CT院内セミナー
2021年11月25日
こんにちは😃獣医師の足立です🐰
先日、画像診断医の嶋崎先生によるCTセミナーを受講しました。今回は、消化器✨食道・胃・小腸・大腸のCT検査の撮影時の注意点、読影の仕方を学びました。
消化器は、炎症や腫瘍の区別がしにくいため、他の検査の内視鏡検査や超音波検査の結果も踏まえた上で診断していくことが大切だとのことでした。読影の仕方を学んだ際も、消化器は炎症と腫瘍との区別がしにくく、症状の聴取や超音波検査など一般的に行わさせていただいている診察でのデータが大切だと実感しました。また見落としがないように食道から大腸までの走行を追って読影するのですが、これが大変!腸は全長が長い上、お腹の中を上下左右くねくねと存在しているため、これを追っていくには鍛錬が必要だと感じました。
消化器のCT検査で最も有用なことは、急性腹症(イレウス)の診断です!いわゆる緊急手術が必要となるのか?の判断です。イレウスには、腸の詰まりがあるタイプと詰まりがないタイプとあります。腸の詰まりがあり、なおかつ血行障害がある場合は緊急手術の対象となります。超音波検査だけではなかなか判断がつけにくいのですが、CT検査では一発でその判断ができます。
今日習ったことを取得し、CT画像をより詳しく読影していきたいと思います。