セミナー参加報告

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研修セミナー(画像診断)

2022年06月19日

こんにちは!獣医師の久米です。

先日、研修医セミナーの画像診断編を受講しました。

普段はルーチン的に右ラテラル(右横臥位)VD(仰向け)、必要であれば左ラテラル(左横臥位)の順ででとることの多いレントゲン検査ですが、実は左ラテラルから撮影をすると見えてくるものが違ってきます。左ラテラルから撮影を行うと、ガスが十二指腸に分布するため、異物の有無を確認することだができるようになります!レントゲンの撮影順序を工夫するだけで、ガスの分布が変化し見えなかった、見えにくかったところが見えてくることは知らなかったのでとても勉強になりました

胸部レントゲンの読影方法についても教えていただきました!肺胞パターンや、間質パターン、気管支パターンなど学校で教わったことはありますが、実は分かりやすく簡便化されており本来の意味とは少し違うということを学びました!

実際の症例を交えながら説明していただいたので、とても分かりやすかったです。

正しい読影を行うことが正しい診断を行う為の一歩につながるので、今回のセミナーを活かしてレントゲン読影にチャレンジしていきたいと思います!

臨床病理症例検討会

2022年06月17日

こんにちは!獣医師の山野です!

今月も臨床病理に関する症例検討会に参加してきました!
我らが市川先生が今回発表した症例は猫の真菌性リンパ節炎というとても珍しい疾患でした😳
症例の猫ちゃんは免疫が落ちていて全身が菌に負けている状態でした。猫ちゃんのリンパ節内の細胞を抜き取って検査すると、リンパ節内の免疫細胞の中に菌がびっちり詰まっていました!普段なかなか見れない光景だそうで、とても貴重なものを見れたと思います✨
次回は私たち新人獣医師も症例発表をしていきます😎頑張ります😎😎😎

外科セミナー

2022年06月16日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

どうやら梅雨が始まったようですね☔

天気の悪さを感じる日が増えてきました。まだ、いやーなジメジメしている感じは薄いですが、

これから夏本番、暑さ&ジメジメ対策をしていかなきゃですね💦

さて、先日大阪で開催された外科実習に参加してきました。

実はこの外科実習、3年ほど前のコロナ禍以前にも参加していたコースなのですが、

各地から参加者が集うため、コロナ禍での開催が困難で、ずっと延期されていたものです…。

ようやく感染対策をしながら実習できる状態が整ったため、また定期開催されることになりました。

外科学全般に対する知識および技術を習得することが目的のセミナーで、最終試験に合格するとヨーロッパの団体から認定がもらえます。

なお、当院では、副院長の須郷、院長の水野がすでに認定医です✨

私も認定目指して頑張ります!

 

さて、今回の実習では、

初日に消化器、泌尿器外科として、食道切除吻合、胃固定、腎臓切開、腎臓摘出、尿道切開、尿道造瘻などの実習。

翌日に胸部外科として、食道に対するパッチ(横隔膜、心膜)術、肺葉切除、心膜切除など

を行いました。

 

日常的に行う手技ばかりではなく、遭遇頻度の低い手術もありますが、

緊急的に行う必要がある手術もあり、技術の習得により、より安全により迅速に対応できるとおもうので、とても勉強になりました。

また、普段じっくりと俯瞰で見ることのできない胸部や心臓の解剖についての理解も深まり、新たな発見もありました!

外科手術は繰り返し練習しないと、技術の向上が難しい分野でもあるので、

録画教材で勉強したり、基礎的な知識を反復学習するなど、実際に体を動かす実習の経験をフルに活用できるように

日々研鑽を積んでいきたいと思います!

 

 

写真は今回いただいた「犬鳴豚天丼」です♪

職業柄なのか、名前に動物の名前がたくさん入っていると、興味が沸きます✨

歯科セミナー

2022年06月16日

こんにちは、獣医師の森本です!

先日、歯科のセミナーに参加させていただきました。

少人数で行うセミナーで、講師は歯科の認定医の先生でした!

