院内循環器セミナーと腫瘍科研修
2017年05月05日
こんにちは☺
獣医師の石井です!
もうGWですね。
私は、友達と旅行に行く計画を立てようとしたのですが、うまく予定が合わずに断念しました。
お出かけする方は、お気をつけて行ってきてくださいね。
先日、院内での循環器セミナーと腫瘍科の研修に行って来ました!循環器セミナーでは、心臓のエコー検査の基本を教わりました。
心臓の画像検査には、レントゲンやエコー、CTがあります。
レントゲン検査では、心臓の大きさや肺の状態をチェックします。
CTでは、立体的に心臓や血管、気管などを評価します。
エコー検査は、心臓や血管の断面や動きを評価したり、血流の速度を評価できるため、心臓の検査に最も適しています。
心臓のエコー検査では、エコーを当てる場所が決まっていて、そこに当てることで心臓を覗いて見ることができます。
決まった場所に当てて、心臓の断面をみて、心臓の大きさや動きなどを評価します。
また、エコー検査では、血流を測ることができ、その速度などから心臓病の進行度なとを評価することができできます。
春は、フィラリア予防や狂犬病の注射で病院に来ることも増え、心臓に雑音が見つかる子もいるかもしれません。
雑音があるといわれたりして、気になる方は、ぜひ一度心臓のエコー検査を受けてみてくださいね!
腫瘍科の研修では、よく細胞診を行うので、細胞診についてお話したいと思います。細胞診というのは、デキモノなどに針を刺したりして、デキモノなどの一部を取り、どんな細胞が取れたかを見ることでそれがどんなものかを判断する検査です。
細胞診で、細胞を取るのにはいくつかあります。
注射ポンプを刺して、デキモノの中身を吸引する方法、デキモノに針を刺す方法、デキモノの表面をスライドグラスで擦る方法などがあります。
細胞診をすることで、腫瘍性疾患、炎症性疾患、沈着症、病原体などの原因があるかどうかがわかります。
腫瘍性疾患では、良性か悪性かだいたい判断することができます。
炎症性疾患では、どんな炎症なのかを知ることができます。
沈着症は、代謝障害があると起こります。代謝障害があると、脂肪やグリコーゲンなどの物質が細胞の中や外に沈着してしまうので、それを判断します。
病原体は、細菌や真菌、ウイルス、寄生虫などがありますが、細胞診は、細菌や真菌を鑑別するのに適しています。
しかし、細胞診では、細胞の変化しかわからないため、確定診断には病理組織検査といって、デキモノなどを全部取って検査することが必要です。
細胞診でそれがどんなものなのか大体わかることで、取ったほうがいいのかなどの目処をつけることができるため、腫瘍の診断には欠かせない検査になっています。
先日、友人とハリネズミカフェに行ってきました!!
意外と人に慣れていて、すっごく可愛くって癒やされました。
元々、学生の頃からハリネズミを飼ってみたかったのですが、ますます飼いたい欲が増しちゃいました。















