セミナー参加報告

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どうぶつ眼科セミナー受講報告

2023年07月29日

みなさんこんにちは、獣医師の園田です。

先日眼科セミナーに参加させていただきました。

今回は眼科疾患を観察する際に使う器具やさまざまな検査法について解説いただきました。

専門性が高いため、まだ診察の補助にしか入っていませんが普段やっている検査の目的やスリットランプという機械の使い方も学ぶことができたため、時間のある時に自分でも行ってみて普段の診察に活かせるようにしていきたいと思いました!

また、犬種や発症年齢も病気を絞り込んでいく上でかなり大事な情報となります。日本では芝犬が緑内障の後発品種と言われているように他の病気にもなりやすい子がいることを学びました。しっかり復習をしていきたいと思います!

リハビリセミナー

2023年07月27日

こんにちは😃

獣医師の足立です🐰

 

 

先日、当院のリハビリ専門外来を担当していただいている小笠原先生にセミナーを実施していただきました。

 

 

今回のテーマも、減量と科学についての続きでした。今までも、カロリーとはなにか?エネルギーはどのようにして使われるのか?など基礎的な事を習ってきましたが、より効率よく減量できるように栄養素について細かく教わっています。栄養素の中でも、今回は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸との違い、何が良くて、何が悪いのか?を学び、また減量中に筋肉が分解されないようにするには何を意識するべきか?を学び、最後に犬の減量を科学するという題材で栄養素バランスをどのように考えるべきか?適正なカロリー摂取量はどれくらいか?を考えました。

 

 

減量と言っても、ただ単にカロリーのみを抑えても上手く行かないため、効率よく減量していく方法を学び中です。ダイエット食は理にかなっているということもしっかりと理解できたため、引き継ぎ減量について学び、日々の診察に活かしていきたいと思います✨

若手獣医師症例検討会

2023年07月27日

みなさんこんにちは、獣医師の園田です。

先日、他病院合同の若手獣医師による症例検討会に参加しました!

今回十近くの病院の院長先生、獣医師がオンラインで集まり、日頃遭遇した外科、内科症例について紹介しカンファレンスしようというものでした。当院からも山野先生が経験した手術の症例を紹介していました!

よく遭遇する病気にも病院ごとに対応の仕方が異なるところがあったり、効果的な治療法の共有や情報が集まって非常に勉強になりました!

みなさんの中には当院に定期的に絞りにきてる肛門腺、時には破裂してしまうこともあるのですが、その際の対処法にも様々あると知って驚きました。

なんといっても立派に発表している先生方のほとんどが2年目であり、自分もますます勉強と診察に出ることの大切さを感じました!

皮膚塾参加報告

2023年07月23日

獣医師の園田です!
先日皮膚科のセミナーを受講させていただいてきました!

今回は初回ということもあり、皮膚症状の観察の仕方、そこから病気の絞って行き方をご解説いただきました。さらに症状としてよく遭遇するかゆみ、脱毛に対して検査法も交えて基礎的なことを学んできました!
数ある皮膚病から論理的に病気を絞り込んでいく考え方を教わりました。最近すこしずつ診察にも出ていますが、今後より正しく、飼い主さんにもご理解いただけるようしっかり自分の知識として吸収していこうと思っています!

JAHA年次大会2023

2023年07月23日

こんにちは。看護師の田村です!

7/22(土)、23(日)とスタッフ全員でJAHA年次大会2023に参加させていただきました。
各日、獣医師や看護スタッフ向けセミナーや、ホスピタリティプログラムなどがあり、私は看護師プログラムとホスピタリティプログラムに参加させていただきました。
看護師プログラムでは、保定と血液検査について聞きました。
看護業務で最も重要な業務の一つとも言える保定。猫ちゃんの保定のポイントとして、キャリー内での落ち着き具合はどうかしっかり判断する、キャリーから出すときは背後からゆっくりと出すようにし、パニックにならないように注意することです。
また、ワンちゃんの眼科の診察時の保定については、頭部を動かさないようにすることが大事なポイントです。しかし、頸部を強く抑えすぎると頸静脈を圧迫して結果に異常が出てしまいしっかりと検査が行えません。ワンちゃんの後ろから包み込むようにし、私たちは両脇を閉めてワンちゃんの肩甲骨を挟むように保定するのが基本姿勢です。その際は頭部は卵を掴む程度の力で保定します。
保定は、動物たちとのファーストコンタクトが大事になります。動物がどんな様子かしっかり観察してから保定することが大切です。その上で動物との信頼関係とともに保定への協力を得られるようなコミュニケーションの技術が身に付けられると良いです。
血液検査では、採血を行った際の検体の取り扱いの注意点や多く起こるミスについて学びました。また、血液塗抹の作成ポイントなどを聞き実際に明日からの業務でも取り入れていきたいと思いました。
ホスピタルプログラムでは、ハラスメントやストレスマネジメント、メンタルヘルスケアについてグループワークをしながらの講義でした。
他の病院の院長先生やスタッフの方と意見交換をしながらの講義は、自分にはない考え方や視点からの意見があり新しい発見が多かったです。
動物病院業界だけではないですが、若手スタッフにメンタル不調に陥りやすい傾向があるようです。相手への声かけや相談しやすい雰囲気作りなどを意識してスタッフ一人一人が働きやすい病院をしていきたいと思います。

