セミナー参加報告

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接遇セミナー

2022年09月12日

こんにちは!獣医師の山野です!

先日接遇セミナーを受講しました。前回に引き続き、今回のテーマは動物たちと飼い主様へのホスピタリティでした。前回はグループごとに分かれてホスピタリティに関する目標を1つずつ設定しました。

各チームが考えた目標は、

飼い主様、スタッフとも心が暖まり院内の雰囲気をより良いものにする

待合室を過ごしやすくする

飼い主様からの質問に丁寧で納得のいく答えを返せるようになる

忙しい時でもキレイを保つ

飼い主様とペットちゃんの情報の把握を徹底する

どんな時でも飼い主様へ丁寧で優しいと思っていただけるような対応をする

でした

それぞれのチームが目標にむけて具体的な案を計画し、1ヶ月間取り組み、今回はその結果を報告し合いました☺️

どのチームも1ヶ月間積極的に取り組み成果を出していました👏👏✨

先月から待合室に温度計や扇子が設置されていたり、患者様やスタッフへのありがとうを形にしたありがとうの木が飾られていたのはご存知でしょうか?😳 これらは待合室を過ごしやすくするチームと飼い主様、スタッフとも心が暖まり院内の雰囲気をより良いものにするチームの成果のひとつです👀

その他にもたくさんの改革が行われたことでホスピタリティ溢れる病院に一歩近づけたように思います

これからも活動は継続して動物たちや飼い主様の心に寄り添った病院になれるように努力してまいりますのでよろしくお願いいたします🥰

循環器セミナー

2022年09月11日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

突然ですが、我が家は今の時期、基本常にエアコンがついています。

うさぎがいるので、夏はうさぎのために24時間冷房がついています。

4月ころからずっとつけっぱなしなのですが、最近涼しいので、とうとう脱エアコンを始めています。

エアコンを消すようになると秋を感じます…。

例年は特に支障はないのですが、今年はそういえば窓をあけるようになってから、やたら涙と鼻水に悩まされています💦

ついに、花粉症になってしまったのかもしれません( ノД`)

秋は過ごしやすくて好きな季節でしたが、思いもよらないところで妨害を受けています…。

 

さて、先日院内で行われた循環器セミナーに参加してきました。

今回のテーマは「僧帽弁閉鎖不全症」。

新人向けの内容も含まれていますが、基本的な部分も再確認を込めてしっかり受講しました。

 

僧帽弁閉鎖不全症は、犬、特に高齢の小型犬で多い心臓病です。

病院に来院される犬の心臓病の多くを占める病気で、聴診ではっきりとした心雑音が聴取されるため、

診断は比較的容易で、ワクチン接種などの際に偶発的に発見されることも少なくありません。

初期には症状を示さず、だんだん進行。

疲れやすい、咳、体重減少などの症状を引き起こし、悪化すると肺水腫、胸水、失神などの心不全症状により緊急来院されることもあります。

僧帽弁閉鎖不全症の診断は、聴診をきっかけに行われることが多いですが、

その他に、レントゲン検査、心エコー検査、心電図検査、血圧検査なども行われます。

診断に重要な検査は、レントゲン検査、心エコー検査ですが、

心エコー検査には熟練した技術が必要で、苦手とする獣医師は少なくないため、レントゲン検査のみで診断されることもあります。

しかし、レントゲン検査では心臓の大きさの変化はわかるものの、内部構造はもちろんわかりません。

また、一般的な心臓の大きさの基準値は決まっているのですが、実は動物種によっても大きさの基準値は変化します。

ミニチュアダックスや短頭種は大きく写りますし、イタグレやピンシャーでは小さく写ります。

レントゲン検査で心臓が大きいといわれた。とよく相談されますが、多くの場合で正常であることが多く、

精密検査には心エコー検査が必須です。

また、治療を開始した場合にも、よくなっているのか、進行はないのか、投薬が効いているのか?の判断には

心エコー検査が必要です。

僧帽弁閉鎖不全症をはじめ、心臓病は治せないことが多いです。

しかし、近年は手術成績の向上や診断技術の向上により、治ることも少なくないようになりました。

また、内科治療を続けていく場合も、しっかりとした治療により、生活の質を損なわずに治療ができるようになってきました。

私自身、獣医循環器学会認定医として、よりよい心臓病治療のお手伝いができたらいいなと思っています。

 

若齢で心臓病といわれた

レントゲン検査のみで投薬をはじめた

投薬しているのに症状の改善がない

など、心臓病にまつわる心配事があればいつでもお気軽にご連絡ください✨

皮膚科セミナー🍚

2022年09月11日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近涼しくなってきて、秋の訪れを感じますね。

先日の中秋の名月はご覧になりましたか?

