皮膚科セミナー
2024年05月04日
こんにちは、獣医師の佐久間です。
先日、院内で皮膚科セミナーをしていただきました!
今回は“犬の痒み“についてです。
犬の痒みの原因は大まかに、感染症・皮膚炎・先天的要因・内分泌疾患・自己免疫疾患・腫瘍・外傷などに分類されます。
この中で犬で最も多い原因は皮膚における感染であり、皮膚の常在菌であるブドウ球菌が原因で起きる膿皮症による痒みが最も多く遭遇します。他にもマラセチアというカビの一種やダニ、糸状菌などによって痒みが引き起こされます。
また、痒みの原因には痒みより先に赤みや脱毛などの皮膚の症状が出る疾患、痒みによって皮膚の症状が出る疾患があり、感染症・皮膚炎・先天的要因・外傷は痒みより先に皮膚の症状が出ます。このような場合の皮膚の赤みなどは痒みにつながる可能性があるのでお気づきになりましたらお早めに相談して頂くことをおすすめします!
これからの時期は、痒みなど皮膚トラブルが増えてくる季節かと思いますので、お気軽にスッタフまでご相談ください!
余談ですが、プードルの語源はドイツ語の“水が跳ねる”“泳ぎ上手”を意味する“Pudel(プーデル)”が名前の由来らしく、昔は水鳥を捕獲していたので皮膚の表面の脂が多いという特徴があるらしいです😳






