セミナー参加報告

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皮膚科セミナー第4回

2023年10月28日

こんにちは!獣医師の園田です。

 

先日、皮膚科専門セミナー第4回を受講してきました。

今回は内分泌疾患に伴う皮膚の症状、主に脱毛の解説でした。

これまでの感染症や皮膚炎など、皮膚に原因があって症状が出ているものと違い、ホルモンバランスの乱れた疾患の病態の一つとして脱毛をはじめとする皮膚の症状が出るという少し特殊な分野でした。

皮膚症状に合わせて症例ごとの一般状態、病歴もしっかり聞き取ることが大事なこと、時には治療の反応を見て診断がついて行くという複雑な疾患群でした。

まだそこまでの疾患に出会ったことはなかったので、前もって知識や鑑別の仕方を学ぶことができたのはとてもよかったです!

画像診断セミナー

2023年10月28日

みなさんこんにちは!獣医師の園田です。

 

先日画像診断専門の先生の診察補助、実習を受けさせてもらいました!

自分の経験した症例も画像をお見せして、鑑別の挙げ方や検査画像の質向上のためのアドバイスをたくさんいただきました。

 

また、実習としてレントゲン撮影条件設定についても詳しくご解説いただきました。

少し難しい話ではありますが、同じ5kgのわんちゃん猫ちゃんに同じ条件でレントゲンを当てれば良いわけではなく、体つきや体格で小細かい調整を行うことでより鮮明で確実な診断を行える画像を撮影することを学びました。

毎回身になるお話をしていただき画像検査や診断へのモチベーションがとても高まりました。

これからの診察にも積極的に生かしていきたいと思います!

救急セミナー

2023年10月26日

こんにちは!看護師の難波です。

 

先日、救急セミナーを受講しました。
今回の内容は犬猫の「心肺蘇生について」で、講義と実習を交えて行っていただきました。

 

心臓マッサージの方法は2つあり、動物種や体格によって異なります。
猫や小型犬、ボルゾイなどの胸が平たい犬種は、直接心臓を圧迫し血流を得ます。

一方で、中型犬以上の体格の子には胸郭を圧迫することで内圧の変化を利用して血流を得ます。

 

深さや位置、速度、圧迫した胸が戻ってくるか等を意識して、実際に人形を用いた2分間の実践を行いました。
一定のテンポを保つのは難しく、2分間は長く感じました💦

 

使うことのない方がいいですが、必要な場面が起きてしまった時のためにしっかりと復習したいと思います!

内科セミナー

2023年10月24日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回は「肝胆系疾患」に関して実際の症例をみながら診断、治療手順について学びました。

肝臓や胆嚢は様々な機能があり、食べ物の消化、エネルギー源の貯蓄、解毒作用などその機能も多岐にわたります。

血管が豊富な組織のため腫瘍もできやすく、また消化に関わる上で嘔吐や下痢といった非特異的な症状も多いです。

診断には血液検査や、エコー検査といった画像診断のほかにも尿検査や便検査などスクリーニング検査が有効になることもあります。

実際に症例を交えながらディスカッションすることにより、より臨床現場に活かしやすいセミナーでしたので、今後も診察に役立てていきたいと思います。

one on one セミナー

2023年10月18日

こんにちは!獣医師の山野です!

今回はONE ON ONEセミナーを受講しました。

これから半年かけてアドラー心理学を学び、どう仕事に生かせるかについて学ぶ予定です。

アドラー心理学とはアルフレッド・アドラーが提唱した実践的な心理学です。

今回はさまざまな見方・考え方があることを学びました。

 

有名な絵を下に載せました。こちらの絵の女性は何歳に見えますか?

20代ぐらいと答える方もいれば7.80歳ぐらいと答える方もいると思います。

 

人間それぞれ言うことの多くは、客観的事実に基づいたものではなく、それぞれの主観的意見や推測に過ぎません。

人は考えていることを、あたかも事実のように伝えられると、そう思ってない人にとってはカチンときます。

したがって、①相手のものの見方に関心をもつ ②事実ではなく意見として伝えるように心がける を意識すると円滑なコミュニケーションが取れるそうです。

さっそく明日から意識していきたいと思います!

眼科セミナー👀

2023年10月10日

こんにちは!獣医師の山野です!

先日眼科セミナーを受講しました。今回のテーマは水晶体脱臼についてでした👀

水晶体はレンズの役割を果たしており、薄くなることで遠くのものを、厚くなることで近くのものを見ることができます。水晶体の周りには毛様小帯という細い糸が張り巡らされており、眼の中で水晶体は糸で引っ張られている状態になっています👁

この糸が断裂し、水晶体の位置がズレてしまうことを水晶体脱臼といいます。とっても激しい運動をした後に断裂することもありますが、通常は加齢性に糸が劣化することで断裂することが多いです🤔

 

水晶体の位置がズレてしまうと、位置によっては眼の中のお水の流出路を塞いでしまい、急性緑内障になって、失明してしまう恐れもあります😖

水晶体がズレたときは、必ず眼の痛みを伴うので、目が開けれなくなったり、涙が止まらないなどの痛そうな様子があれば、すぐに病院に起こしください🙇‍♀️

新人接遇セミナー

2023年10月06日

みなさんこんにちは!