ちょうどいい天気だったので、キレイな月がみえました!

帰宅した後、お団子まで食べて満足です🍡

 

先日、院内で皮膚科のセミナーに参加しました。

今回のテーマは、「食事で皮膚を治す」

皮膚のかゆみやフケのトラブルは、犬のトラブルとしては非常に多く、当院でもたくさんの方にご質問いただきます。

皮膚のかゆみの治療は、かゆみ止めの内服や外用薬、シャンプーなどのスキンケア、食事やサプリメントなど、

いくつかの方法を組み合わせて行われることが多いです。

かゆみの原因にもよりますが、皮膚の雑菌や、カビ、ダニなどの感染症を除くと、

多くの原因が“皮膚炎”と呼ばれ、犬アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、ノミアレルギーなどがそれにあたります。

特徴は、顔やわきの下、内股、指の間などに左右対称にかゆみを生じ、時に皮膚が赤くなったり腫れたりする点です。

特に犬アトピー性皮膚炎は、柴犬やトイプードル、ウエスティ、フレンチブルドッグなどでよく認められますが、

どの犬種でも発症する可能性があります。

 

これら皮膚炎のうち、食事だけで完治する可能性がある病気は、

“食物アレルギー”です!

人間の食物アレルギーというと、蕎麦や落花生のように、食べたらアナフィラキシーショックを起こしてしまうような

ものをイメージするかもしれません。

しかし、犬の食物アレルギーは、慢性的なもので、食べて突然アナフィラキシーを起こすより、

日常的に摂取することで、下痢や嘔吐、かゆみを起こす病気です。

人で行われるような血液でのアレルギー検査の有効性は低く、精度は60%程度と言われるため、

当院では、積極的な血液検査よりは、除去食試験と言って、いままで食べたことの内容な食事を与えて、

かゆみの変化を見る検査を行うことが多いです。

食物アレルギーの特徴として、

①年齢に関係ないかゆみ(犬アトピー性皮膚炎の多くが、1~5歳程度で発症します。しかし、食物アレルギーは1歳以内の発症が多いといわれています。)

②季節性のないかゆみ(犬アトピー性皮膚炎は夏にかゆみが強くなる病気です。しかし、食物アレルギーは食べているものを変更しない限り、年中かゆみが続きます。)

③消化器症状(軟便、下痢、便回数の増加、放屁などの症状が同時に認められることがあります。)

と以上のようなものが挙げられます。

こういった症状がある場合は、食事変更により完治させてあげることができるかもしれません✨

 

一方、犬アトピー性皮膚炎では、食事変更で完治させることは難しいです…💦

しかし、犬アトピー性皮膚炎では、敏感肌であることが多く、皮膚の環境が悪化していることがかゆみにつながります。

そのため、たんぱく質や必須脂肪酸などが豊富な食事に変更することで、皮膚の環境を改善し、かゆみの低減に役立ちます。

特に必須脂肪酸は単独でもかゆみや炎症を抑える効果があり、非常に効果的です。

 

皮膚症状のすべてが食事で解決するわけではありません。

しかし、皮膚は全身を映す鏡ともいわれ、食べるものと皮膚の状態は密接に関連しています。

人でも、良いものを食べていると肌艶がいいですよね?😊

当院では現在、皮膚病用の療法食に力を入れており、通常よりもお得に食事療法を開始することができます。

興味がある方は、ぜひスタッフまでお気軽にお申しつけくださいね🍚

研修医セミナー(犬の脱毛症について)

