眼科セミナー
2016年12月17日
こんにちは!
獣医師の石井です。
どんどん寒くなってきましたねー!
寒すぎて、毎朝布団から出るのが辛いです。
先日、毎月行かせていただいている眼科のセミナーに行ってきました(^^)
今回は、角膜潰瘍を勉強してきました!
角膜潰瘍は、眼の表面の角膜に傷がついてしまった状態をいいます。
症状は、目が痛くて開けられなくなってしまったり、目ヤニや涙、充血や浮腫が見られます。
検査は、傷を染める染色液を目に垂らして、染まるかどうかみます。
傷がついてしまう原因は、
外傷が多いですが、ねこちゃんでは、猫カゼのヘルペスウィルスが原因で傷ができてしまうこともあります。
また、シーズーちゃんなど目が大きい子は、瞼しっかり閉じれないため、目の真ん中に涙が届きにくいので、傷ができやすく、治りにくいです。
角膜潰瘍が治るためには、上皮化といって、周りの角膜の細胞が傷を埋めることと、傷に血管が伸びてきて、栄養を供給することの2つが必要になります。
治療は、この2つを促してあげるために、
涙の成分に近いヒアレインや、血液から作る血清の点眼を行います。
傷が深い場合や、血管がなかなか傷まで届かない場合は、結膜や瞬膜の一部を傷に被せる、フラップという手術をすることもあります。
難治性角膜潰瘍といって、角膜の上皮がその下にある実質とうまくくっつかずに、角膜が剥がれて潰瘍になってしまうことが、あります。
この場合は、そのままではくっつかないため、剥がれた上皮を綿棒で擦って、きれいに剥がしたあと、細い針で表面に細かい傷をつけることで、実質と上皮がうまくくっつくようにします。
角膜潰瘍は、ひどいときには傷が穿孔して、目が見えなくなってしまうこともあります。
目をしぱしぱさせたり、開けづらそうだったりしたときは、早めに連れてきてあげて下さいね(^o^)
先日、大学の同級生とおしゃれなカフェでランチしてきました(*^^*)

去年の今頃、国家試験に向けて一緒に勉強してた友達だったので、すごく懐かしかったです!
あれからもう1年経つなんて、時の流れは早いですね(✽ ゚д゚ ✽)










