セミナー参加報告

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整形外科セミナー 股関節

2023年05月31日

こんにちは、獣医師の園田です。

先日、整形外科学のセミナーを受講させて頂きました!

今回は股関節にはまっている大腿骨頭という骨にまつわる病気について解説を受けました。

小型犬種のわんちゃんや猫ちゃんの中には大腿骨頭への血の巡りが悪くなることで、骨の組織が弱くなり酷い関節炎からびっこを引いてしまうことがあります。

具体的な症状の動画や、レントゲン写真はとても特徴的で後ろ足のびっこにまつわる病気の知識をたまひとつ増やすことができました!

発病原因は明らかになっていない部分が多いのですが、今回学んだこともよく復習をしていきたいと思います!

CTセミナー ~総復習~

2023年05月27日

こんにちは、獣医師の江木です。

先日CTセミナーを受講しました。

来月が最終回のテストのため、今回は昨年の7月から今までに受講した全10講分の総復習でした。

CTの基礎と理論、撮影技術から復習し、続けて全臓器の読影を振り返りました。

CTの基礎は読影方法を一通り学んだ今でも、やはり奥が深く難しいと感じるため、用語をしっかり頭に入れて上手に説明できるように磨いていこうと思います。

読影に関しては、臓器の位置、見え方、特定の病変でみられるCT画像の特徴を1つ1つ正確に復習したいと思います。

来月はテスト!と思うと少し緊張してしまいますが、同時にCTセミナーが終わってしまう寂しさもあるため、悔いの残らぬようしっかり準備したいと思います!

 

内科セミナー

2023年05月27日

こんにちは、獣医師の森本です!

先日、内科セミナーに参加させていただきました。

今回は「急に倒れる」という症状に注目したセミナーでした。

「倒れる」と一言で言っても、それが虚脱なのか失神なのかを考えるという内容でした。

一般的に「虚脱」は突然姿勢が維持できなくなる状態を意味します。

また、「失神」は虚脱の一部にならますが、脳への血流が不足してしまい意識がなくなってしまう状態を意味します。

この2つを区別することで疑うべき病気が変わってきます。

なので、もしご自分のペットが急に倒れてしまったら意識の有無や倒れていた時間などを記録し、自分たちに伝えてていただけると診断の一助となります!

まだまだ知らないことが多く日々勉強になります✨

 

画像診断セミナー

2023年05月27日

こんにちは!獣医師の久米です🐱

先日、画像診断セミナーを受けました!

今回は腹部超音波検査腎臓編!でした。腎臓を描出するのは簡単ですが、誰が見ても同じように見えること、人によって測定誤差が生じないというような再現性が大切です!

腎臓を長軸断面で切った時はイコールが見えること、短軸断面で切った時は腎盂がきれいに見えることが大切です。短軸断面は長軸断面がきれいに描出できていないと正確な評価はできませんが、たとえ長軸断面をきれいに出せていてもお腹の正中からあてるのか、側腹部からあてるのかでも見え方が変わってきます。

なんとなく腎臓が見えてたら良いのだと思っていましたが、しっかり評価するにはどこから当てるのかが大切ということを学びました!

日々の診療に活かせるように頑張ります!

眼科症例検討会

2023年05月26日

こんにちは!獣医師の市川です!

今月から東京で開催される眼科のセミナー第二弾として、症例検討会に参加しました!

月に2回開催で多くの先生方と一緒に一枚の目の写真に関しての異常や診断に至るまでのプロセス、治療プランを検討しました。

今回は4枚の写真を検討し、それぞれ①下眼瞼の内反症②瞳孔膜遺残③角膜ジストロフィーの鑑別④瞬膜腺突出時の鑑別について話し合いました。

たった一枚の目の写真に対して考えることは多岐に渡り、様々な先生方の意見を伺うことで普段の自分では考えられない視点を持てました!

今後も楽しみです!

血液検査学セミナー

2023年05月26日

こんにちは!看護師の難波です🐈🐾

先日、血液検査学セミナーの2回目を受講しました。
セミナーでは血液塗抹の評価として、塗抹の重要性であったり、血球の観察と評価を勉強しました。

血液塗抹とは、血液検査の1つとして血球を染色し、顕微鏡を用いて観察・評価する手法です。犬と猫で血球に大きさ等の違いがあることや、血球観察をして総合的に考えることで、貧血の種類や体の状態を推測できるような重要な検査の1つであることを学びました。

まだまだ塗抹を評価する機会は多くありませんが、今回のセミナーを活かして積極的に勉強していきたいと思います!

循環器セミナー

2023年05月25日

こんにちは!獣医師の山野です!