2022年09月08日

こんばんは!獣医師の江木です。

昨日犬の脱毛症について学んできました。

まず、脱毛症を発症年齢で2つに分けると1歳未満の先天性脱毛症と1歳以上の後天性脱毛症に分けることができます。

先天性の脱毛に多いのは

・体の一部分の脱毛

・ブルーやグレーなど淡い色の被毛の脱毛

・黒色被毛の脱毛

が挙げられます。

一方、後天性の脱毛で痒みを伴わないものは毛周期の異常が考えられます。

毛周期異常の脱毛は

・ホルモン産生の異常を起こす疾患により引き起こされる

・身体的異常はないが、毛そのものの異常で成長しなかったり、季節性の脱毛が起こる

ことがあります。

そのため、脱毛の原因を探るには、臨床像をみるだけでなく、ホルモン産生異常を起こす疾患が隠れていないかを疑う必要があるため、身体検査がとても大切であることを学びました!

脱毛は徐々に毛が抜けて毛が薄くなっていることもあるため、健康診断時であっても脱毛を見逃さないよう気にかけて診療していきたいと思います✨

内科セミナー

2022年09月07日

こんばんは、獣医師の井上です🐈

先日、zoom で小笠原先生による研修医内科セミナーを受講しました。

問診や身体検査、今までの経過等をもとに鑑別診断をあげ、順序をたて検査していくことの意義を教えていただきました。

検査を全部することは見逃しをせず大事ですが、動物の負担や費用等を考えると鑑別に当てはまるものから必要な検査をやっていくのも大事ということですね。

これには病気を予測して道筋をしっかり立てる必要や鑑別診断の多くの知識が必要になってきます。

とても稀なものも含めて多くの鑑別を検査や触診に加えて問診を上手に使い、見分けていけるように日々の診療に活かしていきます。

研修医セミナー(カルテの記録法)

2022年09月07日

こんばんは!獣医師の江木です。

先日カルテの書き方について研修医セミナーで学んできました。

患者さんの情報を客観的に記録するためにPOMR(Problem Oriented Medical Record:問題指向型診療録)という診療記録法があります。

具体的に

主観的(Subjective):問診内容

客観的(Objective):院内での検査内容

評価(Assessment):診断結果

方針(Plan):治療内容や再診の日など今後について

の4項目(頭文字をとってSOAP)に分けてカルテを書くことで、分かりやすく表記することができます。

こうすることで、前回の診察とは別の獣医師が診察しても患者さんのこれまでの情報を正確に理解した上でお話しすることができるのです🌟

電子カルテでは診察記録をつける時、自動的にこの4項目が表示されそこに記録することができます。

すぐにペンで記録できることから紙カルテに頼りがちですが、電子カルテでPOMRに基づく診療記録を分かりやすくつけていけるよう今後も意識して診察していきたいと思います!

整形外科セミナー①

2022年09月07日

こんにちは!獣医師の山野です。

先日整形外科のセミナーを受講しました。全12回あるうちの第1回目ということで、今回は身体検査をテーマに教えていただきました🐶🐱

当院ではワクチン接種の前などで身体検査をされることが多いのではないかと思いますが、実は身体検査は診察室に入られた時点からもう始まっています😎 診察室に入った様子で性格や歩き方、体格、呼吸状態などをチェックしています

目で観察し終えたら、触診を行っていきます。怖がりさんな動物さんにはいきなり触らず、まずは撫でるように皮膚や体壁を触診して大まなか評価から開始します☺️ 動物さんがリラックスした状態になれば通常の身体検査を進めていきます。

身体検査は頭部、頚部、胸部、腹部、リンパ節、筋骨格系といったように部位ごとに触診します整形外科のような筋骨格系の疾患はまず触診が大事です。触診で動物さんの痛みや症状がある所を的確に絞らなければなりません💪

今回教えていただいた身体検査の内容はとても詳細で、今まで自分が行ってきた身体検査を見直すとてもいい機会でした今回の学びを糧にしてより良い身体検査を心がけていきたいと思います!

