画像診断セミナー
2021年12月10日
こんにちは、獣医師のあさぬまです。
寒い日が多くなってきました。
皆さん冬支度はお済ませですか?
私は先日、車のタイヤをスタッドレスに変えてきました!
雪が降るかはわかりませんが、いざっていうときに慌てないために何事も準備が肝心ですね。
さて、先日画像診断のオンラインセミナーに参加してきました。
今回のテーマは、「消化器疾患の画像診断」です。
消化器疾患の中でも特に、小腸を中心に多数の病気や動画を交えて解説をしていただきました。
小腸の病気は、多くの場合慢性的な嘔吐や下痢が症状として認められます。
小腸は非常に長く、病気が存在する場所が小さいこともあるため、見逃さないように検査するためには、
・絶食、絶水
・排尿、排便を済ませる
・毛を刈る
などの事前準備が大切です。
また、超音波検査で見つかった異常が、悪性腫瘍なのか、炎症反応なのか、正常所見なのか?
は、重なり合う部分もあるため、確定診断には内視鏡検査が必要になることが多いです。
しかし、麻酔をかけなくても検査が可能な超音波検査で病気が推測できたり、
病気のある場所が特定できることで、次の検査(内視鏡か、手術か、内科治療か)の道筋を立てられることが多いため、
非常に有用です。
当院でも治りが悪い下痢や嘔吐、食欲不振の場合、積極的に超音波検査を推奨しています。
なにかお困りのことがあれば、遠慮なくお申し付けください。