セミナー参加報告

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眼科勉強会

2012年02月01日

こんにちは、Dr.須郷です。
月曜の夜に横浜で行っている眼科勉強会に参加してきました。
家に着いたのが夜の二時過ぎ。獣医師に睡眠不足はつきものですね。

 

今回は前回に続き点眼薬についてでした。
講義の中で白内障についての話がありました。

 

犬の白内障は遺伝や他の病気によって二次的に起こるものがほどんどで、人のような老齢性白内障は犬ではあまり起こりません。
人の眼は太陽からの紫外線を50年以上うける為、その影響で眼のレンズ内のタンパク質が白く濁ることで白内障になりますが、犬の場合は紫外線による影響が眼に出ることは少ないからです。

 

犬の白内障は多かれ少なかれ、必ず炎症を伴うので、白内障から緑内障や網膜剥離などの病気が起こることもあり、点眼による炎症のコントロールや症状の緩和が大切です。

また、白内障は一度起こると治すことは難しいですが、タンパク質の変性を遅くする為のサプリメントや点眼薬はある為、気になる方は獣医師にご相談ください。

 

 

先日、連休を利用して草津温泉に行ってきました。

気温が低く、頭を洗ってから露天風呂に入ったら…髪がパリパリに凍りつきました。

有名な湯畑をみて温泉街を散策してきました。寒かった。

こんなに大量の湯が湧いてるなんて…自然てすごいですよね。

画像診断勉強会

2011年12月28日

こんにちは、Dr.須郷です。
もういくつ寝るとお正月ですね。
自分は正月を待てずに餅を食べ始めました。あとは年越しそばを食べるのみです。

 

先日、画像診断の勉強会に参加してきました。
今回は頭部のレントゲン診断についてでした。最近はCTやMRI検査が普及してきた為、内耳、鼻腔内の異常や骨の構造の異常についてはCT検査で、脳の異常についてはMRI検査でと、より精度の高い診断が可能になってきましたが、これらの検査には全身麻酔が必要で、費用もかかるのが欠点です。

レントゲン検査はCT、MR検査よりも得られる情報は少ないですが、院内で手軽に行え、全身麻酔がいらないというのが長所です。

頭部のレントゲンは読むのが難しいです。理由は眼、鼻、顎、耳など多くの構造物に関連した骨が密集している為です。そして、正確なポジションで撮影しないと診断は難しく、情報が欲しい部位を中心に撮るので何枚か撮影する必要があり、臆病な子や動いてしまう場合は鎮静が必要になることはあります。

 

 

では、Dr.須郷のぶらりグルメ旅の時間です(笑)
今回はスープカレー第2弾、下北沢にある『マジックスパイス』に行ってきました。
ここはスープカレーの元祖と言われているお店で辛党でスパイス好きな方にはたまらないお店だと思います。
スープは脂控えめでさっぱりした味でそこにスパイスの風味が加わって自分はもう箸が止まりません。
さっぱりしているのでライス大盛りでもペロリと食べれます。
店内はなかなか独特の雰囲気なので気になる方は足を運んでみて下さい。

おはようございます

2011年12月15日

看護士の椎名です。

先日、またまた勉強会に参加させていただきましたので報告します。

 

今回印象に残ったこと…

ねこちゃんについてです。
抱っこが苦手だったり、触られるのもあまり得意ではない、という子が中にはいませんか?

 

そもそも抱っこしたり体を撫でたりという行為は、動物の中ではサルと人間だけなんだそうです。

わんちゃんやねこちゃんはグルーミングの行動はありますが、人間のように背中を撫でたりということはないですよね。

撫でてもらうことは良いこと、と学習して好きになるようです。
もちろん気持ちイイというのもあると思うのですが…。
そこで、どうすれば好きになってくれるか。

 

ねこちゃんは、ザラザラした舌で首から上をお互いなめ合うので、それに近いことをします。
歯ブラシで、舌の動きのように「サッサッサ」と首から上をやってみてください。
触られるのが得意ではない子も、割と受け入れやすいようです。