CTセミナー

2022年09月06日

こんにちは、獣医師の久米です

先日CTセミナーを受講しました。

今回のCTセミナーでは鼻腔〜胸腔の読影方法を教えていただきました。

鼻腔では左右の対称性や骨融解の有無が大切になります。読影に慣れてくると、主訴やCT画像上の所見からだいたいの腫瘍の目星はつくようです👀

実際の症例の画像をみてディスカッションしながら進めましたが、○○な気がする…○○かもしれないと曖昧な読影しかできずまだまだ勉強が必要だと実感しました。

胸腔のCTではさまざまな疾患が適応となり、得られる情報が沢山あります。

エコー検査では見ることの難しい肺ですが、CTは空間分解能が高いため病巣の細かい位置や、どこから発生したものなのか知ることができます。

腫瘍性病変では肺が原発なのか、それ以外が原発巣なのか見ることが大切です。微妙な色彩の変化や、小さな結節も見逃してはいけません。

こちらも実際の症例の画像を用いてディスカッションしながら進めましたがとても難しいっ💦

読影になれてないため、小さな結節の見逃しや病相の発見にとても苦戦しました

当院ではCTの読影を専門の先生にお願いすることが多いですが、自分で読影する能力をしっかり身につけたいと感じた時間でした!

オーラルケアセミナー🦷

2022年09月05日

看護師の渡辺です。

先日オーラルケアセミナーを受講してきました。

早速ですが皆様はわんちゃんねこちゃんの歯磨きなどの口腔内ケアは行っていますか?

歯ブラシ、歯磨きシート、歯みがきガム、動物病院での歯石除去などなど。

今はペットショップに行くと沢山のケア用品が売っていますよね🦷🪥

それほど身近なケアになっている口腔内ケアですが、歯磨きは侮ってはいけないんだな、と再確認出来たセミナーでした。

現在家庭犬・家庭猫ちゃん達は犬が8割、猫が7割の割合で歯周病になっているそうです。

これは海外のデータで、日本は特に小型犬が多いのでもしかしたら9割のわんちゃんが歯周病の可能性があるんです😱

歯周病の原因は歯垢で、歯石はなくても歯周病に・・・!

(真っ白な歯の子でも実は歯周病!なんてことも沢山あるのだとか。)

イタリアングレーハウンド、ミニチュアダックス、3kg以下の小さめのトイプードルが特に歯のトラブルになりやすいそう。

私、家族にダックスがおりましてセミナー後口の中を見たら歯の内側に歯石と歯垢がしっかり着いておりました💦

ダックスとイタリアングレーハウンドは内側が歯周病になりやすいという・・・!!

まさに我が家でした😭

お口の中のトラブルというのは歯周病だけではなく、歯が折れてしまう破折(はせつ)、噛み合わせ、折れた事による神経の露髄(ろずい)などがあります。

硬すぎるガムで歯が折れてしまったり、大型犬はサッカーボールなど噛めないサイズのボールで歯を摩耗したことにより歯が欠ける・・・

という事も。

ガムの硬さのオススメはハサミで切れるくらいの硬さが目安で、硬すぎるものは欠ける原因になってしまうそうです💡

そして、もしガムを与えるなら歯磨きと併用がおすすめです!

効果的には歯ブラシ>ガム

ブラシが苦手だよ〜💦という子はいきなり歯磨きせず口周りを触るところから徐々に始めていきましょう!

最後に・・・

最近ご自宅のねこちゃん、わんちゃんくしゃみや鼻水が出てませんか?

口の中を気にしたり、固いものをいやがったりしませんか?

もしかしたらお口の中にトラブルが起こっている可能性があります!

気になったらかかりつけ医へご相談ください🎶

当院にもお口の中のケアグッズの取り扱いがありますので気になったらスタッフへお声かけくださいね!

ありがとうございました!

歯科セミナー

2022年09月05日

こんにちは!獣医師の市川です!

今回は歯科のセミナーに参加させていただきました🦷

主に「歯科レントゲンの撮影法や読影法」をメインに学ばせていただきました。

歯科の認定医の先生に講師をしていただきながら、参加者全員で様々な症例に対してディスカッションを行い、知見を深めていきました❗️

実際に思っていたレントゲン画像を撮ることは非常に難しく、練習が必要だと思いました😥

実際に模型を使ってレントゲン撮影を行う方法を教えていただいたので早速練習していきたいと思います。

得られた知識は最先端のものばかりだったので明日からの診療に役立てるように頑張っていきたいと思います!