骨折整復実習
2023年07月21日
こんにちは、獣医師の江木です。
先日、整形実習に参加してきました。
テーマは、橈尺骨・中手骨・中足骨骨折に対するTITAN LOCKプレートの設置方法でした。
チタンは生体内で安定性の高い金属で、結合組織を介さず骨に接触し骨形成を促せて、感染を起こしにくいという特徴があり、獣医療でも使用されるようになってきました。
講義では、骨折整復する際のプレートの大きさや形状・スクリューの長さ・ドリルビットの太さの選び方、プレート設置の際に気をつけるべき解剖学的特徴、プレート設置時のコツなどを学びました。
その後、実際に前肢の模型を使用し中手骨、橈尺骨骨折をTITAN LOCKプレートを使用し整復しました。
1.5 kg未満の骨がとても細い超小型犬でも整復可能なΦ1.2mm(プレート幅3.3mm)のプレートを実際に使用してみて、慣れるまで大変でしたが綺麗に骨折を整復できた時はとても嬉しかったです!
骨折整復は原則がとても大切なので、術前計画をしっかりと練った上で、今回学んだ技術を必要な時に的確に使っていきたいと思います。
ピンクのプレートがΦ1.2mmのTITAN LOCK プレートです。