 

 

もうすぐクリスマスですね~
お隣の花助さんから、リース、ツリーをいただきました。
ありがとうございます。


どうなっていくものなのか…

成長記録をつけていきますのでご期待ください

貯留液について

2011年12月14日

こんにちは、Dr.須郷です。

12月ももう中旬、気がつけば今年もあと2週間ちょっとになってしまいました。月日が経つのは早いですね。

 

先週の日曜日に「貯留液の検査」というセミナーに参加してきました。貯留液はおなかに水が溜まる腹水、胸に水が溜まる胸水、心臓の周りに水が溜まる心嚢水(しんのうすい)があります。

 

この貯留液は様々な原因で起こりますが、主に肝臓の病気、心臓の病気、消化管の病気、炎症、腫瘍がよくみられる原因です。
液体が溜まることで呼吸が荒くなり、食欲がなくなり、痩せてくることが多いです。

 

液体が溜まっていてこのような症状がある場合は抜いてあげると症状が改善することが多いですが、体に針をさして抜くので肺や心臓に針が刺さるリスクはあります。
このリスクを避けるためにレントゲンや超音波を使ってどこから抜くのが安全かを確認する必要があります。

 

液体を抜くことのもう一つの利点は病気の診断が出来るかもしれないことです。溜まっていた液体のタンパク濃度、含まれている細胞数とその種類を顕微鏡で見て炎症があるのか?、腫瘍が疑われる異常な細胞が出ていないか?を確認します。
基礎的な検査ですが、多くの情報を得ることができる検査です。

 

セミナーが松戸で行われたので帰りに松戸のラーメン屋さんに寄ってきました。
今回は白河ラーメンの「とら食堂」です。
ここのらーめんは麺がとてもおいしいです。完全な手打ち麺で程よい歯ごたえでツルツルです。

スープも鶏ベースで甘みがあってさっぱりしています。
まさに、中華そばという感じです。
ここはチャーシューも脂が多くなくさっぱりしているのでさっぱりが好きな方にオススメです。

 

自分は今まで白河の本店まで食べに行っていたのですが、松戸にこのお店があることを発見したのでこれで気軽に食べに行けます音譜

食べるのに夢中になってしまい、写真撮り忘れました汗すいません

眼科勉強会

2011年11月30日

こんにちは、Dr.須郷です。
明日からいよいよ12月ですね。年末のお預かりはもう満室になってしまいました。

 

月曜の夜に横浜の眼科勉強会に院長と参加してきました。
今回は点眼薬の使用法についてでした。
人の眼の色はアジア系だと茶色、西欧系だとブルーが多いですがこれはメラニン色素の多さによる違いで、茶色に近いほどメラニン色素が多いです。

 

実は、点眼薬の中にはこのメラニン色素の多さによって効き目が左右されるものがあります。
メラニン親和性といってメラニン色素が有効成分を吸着することで効果が長く、強力になります。
動物でも個体差はあり、眼の色の濃淡で効果が変わることがあります目

 

また、点眼薬は一回一滴で十分に効果があります。ただ、点眼薬の半分は涙に混ざって口や鼻に流れるのでそのときに苦みやヨダレを伴うことがあります。これで点眼を嫌いになると困るので点眼の後は大好きなおやつをあげる作戦でお願いします。

点眼薬を長い間使うと眼の周りの毛についてかゆみや脱毛が起こることがあるので点眼のあとは眼の周りを優しくふいてあげて下さいね。

 

 

月曜日は休みだったので、勉強会の前に築地に行ってお寿司を食べて来ました。
今回行ったのは『寿司大』というお寿司屋さんです。築地では行列のできるお店として有名らしく、みごとにその洗礼を受け、三時間待ちでした。
でも、待った甲斐がありました。どのネタも新鮮で、シャリも程よい固さで握ってくれて、とてもおいしかったです。板前さんも活気があり気さくで大満足のお寿司タイムでした。
これで待ち時間がもう少し短ければ最高です。