入社一年目獣医師の園田です。

 

今回、接遇マナー講師の方に新人職員向けのフォローアップ研修を行なっていただきました!

4月に入社した当初、社会人としての責任感、動物病院のスタッフとして来院される方へのおもてなしの気持ちの大切さを教えていただきました。

今回はその振り返りと、基本的な電話対応の復習、そして問題解決のための思考法を教えていただきました。

何か問題が起きた時に、その原因や解決策を考えていく際にロジックツリーという深掘りの仕方によって分析思考に漏れや重複がないように考えていく方法です。

 

入社した当初より新人同士の仲も深まり、意見の出し合いも活発に行うことができ有意義な時間となりました。

これから半年は来年度の新人を迎える期間にもなるので、今感じている悩みや疑問をどんどん解決していけるように今回学んだことを意識していきたいと思います。

外科セミナー in ラスベガス

2023年10月06日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近、朝晩はかなり過ごしやすくなってきましたね。

残暑が厳しかったですが、ようやく秋の訪れを感じられます!

 

先日、外科のセミナーに参加してきました。

場所はラスベガスです✨

そう、アメリカのラスベガスです。

コロナ禍の前は定期的に開催されていたラスベガスでの外科セミナーですが、

4年ほどまったくそういった海外で開催されるセミナーは無くなっていました。

少し前にタイでのセミナーなどもそうですが、最近海外でのセミナーが増えてきていて、

今回も6年ぶりにラスベガスの地で外科を学ぶことができました。

 

海外は日本に比べ、設備や規模が大きく、そろっていることが多いので、

日本で長期にわたってしまう内容も、短時間で密度濃く学べることが良い点です。

今回も、胸部外科、腹部外科を3日間にわたり、みっちり勉強させてもらいました。

腹部外科では、副腎や尿管など少し難易度が高めの手術の基礎や実際の方法を学びました。

興味深かったのは、胸部外科です。

胸部外科は手術全体の数%程度しか行わないため、経験を積むことが難しい分野です。

しかし、特に犬の肺がんなどは、手術で根治が見込める手術の一つで、

しっかりとした方法を学ぶことで、動物の寿命や生活の質を劇的に高めることが可能です。

今回も、様々な手術方法の利点と欠点を学ぶことができたので、

学んだことをしっかり活かして、より丁寧で優しい診療に役立てたいと思います!

 

海外にいくとよくステーキを食べるのですが、

アメリカのステーキは大きいですっ!

写真では全く伝わらないですが、16オンス(約450g)のステーキです。

おいしいですが、1枚食べるとおなかいっぱいですね💦

 

また、ラスベガスはカジノもあって、眠らない町と言われていますが、

今回は時差ボケの影響なのか、夜目が覚めてしまって、眠れない旅となってしまいました…。

 

子犬子猫の教育アドバイザー養成講座

2023年10月06日

こんにちは!看護師の泉山です!🐶

 

10月から1回目の「こいぬこねこの教育アドバイザー養成講座」というセミナーを受け、問題行動や人と動物の関係性についての内容でした。

 

 

セミナーの中で、診察室や処置に対して動物が感じる気持ちの違いに差があるのはどうしてなのかと考えることがありました。実際、病院が苦手な子、病院が好きすぎる子と様々です。この気持ちの差が出てしまうのは、あることがトラウマになっていたり、人や動物が多い場所に慣れていなかったりと小さい頃からの環境に差があるのかもしれないとセミナーを聞いて感じました。

 

診察を少しでも安全安心に行うために、小さい頃から好きなおやつやフードを使って、病院はいい思い出の場所という認識を持ってもらうことが大切だと改めて学びました。また、しつけや問題行動を改善するためには、マイナスなこと(叩く、怒るなど)よりも、プラスなこと(褒める、できたらおやつをあげるなど)をしていくほうが動物にもストレスがないのです。診察ではたくさん褒めて、飼い主様も頑張っているペットに大好きなご褒美をあげて頂けたらなと思います!✨️

救急対応実践セミナー

2023年10月05日

こんにちは。看護スタッフの榎澤です。

今週から秋を感じる気温になり、体温調節が難しい時期になりましたね🍂

先日救急対応実践セミナー第2回に参加しました。

今回は循環をメインに勉強しました。

なぜ体が酸素を必要としているのか。それはエネルギーを効率よく体の中で生産するために必要不可欠だからです。

酸素は血液中のヘモグロビンと結合しています。ヘモグロビンと結合することで体中に酸素を運んでいます。

その酸素が上手く体を循環できなくなるとSHOCK(ショック状態)になります。

 

ショック状態かを判断するためには《見る触る聞く測る》が重要だと学びました。

普段からCRTや脈拍数、心拍など意識して見ることが大切だと感じました。

大事なポイントを抑えて迅速に気づける看護師になれるように勉強を頑張りたいと思います。