野崎さんセミナー

2023年07月22日

こんにちは、看護師の松下です。

先日、社会労務士の野崎さんのセミナーを受けました。私は今年度の新入社員の教育担当をさせていただいているのですが、今回は教育担当としての数ヶ月の振り返りでした。

これまでの感想や改善点、今後について同じ教育担当のスタッフを話し合いをしました。

教える側の立場ですが、教えることで私たちも学ぶことがあり成長につながったと思います。

新人教育はこれからも続くので、今回の反省を活かしてがんばっていきたいです。

骨折整復実習

2023年07月21日

こんにちは、獣医師の江木です。

先日、整形実習に参加してきました。

テーマは、橈尺骨・中手骨・中足骨骨折に対するTITAN LOCKプレートの設置方法でした。

チタンは生体内で安定性の高い金属で、結合組織を介さず骨に接触し骨形成を促せて、感染を起こしにくいという特徴があり、獣医療でも使用されるようになってきました。

講義では、骨折整復する際のプレートの大きさや形状・スクリューの長さ・ドリルビットの太さの選び方、プレート設置の際に気をつけるべき解剖学的特徴、プレート設置時のコツなどを学びました。

その後、実際に前肢の模型を使用し中手骨、橈尺骨骨折をTITAN LOCKプレートを使用し整復しました。

1.5 kg未満の骨がとても細い超小型犬でも整復可能なΦ1.2mm(プレート幅3.3mm)のプレートを実際に使用してみて、慣れるまで大変でしたが綺麗に骨折を整復できた時はとても嬉しかったです!

骨折整復は原則がとても大切なので、術前計画をしっかりと練った上で、今回学んだ技術を必要な時に的確に使っていきたいと思います。

ピンクのプレートがΦ1.2mmのTITAN LOCK プレートです。

臨床病理セミナー

2023年07月19日

こんにちは!獣医師の市川です!

今月も臨床病理症例検討会に参加して参りました。

今回はリンパ腫の犬に関して発表させていただきました。

リンパ腫は比較的ステロイドの反応性が良いのですが、良すぎるゆえに急性に細胞融解反応(腫瘍随伴症候群)による播種性血管内凝固症候群が生じやすいということを学びました。

ステロイドの耐性も生じやすいとのことなので長期的に使う上では抗がん剤とうまく組み合わせて使う必要があります。

リンパ腫は全身に転移性が高い悪性の腫瘍のため抗がん剤が治療の第一選択になることも多いですが、使う薬剤の組み合わせによっては上手く効かないこともあるので注意してプロトコルを選ぶ必要がありますね😔

院内循環器セミナー

2023年07月17日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、院内で行われた循環器セミナーに参加させていただきました。

今回は猫の心筋症について学ばせていただきました✏️

内容は猫の心筋症の分類ごとの病気の特徴や、各々の診断に必要なポイントなどを専門医の先生の視点から教わりました!

病気のなりたちや実際の症例のデータに触れることができ、分かりやすく丁寧なセミナーでした✨

セミナーの後はスタッフの飼育している猫ちゃんに心臓のエコー検査を行い、セミナーで学んだことを復習しました!

セミナーで学んだことを直ぐに実践することで、とても有意義な時間を過ごすことができたと思いました。

一つでも多く専門医の先生から学び、明日からの診察に活かせればと思います❗️

橈尺骨整復外科実習

2023年07月17日

こんにちは!獣医師の市川です!

本日は『トイプードル犬種の橈尺骨整復術』をテーマに実際の骨折を想定してコンデュラープレートの設置法に関して学んでいきました。

トイプードル犬種は小さな体ゆえに若齢期での骨折が非常に多い上に、骨径も非常に小さく、プレートの設置に対する治療許容度が非常に小さいため、適切なプレートの設置やピンニングが再発予防の上でも大切になります。

骨折する場所によっても設置できるプレートの種類が異なり、今回は橈尺骨遠位骨幹端骨折を想定して、鶏の骨を用いてコンデュラープレートの設置を実施しました。

通常プレートの強度を維持する上ではプレートに対して2つのスクリューを設置しないといけないのですが、骨幹端骨折に対してストレートプレートでは十分な足場を確保できません。

一方でコンデュラープレートは先端がY字状になることで、2列並行でスクリューを設置できるため、骨幹端骨折のような足場が限られる骨折に対しては適応になります。

また骨癒合に対しても骨を物理的に圧迫させる直接的癒合と骨と骨の不安定から自分の力で再生させる生物学的癒合(間接的癒合)の2種類があり、整形学的には間接的癒合が推奨されています。

骨折端に対してスクリューの位置が近いほど骨は不安定性が減るので新しい化骨が形成されず、直接的癒合に近い状況が作られるのですが、コンデュラープレートは骨折端からの遠位端スクリューまでの距離が確保できる上でもより生物学的癒合を促すことができます。

今回の実習で設置のポイントを細かく教えていただきましたので、実際の症例でもより丁寧な治療が提供できるのではないかと思います。