こんばんは(^^)
獣医師の石井です!
先日、毎月参加している皮膚科のセミナーにいってきました!
今回のテーマは皮膚炎でした!
皮膚炎の症状は、主に痒みと、
皮膚が面状に均質に赤くなることです。
皮膚炎は、アレルギーによるものと体質によるものの2つにわけられます。
まず、アレルギーは、疥鮮、ノミ、食物の3つが主な原因です。
感染症は、皮膚の症状で見分けましたが、アレルギーは、病歴や分布で鑑別します。
疥鮮は、数ヶ月単位でどんどん悪化していく経過をとり、季節性はみられません。
お腹や肘、かかとに痒みがみられます。
検査は、お腹を手で掻いて、落ちたフケを顕微鏡でみて、虫や卵をみつけます。
治療は、疥鮮をなくすことで、駆虫薬を使かいます。
ノミアレルギーは、数年単位で徐々に悪化していくので、中高齢で多く見られます。
季節性があって、ノミは夏に多く、冬に少ないのですが、症状が出るまでにタイムラグがあるので、症状のピークは秋から冬にかけてです。
症状は、腰に出ることが多いです。
検査は、ノミ取りクシでノミやノミの糞を見つけるか、虫に反応する血中のIgEを測定します。
治療は、駆虫薬やお家のノミを除去するために防虫剤を使います。
食物アレルギーは、2~3歳で発症して、アレルギーの原因を食べているときに症状が出ます。症状は顔やお尻に出ることがおおいです。
検査と治療としては、原因となりそうな食べ物を食べないようにする食物除去試験と原因と考えるものを食べて症状がでるか確認する食物負荷試験があります。
体質による皮膚炎には、アトピーと脂漏があります。
アトピーは、痒みのある湿疹がよくなったり悪くなったりを繰り返す体質で、家族性があります。
ストレスなどで免疫が下がったり、気候などで皮膚のバリア機能が落ちた時に皮膚炎がでます。
診断は、痒みがあること、湿疹が左右対称にでること、症状が繰り返すことの3つから判定します。
治療は、痒みを抑えるためにステロイドを服用することや、シャンプーで皮膚を正常な状態に保つことです。
脂漏性皮膚炎は、マラセチア皮膚炎とも言われます。
脂やフケが多いとこに、脂が好きなマラセチアという真菌が感染して、皮膚炎が起こります。
脂が多い、しわのあるとこに起こりやすいです。
治療は、シャンプーが中心で、脂を減らす作用のあるシャンプーや、真菌に効果のあるシャンプーで週に1,2回洗います。
夏は、皮膚炎の症状が出やすい時期です。
お家のワンちゃん、ネコちゃんが痒そうにしていたら、ぜひ病院に連れてきてあげてくださいね!
先日、大学の同期と遊んできましたー!
おいしいかき氷やごはんを食べて、いっぱいおしゃべりして、楽しかったです(^^)
みんな変わってなくて、ほっとしました笑
また、秋に会う予定なので今から楽しみです。
