小鳥のセミナー
2015年02月17日
こんにちは、獣医師の浅沼です。
2月も半分が終わって、寒暖差が大きくなり、春めいてきましたね♪
風邪をひきやすい時期なので皆さん気を付けてくださいね!
さて、先日飯田橋で行われた小鳥のセミナーにいってきました。
基本的なセミナーではなく、鳥のスペシャリストの先生方も来るような大きなセミナーでした。
内容も盛りだくさんで充実した一日でした。
小鳥を飼っているけど、病院には行ったことがない、もしくは病院に連れて行くタイミングがわからない…。と思っている人は多いのではないですか?
鳥を始めとするエキゾチック動物は病気を隠そうとする性質があるので、普段の生活のなかでなかなか異常に気づかれにくいです。そのため、普段の健康診断がとても大切です。
今回のセミナーでは、
1. 小鳥の腹部膨満(お腹が大きいこと)
2. セキセイインコ学
3. 小鳥の卵づまり
4. 特別講演(鳥の形態と進化の話)
の講演を聞かせていただきました。
1. 鳥のお腹が大きい原因はいくつかあります。
卵づまり、腫瘍、腹水、肥満などがその代表例です。
鑑別を行うためには、レントゲン検査や超音波検査が有効です。
特に卵づまりに関しては、一回のサイクルでの産卵数が各個体で異なるため、卵が詰まっているのか、次の産卵の可能性などがわかることがあり、有効です。
2. 飼育方法を変えるだけで小鳥の病気は6割減る。
信じますか?現在の飼育方法には問題点が山積みです。
詳しく聞きたい方は直接聞いて下さい(^∇^)
3. 卵づまりはそれが原因で亡くなってしまうこともある病気です。
ただし、卵づまり=取り除けばOK、という単純なものでもないのです。今回は、卵づまりの除去方法について動画でみっちり習ってきました!
4. 特別講演も面白かったです。鳥の形をみれば、どんな生活をしているのかわかる。
絶滅してこの世に存在しない鳥の軌跡も現代の鳥で垣間見ることができる。
という壮大なお話から、マリオブラザーズの悪役「クッパ」が実は食べたら美味しい草食動物!?
なんて話まで聞きました。これも詳しく知りたい方は直接聞いて下さい(≡^∇^≡)
と、いうわけで長くなってしまいましたが、
今度病院の待合室にも、インコの飼い方の本を入れてみました♪
興味がある方は是非見て下さい。
今後エキゾチックを飼ってみたい、もしくは今飼っているけど相談したいことが…。
という方は是非スタッフまで声をかけてくださいね。