セミナー参加報告

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リハビリセミナー

2022年03月14日

こんにちは😃

獣医師の足立です🐰

 

 

先日、リハビリセミナーを受講し、シニアケアについて学びました。加齢に伴って、筋肉の合成能力は弱くなり、逆に分解能力は増えていきます。その結果、筋量が減っていきます。この現象を止めることはできないので、今回はリハビリでこれをどうやってケアしていけばいいのか?のベーシックを習いました。

 

加齢に伴うサルコペニアは、完全に予防であったり元に戻すことはできません。高品質なタンパク質の摂取を増やしたり、筋力トレーニングをすることで、このサルコペニアの進行を遅らせることはできるとのことでした。

 

次回、高品質なタンパク質の摂取の仕方や、有効な筋力トレーニングについて学ぶので、これからの診察やリハビリテーションにしっかり活かしていきたいと思います。

JAHAシニアセミナー第5回

2022年03月14日

こんにちは、看護師の石井です🐈

先日JAHA主催のシニアセミナー第5回を受講しました。

今回はシニアの子のQOLの向上、介護用品の種類・使い方、褥瘡の予防の仕方を学びました。

シニアになってくると足腰が弱くなってくるため室内では滑りやすくなったり、散歩に行きたがらなくなったりすることがでてきます。ふらついたり、つまづくようになってきたら、散歩では平坦な道を選んだり室内の段差をなくすなど怪我をしないようにすることが必要になってきます。

歩くことができる子にはなるべく自力で歩かせるようにし、首に負担をかけない様にハーネスを着用させ、転びそうになった時はハーネスを持って支えてあげると首も痛めず、体を支持できるそうです。

寝たきりの子だと飼い主様が夜も2~3時間おきに起きて体位変換をするご家庭もあります。そこで褥瘡防止マットというものがあり、高反発で且つ通気性も良いため夏も冬も使用する事ができます。マットを敷くことで動物も骨が当たる痛みが軽減しよく眠れる、飼い主様も夜中に起きて体位変換する回数が減るためとても良いと思います。

シニアの子の介護はほぼご自宅でのお世話になるので飼い主様の不安、心配ごとに少しでも力になれるようにお話していきたいと思います。

VETS ACADEMY麻酔・疼痛管理コース第5回

2022年03月13日

こんにちは、看護師の石井です🐈

先日Webの麻酔セミナーを受講しました。全5回で今回が最後のセミナーでした。

今回は前回までの振り返り、質疑応答でした。

手術に関わるにあたり、不安なこと・聞きたいけどなかなか聞けなかったことを麻酔専門の先生に聞くことができ、とても有意義な時間にできました。

すぐにでも実践できることを教えて頂いたので、今後手術に関わる際には実践して行きたいと思います。また、聞きたいことは積極的に質問して知識を高めていこうと思います。

循環器セミナー

2022年03月12日

こんにちは、獣医師のあさぬまです。

最近は、朝晩も暖かくなってきて春めいてきめますね!

過ごしやすい季節になったな。と思いますが、

昨年の今頃の写真を見てみると、今よりも薄着で、今年はまだまだ寒いんだな。

と感じています。

三寒四温ですが、体調に気を付けて皆さんお過ごしください!

 

さて、先日循環器のセミナーが開催されました。

今回のテーマは、「肺高血圧症」です。

肺高血圧症と聞くと、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか?

ただの高血圧症はどうですか?耳なじみのある方が多いのではないでしょうか?

体にはそれぞれの場所に応じた血圧があります。

体全体の血圧が高くなるものが、高血圧。

肺に向かう血液の圧力が高くなるのが、肺高血圧です。

 

通常、肺に向かう血液の圧力は、25mmHg程度です。

しかし、それが上昇し、40mmHgを超えるようになると、肺高血圧と診断します。

肺の血液の流れが悪くなるため、うまく酸素を取り込むことができず、

疲れやすい、息苦しいなどの症状や、失神を起こすことが多いです。

診断は心臓エコー検査で行います。

肺高血圧にはいくつかの原因があり、それに応じて治療法が少し異なります。

犬フィラリア症や、肺血栓症、肺炎、僧帽弁閉鎖不全症なども原因になることがあります。

しかし、動物の場合、本当の原因を特定することが難しいことも多いので、治療反応などを見ながら判断することもあります。

治療方法として、一般的なものは、内服治療です。

肺高血圧の薬剤は数種類ありますが、どの内服薬も比較的高価です。

治療することで比較的長生きできる子もいますが、

多くの子は短命で、早いと数か月、一般的には1~2年で症状が強くなってしまったり、亡くなってしまうことが一般的です。

 

少し診断が難しく、診断されないこともありますが、

最近は認知度も上昇し、適切な治療が行われていることが多いです。

治らない失神などの症状は、脳の病気ではなく、心臓の病気の可能性もあるので、

気になる場合は、ご相談下さい✨

エキゾチックセミナー

2022年03月11日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、オンラインのエキゾチックアニマルのセミナーに参加させていただきました。

今回はハムスターの老齢性の病気とハムスターを診察するときのポイントを学びました。

ハムスターは1.5 歳をすぎるとシニア期といわれます。また、人間と同様に、高齢になると心臓病、関節炎、腫瘍性疾患が増えてきます。この病気の中には完治できないものも多く、生涯の付き合いになるものもあります。

