線は久しぶりで、なんと名古屋は初めてでした。

 

内容は心臓病に対する薬の使い方に関してです。
新しい論文を交えて、専門医の先生方から詳しいお話がきけました。

 

初めての名古屋でしたが、滞在時間=移動時間だったので、
JR名古屋駅から一歩も出ず帰ってきました。
今度は観光で行きたいです。

とりあえず、駅からの風景を一枚!名古屋は大都会でした。