眼科セミナー
2017年03月16日
こんにちは。
獣医師の石井です!
もう、3月なのにまだまだ寒いですね。
春が待ち遠しいです。
先日、毎月行かせていただいていた、眼科のセミナーに行ってきました‼
今回は、網膜の病気について勉強してきました☺
その中から、進行性網膜萎縮という病気のお話をさせていただきます。
進行性網膜萎縮(PRA)は、網膜にある細胞が進行性に変性してしまい、失明してしまう病気です。
遺伝性の病気で、好発犬種はミニチュアダックスとプードルです。
症状は、まず夜盲といって、暗いところで視えなくなります。進行すると、散瞳し、失明してしまいます。
また、ほぼ全ての場合、PRAから白内障が続発します。
診断は、明るいところと暗いところで障害物をきちんと避けれられるか調べます。
眼底検査では、タペタム領域の反射亢進や、血管の狹細化、視神経乳頭の白色化などの所見が見られます。
進行度は、網膜電位図検査で、どのくらいの細胞が刺激に反応するか調べます。
治療法はありません。
抗酸化剤のサプリメントで、進行を遅らせることができる可能性があると言われています。
進行性網膜萎縮は、治療法がなく、最終的には見えなくなってしまう病気です。
進行を遅らせるためには、早期発見が重要です。
PRAの子では、「散歩が嫌い」や「目がキラキラして見える」ということがよく見られます。
そういった様子があれば、早めに病院で検査を受けてくださいね。
今回で眼科セミナーは最後でした。
勉強したことをしっかり復習して、日々の診察に活かして行けるように頑張ります☺
先日、高校の友人と草津温泉に行ってきましたー‼
いっぱい温泉に入って、癒やされました。
湯もみ体験もでき、楽しかったです(^^)














