眼科セミナー
2017年01月20日
年が明けてから随分経ってしまいましたが、明けましておめでとうございます。
獣医師の石井です。
今年も宜しくお願い致しますm(_ _)m
先日、毎月行かせていただいている眼科のセミナーに行ってきました(^^)
今回は、白内障について勉強してきました!
白内障は、水晶体が混濁してしまった状態のことです。
水晶体は、タンパク質からできていて、そのタンパク質が変性すると濁ってしまい、元には戻りません。
卵の白身を想像してもらえるとわかりやすいと思います。
白内障と似たものに核硬化症があります。
核硬化症は、老化現象の1つで、両眼に起こり、白くなりますが、透明感があります。核硬化症は、視力に影響はなく、治療の必要もありません。
白内障は、年齢、原因、部位や進行度によって分類されます。
年齢は、
先天性、6歳未満の若年性、6歳以上の老齢性にわけられます。一般的に若い方が進行も速いと言われています。
原因は、
犬種ごとに特徴のある遺伝性、糖尿病などによる代謝性、外傷による穿孔や炎症でおきる外傷性、網膜の病気などから続発する中毒性や続発性にわけられます。
部位は、
水晶体の前方や赤道部といわれるところのものは進行が速く、後方や核といわれる真ん中は進行が遅いと言われています。
進行度は、初発、未熟 成熟、過熟、モルガニーの順で進行していきます。
また、白内障からぶどう膜炎や緑内障が続発してしまいます。
治療としては、
初発の段階であれば、サプリメントや目薬の適応となりますが、効果がはっきりと認められてはいません。
根本的な治療としては、手術しかありませんが、
原因などによっては、手術しても視力が回復しなかったり、続発性の病気が起こってしまうことがあります。また、手術後も点眼や検診が必要になります。
白内障は、目が白くなるので、お家でも気づきやすい病気かなと思います。
気になったときは、お気軽にご相談くださいね。
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お正月にあぽろも連れて、実家に帰省しました!
じょんくんとは、全く仲良くなれませんでしたが、
家族にいっぱい遊んでもらって、かわいがってもらって、ルンルンなあぽろでした












