臨床病理学セミナー
2016年11月11日
こんにちは。
獣医師の足立です。
暖房が必要な気温に下がってきましたね。
冬と言えば、スノーボード
スノーボードが楽しみな季節になってきました。
今年も行かねば。
先日、月一回の臨床病理学セミナーに参加してきました!今回の他院の発表では、珍しい症例がたくさんでした。その1つをご紹介しようと思います!
15歳の大型ミックス犬、上顎歯肉にできものができた症例です。ゆっくり拡大し、現在15㎝大まで大きくなっているとのことでした。今回はそのできものの細胞診でした。
紡錘形の細胞が多かったため、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーに多い線維肉腫が一番疑われるとのことでした。口の中にできた腫瘍であるため、今後ご飯が食べられなくなったり、呼吸がしにくくなる可能性もあるとのことでした。食事に関しては、頚部食道チューブの設置を勧められました。頚部食道チューブとは、首のあたりからチューブを入れて、そこから食事を入れるものになります。
食餌の管理も大切となってきます。ガンが好きな物を避け、ガンが嫌いな物で栄養を取れるのであれば、それがベストとなります。ガンが好きな物は、グルコースや炭水化物になります。ガンが嫌いな物は、脂肪酸(オメガ3、オメガ6)になります。つまり、ワンちゃんが食べてくれるのであれば、マグロのトロでもいいそうです!食餌の大切さを改めて感じました。

久々の登場、ロップイヤーのロッキーです。
もう10歳でいいおじいちゃんですが元気いっぱいです。

これは毛づくろいをしている。
写真だと可愛さが半減してしまいますが、うさぎの表情は本当に豊かで見ていて飽きません。
これからも元気で長生きしてね。