大トロです。きれいにサシが入っていて口の中でとろけました

パピーケアスタッフ養成講座

2011年11月30日

こんにちは、看護士の椎名です( ´艸`)

 

先月から「パピーケアスタッフ養成講座」という勉強会に参加させていただいております。

 

全6回のコースで、仔犬や仔猫とどのように暮らしていくか、トレーニングの方法、飼い主様にどのようなアドバイスができるか…など、おおまかにはこんな内容で勉強しています。

 

先日勉強して、興味深かったことを紹介したいと思います。

みなさんのワンちゃんの種類は何でしょうか?
JKCに登録されている犬種は、その犬種の用途ごとに大きく10のグループに分けられています。
例えばダックスフンドは、地上及び地下での狩猟犬。
狩りをするので、臭いに敏感ですし、動きも機敏です。
ゴールデンレトリーバーはガンドッグ。
銃で撃ち落とした鳥などを回収します。

 

愛玩犬と作業犬では生活スタイルが違ってきます。
その犬種によって、人間とどのように生活するために改良されてきたのか…
というのを調べてみると、その子の大まかな性格が分かりやすくなります。

小型犬だから運動は必要ない…というわけではなく、社会性を育てるのはもちろん、その子の本質を満足させることで、お互いのストレスが減り、ハッピーに生活できます。
ただもちろん個人差や生活環境によります。

 

もちろん愛玩犬でも必要なことです。
自分のペットのルーツを知ることで、よりお互いが幸せに生活できるよう、スタッフもお手伝いさせていただきたいと思います。

 

以前紹介した、にゃんぼーが去勢しました!!
もう大人になったんですね~しみじみ…
体重も4.1㎏ととっても大きくなりました。
相変わらずの甘えん坊&遊びっぷりはそのまんまです。

セミナー

2011年11月23日

こんにちは。
看護士の島根です。

 

先日、真衣ちゃんとJAHAのセミナーに参加してきました。
テーマは「薬と輸液について」でした。

 

内容は少し難しかったのですが、薬の副作用や、薬の飲み合わせによる効果の違い、点滴の種類などについて勉強してきました。

 

中でも、私が1番勉強になったのが、薬の飲み合わせについてです。
飲み合わせによっては、片方の薬の効果をさらに強化してくれるものもあれば、逆に、薬の効果を下げてしまうものもあるそうです。獣医は薬を処方するとき、そういった組み合わせも考えて処方しなければいけないとのことでした。

改めて獣医さんはすごいな~と感心しました。
薬について知らなかったことも多かったため、とても勉強になりました。

 

 

そして、セミナー帰りに真衣ちゃんと新大久保に行ってきました。
私も真衣ちゃんも新大久保は初めてだったので、韓国料理屋さんの多さにビックリしました。

色々目移りして、お店選びにかなり時間がかかりましたが、安くて美味しそうなお店を発見。

キムチ、チヂミ、タン、ホルモン、プルコギなどなど、お肉もいっぱい食べてきました。

腹ペコだったので頼みすぎてしまい、帰りはお腹が重くて2人ともしばらく立ち上がれませんでした。とっても美味しかったのでまたお肉をたくさん食べに行きたいと思います。

そしてきらきら来週はお休みをいただいて、専門学校の時の友達と京都に行ってきます。帰ってきたらブログに写真を載せたいと思います

内視鏡セミナー

2011年10月26日

こんにちは、Dr.須郷です。
ハロウィンの季節になりましたね。

 

院内にもハロウィングッズをちらほら置いてあります。興味のある方は探してみてください。

 

先日、看護士のまいちゃんと内視鏡セミナーに参加してきました。
内視鏡はおもに嘔吐、下痢などの消化器症状がある場合に行う検査でおもちゃなどの異物を飲み込んでしまった場合の確認、除去や消化器の炎症、腫瘍が疑われる場合は内視鏡で胃や十二指腸を見た目の異常がないかを確認した後、鉗子(組織をつまみとる器具)で組織の一部をとり、病理検査を行うことで病気を発見できる場合があります。

 