まず、実際に講師の先生が施術しているところを見学させていただいたのですが、普段自分たちが行なっているものと比較し、丁寧かつ的確な処置でレベルの違いを感じました。

数回にわたるセミナーなので、セミナーが終わる頃には講師の方に少しでも近づけるよう精進していきたいと思います✨

麻酔科セミナー

2022年06月12日

こんにちは!看護師の縄井です。

 

先日、石塚先生に麻酔セミナーを開催していただきました。

内容は、麻酔薬の鎮痛鎮静効果の違いや、作用機序、投与したあとの特徴、適合症例などを詳しく勉強しました。

 

例えば、メデトミジンという‪α‬2受容体作動薬は鎮痛補助薬(他の麻酔薬と併用)として使われることが多く、鎮痛効果は高いが麻酔から覚めるまでの時間は他の麻酔薬と比べて遅いという特徴があります。

 

また、一時的に徐脈と血管の収縮が起こることによって高血圧になりますが、その後徐々に血管収縮が収まってくるため低血圧になりやすいことも注意して麻酔管理していく必要があります。

 

投与した薬によってどのような反応が体に現れるのか予測しながら行動するために今後もしっかりと勉強していきたいと思います!✍📚

麻酔セミナー💊

2022年06月10日

こんにちは!獣医師の山野です。先日石塚先生による麻酔セミナーを受講しました。

今回のテーマは鎮痛薬でした💊

普段私たちは麻酔をかける時に、動物を眠らすことにプラスして鎮痛薬を投与しています。麻酔中は眠っているので「痛い!」を認識されなくても、手術中に記憶されてしまい、麻酔から目覚めた後に「痛い!」を感じてしまうことになります。つまり手術中にきちんと痛みの管理を行うためには、必ず鎮痛薬の併用が必要になります。今回は鎮痛薬をどのようなタイミングで投与するのか、どんな鎮痛薬を投与すれば動物の負担を減らせるのかということについて学びました✏📖

たくさん教えていただきましたが、一部を抜粋してお伝えすると、麻酔前に投与する鎮痛薬としてメデトミジンという薬があります💊メデトミジンは鎮痛を補助するような薬で、料理で言う味の素のような位置づけにあります。麻酔前に使う以外にも、さあこれから皮膚を切るぞ!のような「痛い!」を生じるタイミングの前に使うことで、手術中の痛みをより抑えることができます🙆‍♀️しかし副作用として徐脈作用や呼吸抑制作用があるので、使用したあとはバイタルをしっかりチェックする必要がありますし、重度の「痛い!」には他の鎮痛薬が向いてる時もあります💊

このように、手術前、手術中そして手術後の、どのステージでどういうタイミングでどの薬を使うのが効果的なのか?について、常に頭の中で考えながら麻酔管理をしています。

今回学んだことを生かして、動物から少しでも負担を除けるように、痛くない手術を目指したいと思います!

リハビリ・シニアケアセミナー

2022年06月10日

こんにちは😃

獣医師の足立です🐰

 

 

先日、リハビリセミナーの一環としてのシニアケアセミナーを受講しました。今回のテーマは『筋力強化を効率化するために』でした。

 

 

シニア期の子に対して、若い健常犬と同じ筋力強化トレーニングを入れてもいいのか?この疑問に対して、やはりそれは過度な運動となってしまうため不適切なトレーニングとなってしまうそうです。シニア期の子たちは筋力が衰えてしまうため、効率よく筋力をつけていく必要があります。

 

 

筋力アップには高強度のトレーニングが有効とされてきた時代もあるそうですが、研究によって、低強度のトレーニングでも回数とセット回数によって、高強度トレーニングと同じぐらいの筋力アップが期待できると分かったそうです。またトレーニング間の休憩時間も長く取る必要はなく、呼吸や心拍が落ち着くような個々の最適な休憩時間を設けることが効率的と分かったそうです。

 

 

また効率よく筋力アップを狙うのであれば、関節を無理なく最大限に曲げ伸ばしを行うのがいいそうです。トレーニングのスピードも遅すぎると全く効果がないそうですが、速くこなす必要はなく、程よいスピードでのトレーニングで速くやった時と同等の効果が得られるそうです。

 

 

効率よく筋力アップを狙える方法が分かったので、これからのリハビリテーションに組み込んでいこうと思います!