ここで重要なのが、ハムスターの1 ヵ月はヒトの4 年に相当するということです。なので、挙げた病気の中には治療を行っても2 ヵ月程度しかもたないものもあります。しかし、ヒトでいうところの8 年に相当するのでハムスターちゃんからすると、かなり頑張ってくれたことになります。

なので、病気を診断されたハムスターちゃんのご家族様はハムスターちゃんとの日々を1日1日大事に過ごすことをオススメします。

ONE千葉どうぶつ整形外科センター研修

2022年03月04日

こんにちは、看護師の石井です🐈

先日、約1か月間の研修が終わりました。

整形・神経疾患の子が毎日のように手術・入院していてリハビリにも参加させて頂きましたが、手術前、入院期間中でも良くなっているのを毎日のように実感することができました。

リハビリの仕方を1から教えて頂き、考えながらマッサージやリハビリをし、自分がリハビリなどでかかわった子が良くなっているのを見れてとてもやりがいを感じました。

リハビリだけではなく、看護師として自分には何が足りないのか、自分がどんな看護師になりたいのか改めて考える良い機会となりました。

今後は、学んだことを実践し診察補助に役立てていきたいと思います。

口腔内環境を整えるジェル

2022年02月28日

 

先日、IMMUNITYさんより発売される4製品についてご紹介頂きました!

 

KGタブレット/PGカプセル

〝腸内環境を整えてアトピー性皮膚炎の改善〟に効果があるサプリメント2種類💊

 

EVSミスト

〝ブドウ球菌の増殖を抑制し、皮膚バリア機能を回復〟させるミスト🌬

 

ERDジェル

〝口腔内菌の抗菌、歯周病・口臭の予防〟ができるジェル🦷✨

 

4製品になります!

 

 

その中でも特に気になったのが、ERDジェルです🦷

 

このジェルの主成分である『高濃度エリスリトール』は歯周病の主原因である菌を攻撃、菌の作るバイオフィルムも壊してくれます👊✨

 

このバイオフィルムはブラッシングでは除去することができないため、ブラッシングにプラスすることで歯周病予防にとても効果のあるジェルになっています!

 

 

皮膚炎の子は痒みのある皮膚を舐めてしまい、口腔内菌が皮膚のバリア機能を破壊することで更なる症状の悪化に繋がってしまう事があります。

 

そのため、皮膚炎の治療にプラスすることもお勧めだそうです🐶🪥

 

 

気になる方はスタッフまでお声がけ下さい!!

使用した子の写真を見せてもらいましたがすごく効果は期待できると思いました😌

CTセミナー

2022年02月28日

こんばんは!獣医師の井上です。

先日嶋崎先生のCTセミナーを受講しました。

今回は今までの総復習で全身のCT画像から病変部位を見つけ疑われる鑑別疾患を答えていくセミナーでした。

臓器ごととは違い、細かな病変がどこから派生しているのかの判別はとても難しかったですが、より実践的に総復習できました。

そしてCTでは、普段の体調に出てきていない臓器等にも色々な変化に気づくことができるスクリーニング検査としてもとても有用であると思いました。

今回の講義を生かしCTの際、画像診断医の診断が出る前に病変部位をある程度絞って早期発見につなげたいと思います。

腫瘍科セミナー第3回

2022年02月28日

こんにちは、獣医師の森本です。

先日、オンラインの腫瘍科セミナーを受けました。

今回は「軟部組織にできる腫瘍」について、勉強させていただきました。

軟部組織というと、想像がしずらいかと思いますが、主に骨以外の部位を指します。分かりやすく言うと、筋肉や脂肪、神経などがこれに該当します。

代表的なものだと脂肪腫がこの仲間です。

脂肪腫は皮下によく発生する良性の腫瘍で、身体に害を及ぼすことは稀ですが、時に巨大化して歩行などに支障をきたすことがあります。また。脂肪種の中には筋肉の間、脳や脊髄といった部位にできるものもあるので、注意が必要になります。

もちろん、脂肪腫以外にも様々な腫瘍があります。

共通して言えることは、早期に発見し、早期に診断しようということです!

なので、「前からイボがあり、急に大きくなってきた…」などのお悩みがありましたら、是非ご相談ください!

VETS ACADEMY麻酔・疼痛管理コース第4回

2022年02月27日

こんにちは、看護師の石井です。🐈

前回に引き続き、ウェブでセミナーを受講しました。

全5回コースで遂に4回目まで来ました。少しずつではありますが、最初のころに比べると理解できたこと、手術中に考えて獣医師に報告ができるようになってきたかなと思います。まだまだですが、、、

 

今回の内容は「術後の疼痛管理」でした。

術中は吸入麻酔などにより脳や運動神経から痛み刺激が伝わらないため、適切な麻酔管理で痛みは感じにくいですが、術後麻酔が醒めてから急激に痛みを感じてしまうので術後の不快感・痛みを軽減するためにも薬剤などを用いた疼痛管理は必要だと思いました。

疼痛管理では、術後のみではなく術前から疼痛管理をする「先取り鎮痛」と術後の管理両方を行うことが動物にとって一番痛みを軽減できる方法だと学びました。

ただ、人と同じ様に動物も痛みの感じ方には個人差があり手術の内容だけで痛みの判断はしないこと。

術前・術後の様子をしっかり観察し、痛みのサインを見逃さないようにしてできるだけ動物たちが痛みを感じずに過ごせるようにサポートしていきたいと思います。