また、治すのが難しい病気を持っていて食欲がなく衰弱してしまう子には内視鏡を使って胃ろうチューブという管を胃に入れてあげることでご飯をあげることが楽になってその病気とうまくつきあっていけることも多いです。

 

身体の小さい子では難しいですが鼻の奥の異物除去や観察も内視鏡で出来る場合があります。

 

内視鏡は通常の手術と同じで全身麻酔が必要なので麻酔のリスクは伴いますが体にメスを入れることはないので負担は軽く診断から治療まで幅広く活躍してくれます。
とても勉強になったセミナーでした。

 

今回はラーメンの写真や温泉の写真がありません。次回に期待してて下さい。
ですので自分が診察で感じたことを書きたいと思います。

 

知ってるようで知らない犬や猫の体温、皆さんはご存じですか。
ばらつきはありますが大体37℃後半から39℃前半です。人間で39℃あったら歩けませんが…この子たちはそれが普通なんです。体温を測るときはお尻に体温計を入れると正確に測れますが、嫌がってしまう子も多いですよね。

 

毎日触れて大体の体温を体で覚えていると熱があることに気づいてくれる方が多いです。特に脇の下や股の間だと分かりやすいかもしれないですね。
股の間だと脈もとれるので血圧の低下も発見することが出来ますよ!!
触って分からなければ病院に来たときに伝えてくださいね。

セミナー

2011年10月19日

看護士の森山です。

 

先日、須郷先生と一緒に「内視鏡」のセミナーに行ってきました。
講義と実習があり、獣医師は内視鏡の実践と、看護士は洗浄の仕方など勉強してきました。

 

私も須郷先生も今までより、もっと内視鏡について詳しく知ることが出来ました!
セミナーで教えていただいた事をスタッフみんなでいかしていきたいと思います。

 

ちなみに須郷先生は・・・終わった後、とても充実した顔してました。

 

私の実家の犬ちゃんを紹介します。

ブルドッグのジャイコ(左)とタケシ(右)です。
二匹は兄妹ですごく仲良しなんです(・∀・)
歩いている姿はまるで二匹の子豚のようで・・・愛くるしいです(笑)

おやつを持っていくと、互いにタックルし合いながら
もの凄い勢いでつっこんできますおにぎり

食べ物の恨みは、人も犬も同じみたいです

レントゲン勉強会

2011年10月12日

こんにちは、Dr.須郷です。先週の水曜日に麻布大学で臨床放射線研究会に参加しました。

 

自分が気になった症例は体重が60キロのアイリッシュウルフハウンドで、前足を痛がってびっこをひいているという症状で来院し、レントゲンを撮ったところ前腕骨遠位(手首のすぐ上の場所)に骨融解と骨増生が起こっていました。

 

これは骨を壊す細胞と骨を作る細胞が両方とも活発な状態。この像は骨の炎症がある場合や骨の腫瘍がある場合によく見られるもので、患部の生検とこの画像からこの子は骨肉腫と診断されました。この子は手術で断脚を行い、今では元気に暮らしているそうです。

 

犬、猫は人間と違い足を一本失っても問題なく生活出来ると言われています。

今までに当院でも同じようなケースで断脚を行った子がいますが元気に不自由なく生活してます。

 

歩きたがらない、びっこをひく、足が腫れているなどの症状がある場合は骨やその周囲の組織の腫瘍の場合があります。特に中高齢の大型犬ではその可能性が高く、体重10キロ未満の子に比べて35キロ以上の子では50~60倍なりやすいと言われています。

気になる症状がある場合は当院スタッフに相談して下さいね。

 

 

今週は連休を利用して湯治に行ってきました。

今回行ったのは群馬県の尻焼温泉です。ここは川が全部温泉なんです。


人が入っている所は全部温泉です。

解放感抜群でとてもリラックスできます。

ちなみに自分は関晴館という宿に泊まったのですが、日本秘湯を守る会に入っている宿でここの宿の温泉も最高でした。

一泊二日で六回位お風呂に浸かりました。