研修医セミナー(救急🚑)

2022年06月09日

こんばんは、獣医師の江木です。

先日、第3回研修医セミナーを受講してきました!

今回のテーマは救急で、①痙攣発作、②ワクチン副反応、③突然の心肺停止についてでした。

 

①痙攣発作

体が突然震え始めることで気が付くことが多いですが、実は痙攣発作にはいくつかのタイプがあります。体の一部のみが痙攣するものから全身に起こるものなど様々です。

もし痙攣している様子を見た場合や、発作なのか分からない場合、可能であればその様子を動画で撮影しご相談ください。

またその際、命にかかわる発作であれば治療が必要となるため、1日に何回その様子が見られるかと、1回何分続くかもお伝えいただければと思います。

 

②ワクチン副反応

ワクチンの副反応といえば、人におけるコロナワクチン接種後の発熱や倦怠感を思い浮かべる方も多いでしょうか。

わんちゃん、ねこちゃんの混合ワクチンや狂犬病ワクチン接種後にも副反応がみられることがあります。

特に命にかかわる重度の症状は接種後60分以内(多くは30分以内)に起こり、ぐったりと力が抜けた状態になったり、呼吸が苦しそうになったりします。

他にも中等度〜軽度の副反応として、皮膚症状(痒がる、赤く腫れるなど)や消化器症状(嘔吐、下痢など)があります。

これらの副反応が起こってしまっても日中であれば対応可能な動物病院が多いため、午前中のワクチン接種をお勧めしています。

 

③突然の心肺停止

心肺停止は心臓と呼吸が止まっている状態で、全身に血液と酸素を送れなくなっているため、いち早く心臓を動かしてあげる処置をする必要があります。

心肺停止になるかならないかとは関係なく、意識状態が低かったり、呼吸の様子がいつもと違うと思った時は、なるべく早めに病院へ連れて来てあげてください。

 

救急の処置を必要とする命を救えるよう、沢山の知識と技術を今後も吸収していきたいと思います!

眼科セミナー👀

2022年06月08日

こんばんは🐰
看護師の野手です。
先日眼科のセミナーを受けさせていただきました。
今回は猫の角膜疾患でした。
角膜の浅いところには神経がたくさん通っているので浅い傷でも痛みを感じます。
目の傷を見る時は点眼をして専用の染色紙をつけると小さな傷でも目視で確認することができます。
中でも、猫のヘルペスウイルス1型感染症の症状には
流涙、結膜浮腫、羞明などがあります。
目をショボショボしていたり、瞼の内側が腫れている場合は感染症の可能性があるので早めの治療をおすすめします。
また、瞼の状態に異変が現れることもあります。
好酸球性角結膜炎や角膜黒色壊死症などは猫ヘルペスウイルスが原因で起こります。
瞼の縁に肉芽ができたり、壊死することもあります。
重度のときは手術が必要になってしまうこともあるので早めの診断治療をお勧めします💦

接遇セミナー

2022年06月06日

こんにちは!獣医師の山野です。

先日宮下先生による接遇セミナーを受講しました。今回は病院のクリンネスへの課題解決について各チームで結果を報告し合いました✨

前回私たちは6チームに分かれて、各チームで病院をもっと綺麗に使いやすくするにはどうすべきか話し合い、課題を見つけ、その課題の解決に対して1ヶ月間取り組みました!個人個人で病院を綺麗にしようという意識をもつことも大事ですが、チーム一丸となってひとつの課題に打ち込めたことで、目標が明確化され、より主体的に行動することが出来ました🙆‍♀️

6チームともすごくよく頑張って成果を出していて、実際に前よりも病院が綺麗になったなとか物が取りやすくなったななど思えることが増えました✨✨

これからもチームの活動は継続して、いずれは飼い主様に気づいていただけるくらい、病院をピカピカに出来たらいいなと思います✨

チームにわかれてフィードバックしている様子です。先生が各チームの成果をホワイトボードに書いてくださっています✏📖6チームとも頑張りました💮