先日、循環器セミナーを受講しました。今回は僧帽弁閉鎖不全症の心臓の評価について実習形式で学びました🫀

 

僧帽弁閉鎖不全症とは、心臓の弁のひとつである右心房と右心室を分けている弁が正常に働かなくなって、心臓の中で血液が逆流する病気です。

病気が進行すると、心臓や肺に負担をかけ、全身に充分な血液が送り出せず、息切れや咳、呼吸困難などが起こります。

 

今回は僧帽弁閉鎖不全症の評価に使える、左室内径、左室流入血流速波形、僧帽弁逆流波形の測定の仕方を学びました✨

 

診察でも活かせるように技術を磨いていきたいと思います😊

 

 

リハビリセミナー🦴

2023年05月24日

こんにちは、看護師の石井です🐈

今月もリハビリ専門医の小笠原先生によるリハビリセミナーを受講しました。

月に2回セミナーがあるのですが、今回は実習回でした。

今回は整形疾患・椎間板ヘルニアなど足が麻痺している子などにもできるトレーニングで”神経促進”、”神経整体”と言われるような手技を教わりました。

神経は伸びていると灼熱感や突っ張るような感覚、長時間伸びているとしびれるような感じがあります。

まず動物で実践よりも人の腕を使ってやることで力加減、神経が伸びている感覚を体感することが大切で、今回は自分でやるのとリハビリ班同士でストレッチし合いました。

首~指先までは正中神経が走っていて、やや引っ張りながらストレッチするのですが引っ張る強さ、引っ張りながら腕を回したりするのが難しかったです。スタッフ同士自分が思っているより力を加えていい力加減を感じたり、神経が伸びて突っ張るような感じも得られました。終わってみるとやはり体が軽くなった様な感じがしました。

ストレッチをする前提として始める前には筋肉が硬くなっている部分をほぐしてから行わないと、そもそも筋肉が硬くなって痛みがあるところにそのまま続けると防御反応でより硬くなってしまうのと、十分な効果が得られないので下準備が大切ですね。

またむやみに伸ばしたりしない方がいい疾患もあるので先生と相談しながらやっていきたいと思います。

整形外科セミナー

2023年05月23日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

 

突然暑くなりましたね💦

5月なのに、真夏日が続いて春を飛ばしてしまったようです。

暑さに慣れない時期は熱中症のリスクがあがるので、皆さん注意してくださいね!

 

さて先日、整形外科のセミナーに参加してきました。

内容は、「再手術が必要だった大腿骨骨折」です。

大腿骨とは、いわゆる太ももの骨ですが、かなり太い骨なので、交通事故などの大きな衝撃を受けた時に骨折が起こることが多いです。

後ろ足の力をしっかりと受け止める必要があるので、強固な固定を行う必要があります。

骨折の癒合(治癒)には、解剖学的癒合と、生物学的癒合の二つがあります。

解剖学的癒合とは、単純な骨折などで、骨同士をぴったりくっつけることで治療する方法です。関節部の骨折など、骨が全くズレなく治ってくれないと困る部分に適応されることが多いです。

一方で、生物学的癒合とは、粉砕骨折などで、骨同士をぴったり合わせることができない場合に、骨の治癒能力を抑えないように骨折を治す方法です。骨をぴったり合わせることができない場合に適応されます。

 

大腿骨の場合は、大きな力がかかり粉砕骨折になりやすいので、解剖学的癒合は得づらいです。

生物学的癒合の場合は、治療に用いたプレートなどに強い負荷がかかるため、強固なプレートを用いる必要があります。

そのため、十分な術前計画や、丁寧な手術、正確な手術手技などが大切です。

実際の手術の症例を交えながら、手術の注意点や、陥りやすいミスを整形外科の専門医の先生から レクチャーしてもらいました。

基本原則にのっとり治療していくことが大切である。と痛感したセミナーでした。

眼科セミナー ~正常な眼について~

2023年05月22日

こんにちは、獣医師の江木です。
先日第1回眼科セミナーを受講してきました。
今回のテーマは正常の眼についてでした。
目の写真を見たときまず大切なのは、その目に病気があるかではなく、その目の動物種と左右どちらの目なのかを判別することです。
眼底検査では、タペタム領域、ノンタペタム領域、脈絡膜の血管走行、視神経乳頭など構造が正常かを確認します。
瞳孔の色によっては見え方が異なり、また特定の犬種では正常な構造が異なります。
例えば
・通常半年齢までだと瞳孔色がブルーのことがありますが、フレンチブルドックは半年齢以降でもブルーアイの場合があること
・ミニチュアシュナウザーはタペタム領域に色素沈着がみられることがあること
・大型犬では視神経乳頭が円形でなく、多角形にみえることがあること
・キャバリアキングチャールズスパニエルは脈絡膜の血管走行が蛇行していても正常であること
などがあります。
これからの講義で眼科疾患を学んでいく上で正常はとても大切なので、今回の講義内容をしっかりと頭に入れて知識を増やしていきたいと思います!