超音波実習👩🔬
2023年03月03日
こんちには!獣医師の山野です!
先日石川先生による超音波検査実習がありました👩🔬
今回のテーマは腸管を上手にみれるようになるにはでした🤔
おもちゃやタオルなどといった食べ物以外を飲み込んでしまった!という異物誤飲の患者様にはすごくよく遭遇します😨
特にやんちゃなわんちゃんに多く、異物誤飲のくせがある子は何回も繰り返す傾向があります😅
異物を食べてしまった場合、食べてから数時間であれば胃で留まっている可能性が高いので、吐き気を催すような薬を使って吐かせることが多いです。
ですが、食べてから6時間以上経過して胃を通過していそういたり、そもそも食べたかどうか怪しかったり、吐かせるにはリスクが高い異物(紐、鋭利なものなど)であったりした場合は超音波検査をして腸管全域を追っていきます🔍
腸管は下の図のような構図になっています(人の画像ですが💦)
胃→十二指腸→空腸→回腸→結腸→直腸
となっていて、十二指腸、空腸、回腸をまとめて小腸、結腸と直腸をまとめて大腸とよんでいます。
異物が詰まりやすい部位は胃の出口(幽門)、十二指腸のカーブするところ(十二指腸曲)、空腸と回腸の繋ぎ目(空回腸回盲部)の3つです。この3つは道が細くなっていて異物が通りにくくなっています😖
今回の実習ではこの3つの部位の出し方と、異物が詰まっていると見えるような超音波所見について、スタッフのわんちゃんに協力してもらって実際に腸管を見ていきました😌
診察でも活かせるように繰り返し練習していこうと思います✨️