こんにちは。看護師の田村です!
7/22(土)、23(日)とスタッフ全員でJAHA年次大会2023に参加させていただきました。
各日、獣医師や看護スタッフ向けセミナーや、ホスピタリティプログラムなどがあり、私は看護師プログラムとホスピタリティプログラムに参加させていただきました。
看護師プログラムでは、保定と血液検査について聞きました。
看護業務で最も重要な業務の一つとも言える保定。猫ちゃんの保定のポイントとして、キャリー内での落ち着き具合はどうかしっかり判断する、キャリーから出すときは背後からゆっくりと出すようにし、パニックにならないように注意することです。
また、ワンちゃんの眼科の診察時の保定については、頭部を動かさないようにすることが大事なポイントです。しかし、頸部を強く抑えすぎると頸静脈を圧迫して結果に異常が出てしまいしっかりと検査が行えません。ワンちゃんの後ろから包み込むようにし、私たちは両脇を閉めてワンちゃんの肩甲骨を挟むように保定するのが基本姿勢です。その際は頭部は卵を掴む程度の力で保定します。
保定は、動物たちとのファーストコンタクトが大事になります。動物がどんな様子かしっかり観察してから保定することが大切です。その上で動物との信頼関係とともに保定への協力を得られるようなコミュニケーションの技術が身に付けられると良いです。
血液検査では、採血を行った際の検体の取り扱いの注意点や多く起こるミスについて学びました。また、血液塗抹の作成ポイントなどを聞き実際に明日からの業務でも取り入れていきたいと思いました。
ホスピタルプログラムでは、ハラスメントやストレスマネジメント、メンタルヘルスケアについてグループワークをしながらの講義でした。
他の病院の院長先生やスタッフの方と意見交換をしながらの講義は、自分にはない考え方や視点からの意見があり新しい発見が多かったです。
動物病院業界だけではないですが、若手スタッフにメンタル不調に陥りやすい傾向があるようです。相手への声かけや相談しやすい雰囲気作りなどを意識してスタッフ一人一人が働きやすい病院をしていきたいと思います。